2018年6月28日木曜日

180625 国立中1・中3クラス


紺さんより:
中3クラス。
単語カードを使う時間は、読まない(音にしない)「gh」を、
フォニックスビンゴでは「ar」を扱いました。
やはり細部を見ない…というか「字面の雰囲気」で捉えているようです。
似た形の単語を読み間違えることが多い。
(例:foughtをforgetと、broughtをboughtと、読み間違える)
生徒さんは、自分の癖や効果的な方法を自分で見つけてほしいです。
引き続きトライ&エラーしましょう。

…ちなみに紺は、中1当時から「英単語は無理」と捨てた勢。
フォニックスビンゴや単語カードの学び方、私も学生当時に知りたかったわ〜!^p^


今日は中1クラスの子と少し雑談できた時間もありました。
「私の学生時は、フォニックスで教えてくれることはなかったんだよ〜」などを
話してみましたら、生徒さんは驚いていました。すごく純粋に驚かれたように思え
「私の時代は、やり方がなかった頃の昔の話」みたいな…年代ギャップを見た気になった。
このギャップに私の悔しさはなくて、むしろ嬉しくなりました。

2018年6月24日日曜日

180622 新宿金曜中2クラス


こんにちは、ピノコです!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:ar)
3.AGO:7分間英語での会話
4.不規則動詞活用
 (1)かるた
 (2)ぼうずめくり(先生に提示された単語を自力で読み、活用をいう)
 (3)手元の山札から1枚を表に返して活用をいう
 (4)先生が提示した単語の活用を30秒以内に書く
5.英文音読:プログレスのワークブックより
 (1)空欄に単語を入れながら、和訳
 (2)1人1文音読
 (3)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
6.神経衰弱:肯定文は否定文に、否定文は肯定文に
7.文法問題:文中に適切な前置詞を入れる

授業風景:
今回は、筆記体の紹介をしたいと思います。
筆記体は、今のもじこ塾全てのクラスで授業の最初に行っています。この筆記体の時間が今回の授業から少し変わりました。具体的には、今までキリのいいところまで書いて終わりだった筆記体の時間ですが、今回から10分間という時間で区切ることになりました。


初回の様子を見ていると、10分間黙々と筆記体を書くことでいつもよりも、集中の度合いが深かったように思います。集中して書いている為か、いつもより早く、綺麗な筆記体を書いている生徒さんもいました。

それでは、ピノコでした!!

2018年6月23日土曜日

180620 新宿水曜中3クラス


こんにちは、ピノコです!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:sight words)
3.AGO
4.お茶をしつつ発音テスト・自己紹介
5.英文音読:バベルの塔の話
 (1)1人1文音読し次の人が和訳
 (2)先生の後に続いて音読
 (3)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
 (4)ノーミスチャレンジ:英文を読み、間違えるまで(英文をどこまで読めるかを競う)
6.神経衰弱:否定文に変換
7.ディクテーション:音読に使った文章より




8.文法問題:適切な前置詞を入れる

授業風景:
今回は発音テストについて書こうと思います。


このテストは、グーグルの音声認識機能を使って行っています。中学1年生〜高校生、助手達まで発音テストに参加し、上位5位までが発表されます。
このクラスの生徒さんも高得点を出していたので、結果発表が楽しみです。

それでは、ピノコでした!!

2018年6月21日木曜日

180618 国立中1クラス

◆授業内容

1) 筆記体
2) 英語の46音の復習
3) 単語のディクテーション
4) AGO
5) BBカードの絵札で文を作る( This is ... / He has ...)
6) 5)で作った文をブギーボードに書く

◆紺さんより
今日は中1クラスの授業に、少し参加させてもらいました。
引いたBBカードの絵柄を見て、言えることを英語で口頭で答えたり
(This is a cute hat. など)、AGOで遊んだり、 先生が口頭で言う英文を聞き取って書く(ディクテーション)練習もしましたね。
私はフォニックス知識も定着も浅く、音を聞き取れても、字が選べず
スペルできないこともあります。練習します。







