お話を伺ったところ、ハイパーレクシア(文字→意味への回路があまりつながっていない状態)だと判明。
家系的に語学を生かした仕事をしている人が多く、またご本人に聴覚過敏もあり、会話の面では非常に高い語学の才能がある方です。
しかし読み書きでは苦労しておられます。娯楽で読書した経験は一切ないとのこと。
すでに複数の外国語(非アルファベット言語)に堪能なので、「英語はこひつじさんにとって、非常につらい言語。なにも無理に英語をやらなくてもいいのでは?」と申し上げると、もう20年間英語から逃げてきたが、いよいよ逃げられなくなったと言うのです。
仕事の関係で、どうしても英検1級、IELTSで6.5かできれば7をとりたいとのこと。ライティングと単語対策を中心に、取り組んでいくことになりました。
ここ数年の英語学習の内容を見せてもらいました。往年の参考書をノートに貼って全訳。その根性は空恐ろしいほどです。
こひつじさんは、自分以外にも読字に困難を抱えている社会人はたくさんいるはずとの思いから、毎回の授業の感想を公開することに同意して下さっています。
ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします!
私は、極端に文字から意味に変換する機能が欠如している!! のですね。自分では、薄々気付いてましたが、 やっぱりそうだったのか、と納得してしまいました。
それを補完しようと、音声から推測する力に頼り過ぎて、 ますます文字から遠ざかっていたとは。。。
先生と一緒に日本語の文章を音読したとき、文字として読み、 音声化できるけれども、頭の中に状況が全く浮かびませんでした。
お会いしたウラジミール君が全く同じことを言っていたのは、 驚きでした。同じ星の宇宙人に出会えた気分です。 ウラジミール君に、 お会い出来て嬉しかったとお伝え頂けますでしょうか。
今日から新聞を切り抜いて、 文字から場面をイメージするトレーニングにかかります。
それから、単語見間違え読み間違え集も、作りたいとおもいます。
repetition, reputation
stable, suitable
など
塾始まって以来の最年長のチャレンジャーで、 先生にも多々ご迷惑をおかけする場面もあるかと思いますが、 中高生のような柔軟性を思い出し、 謙虚な気持ちで頑張りたいと思います。
こひつじさんが「がんばってね。めげることもたくさんあるけど」とさらっと言っていたのを、私は聞き逃しませんでした(T T)。