2018年5月19日土曜日

180516 新宿中1クラス(BBカードの絵札を使った文法練習)




◆授業内容
1) 筆記体
2) 46音の復習
3) フォニックスビンゴ
4) AGO
5)月の名前を言う練習
※ディスレクシア的に,時の表現を覚えるのは難しいようです。(おそらく,時間感覚がそもそも少し特殊なのだと思います。)生徒たちも「月の名前/曜日が覚えられない~(もちろん書けない)」と言うので,せめて言えるよう,確認しました。 
「July / Augustはローマ皇帝の名前。この2つの名前が割り込んできたから,その後の月の名前が2つずつずれたんだよ。
SeptemberのSeptは「7」。sevenに似てるね。
OctoberのOctoは「8」。「タコ」は英語でoctopusというけど,これは古代ギリシャ語で「8」を意味するoctoと,「足」を意味する「pus」が合体した単語。
NovemberのNovは「9」。英語のnineとちょっと似てるね。
DecemberのDecは「10」。英語では「10年」のことをdecadeと言うんだけど,これにもdecが入ってる。」 
ちょっと覚えやすくなるといいのですが!

6) BBカードを使った文法練習(This is ... / Is this ...?)


※絵札を3~4枚,裏返しにして各自の前に重ねます。
自分の番が来たら,ひっくり返して絵を見て,3秒以内に文を作ってもらいます。
言えなかったり,間違えたりしたら,正しい文を教えて,次に自分の番が回ってきたときに言ってもらいます。
最初に自分の札が全部なくなった人が勝ち。


7) BBカードで神経衰弱(フォニックスで読める単語を読んでみる)
8)単語のディクテーション


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ここにいる生徒たちは,フォニックスの定着はディスレクシア的には順調に進んでいますが,きっと今頃学校で苦しんでいる子たちが全国的にたくさんいるのではないかと,案じています・・・
中学時代,とても英語で苦労してきたテュール君に,当時のことをかいてもらいました:

◆テュール君より
中学生の時は、確かに英語は僕も全くできなかったので、いろいろあの手、この手で逃げまくってました。
例えば、中学1年の時に単語テストが全く合格できず、再テストを5回くらいやっていた
ので、20個くらいの単語を100回くらい書いて先生に提出してから目の前でテストを受け,本当にできないことを訴えて、再テスト免除になったり,
授業中に指さないようにお願いしたりしながらやっていました。

・・・・・100回書こうが覚えられない。これがディスレクシアの特徴の一つですね。
それなら,同じ時間を,文法の定着やフォニックスの強化に使ったほうが,よほど有効です。