2018年6月20日水曜日

180613 新宿水曜中3クラス

※当ブログにお越し下さり、ありがとうございます。
記事掲載の翌々日、もじこは飼い犬に手を噛まれました(文字通り)。
このため、パソコンでの入力が困難になっています。
しばらく、助手たちによる報告をお送りします(^_^)。
どうぞよろしくお付き合い下さい。

~~~

こんにちは、ピノコです。




授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:ou/ow)
3.お茶をしつつ英語で自己紹介(5文+過去形の文)
4.英語で数を数えましょう!:1〜100までの7の倍数と素数で手を叩く
5.英文音読:ハチ公より
 (1)1人1文音読
 (2)前の人が読んだ英文を和訳し、次の英文を読む
 (3)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
6.AGO(英語版ウノ):7分間英会話
7.神経衰弱:現在完了形に変換
8.文法問題:会話文(和文)を英訳・howの後に単語を入る)




授業風景:
今回は『英文音読』について少しご紹介したいと思います。
英文音読は毎回まったく違った内容の英文を読みます。以前、このクラスではリンカーン大統領のエピソードやワシントンの桜の話などを読んできました。最近では、純粋に読むだけではなく空欄に単語を補充する文法問題と絡めた英文もあります。しかし、今回のハチ公が題材の文章は純粋に読むだけの文章でした。
ハチ公が題材の文章と聞いて『あら?』と思う方もいらっしゃることでしょう。そうなんです!以前にも、ハチ公の文章をこのクラスでは扱いました!!
もちろん、以前と同じ箇所ではないのですが、同じ本から抜粋しています。
こうして4月に読んでいた文章を2ヶ月経った今読むと、あくまで素人感覚ですが『・・・読めるようになってる!!』と正直驚きました。

それでは、ピノコでした!!

2018年6月18日月曜日

180615 新宿金曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。




授業内容:
1.筆記体
2.AGO
3.ビンゴ(テーマ:au/al/ou/ai)
4.ティーブレイクしつつ発音テスト
5.不規則動詞活用
 (1)かるた
 (2)ぼうずめくり(3分間)
 (3)ブギーボードに活用を書く(20秒以内)
6.英文音読:プログレスのワークブックより
 (1)先生が文章を読みながら、括弧内の動詞を適切な形に変換
 (2)1人1文英文を音読し、先生が和訳
 (3)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
7.文法問題:対応する単語を入れる

授業風景:
以前より書く課題が増えたので少し大変かもしれませんが、みんな一生懸命頑張っています。






ピノコでした!!

2018年6月16日土曜日

もじこ塾は学校とどう違うの?

取材に際し,中学生にヒアリングを行い,「もじこ塾は学校とはどう違うの?」という質問に答えてもらいました。

◆板書がない。ノートをとらなくていい。
- 学校よりわかりやすい。 
- ノートがないほうが覚えやすい。
- 板書があると,写すのに必死で,内容が理解できない。
- 黒板に書かれると速すぎる(すぐに消されてしまう)。

◆対話が多い。
- 覚えやすい。
- 眠くならない。
- 楽しくやろうという雰囲気。
- (授業で)しゃべってストレス発散して帰る場所。
- 「何分間でこれを解け」ではなく,みんなで一緒に問題を解くのが良い。

◆宿題がない。
 - 来るときに「宿題やってない」という罪悪感がない。
- 書くタイプの宿題は作業になってしまい無意味。覚えられない。

◆フォニックスを教わったこと。
 - 自分たちのような人にはフォニックスは絶対必要。
 - 綴りを覚えやすくなる。
 - 教科書の文章の丸暗記が不要になる。
 - 暗記がしやすくなる。
- 文法の理解が進む。 
-「ボストンレッドソックス」と英語で書けたのでびっくりした。
- 読めるようになると、書けるようになった。

◆筆記体を教わったこと。
 - 筆記体なら単語の綴りを覚えられる。
 - 筆記体のほうが字がきれいになる。
- クラスで,自分だけが黒板に書かれた筆記体を読めた。

◆間違っても怒られたり,笑われたりしない。 
◆先生が前にいて黒板があり,机が並んでいる,というスタイルよりあったかい。先生との距離が近い。 
◆お菓子が出てくる。

◆一般の少人数指導よりわかりやすい。いま何をしているかが分かる
◆授業構成が毎回同じなので,取り組みやすい。



LDは,learning disability(ラーニング・ディスアビリティ,学習障害)だけでなく,learning difference(ラーニング・ディファレンス,違う学び方)の頭文字でもある。
ここにいる生徒たちは,違う方法でなら学べる子どもたち。生徒が苦労しながらも「分かった!」と感じるのを,教えていて実感できる。
そして重要なのは,LD用の英語の教え方が,LDでない生徒にも分かりやすいということ。現に,私は今も予備校で,もじこ塾での方法を取り入れて教えているが,授業能力がさらに向上したのを感じる。
2020年の学習指導要領改定を控え,小学校英語必修化から大学入試まで,英語教育の現場は混迷を深めている。ディスレクシアに適した指導方法はあらゆる生徒に分かりやすいという点で,2020年以降の英語教育へのヒントになると感じている。」

2018年6月15日金曜日

180606 新宿中1クラス

テュール君より

こんにちは、
今日は、朝日新聞さんが取材に来ました。

最後の30分だけ授業の様子を見てもらいました。
ビンゴと書き取りを見てもらいました、理由は、一番ディスレクシアの特性が出る内容だからです。

ディスレクシアといっても人それぞれ、症状や文の見え方とらえ方は様々あることや、フォニックスがどういったものなのかを、簡単にですが説明しました。

LDを知るうえで大事なのが、一人ひとり全く文字の見え方が違うということです。
僕も時々説明すると「文字が歪んで見えるんでしょ」と言われます。僕は歪んで見えたことはありません。確かに歪んで見えたり、鏡文字だったりかすんで見えたりする人もいますが、僕の当事者の集まりや友達でそういう症状の子は一人か二人ほどで、意外にみんな読めます。

LDの場合訓練でいくらかよくなるので、読めないというより、読むのが極端に遅いととらえる方がいいかもしれません。歪んでいると思い込んでいるのは、メディアの影響があると思います。説明するうえでとても分かりやすいので、多く症状として使われます。

授業を見てもらいながら、ディスレクシアの症状や特性を説明しました。
もじこ塾の英語は、日本の英語教育とはかけ離れているので、新鮮に感じてもらえたと思います。

フォニックスには基本の42の音があります。普段使っている「ABC」「エイ、ビー、シー」はレターネームといい、文字の名前だけで、音ではありません。
もじこ塾では音を覚えるところから始まります。
日本の英語教育はいきなり単語に入っていくので、とても大変です。例えばcutはカットと読みます、cuteと書くとキュートになります。
なんで℮が入ってだけで読み方が全然違うのか、それは学校では教えてもらった記憶がありません。
この例にあげた単語はフォニックスを覚えていれば簡単に覚えることができます。


中学生は、最初はとても緊張してましたが、最後は緊張などほとんどなく、いろいろ話していました。
学校の授業のことや配慮申請、テストについて宿題に関してなど、不満や直してほしいこと、納得いかないことを話してくれました。宿題の話が多かったかな、(‘ω’)

一つ中学生の話を聞いていて少し憤りを感じました。教育者や教育機関、学校は、僕が中学生の時から何も変わっていないと感じました。
確かに少しはよくなったかもしれませんが、それでも「少し」です。
はっきり言ってその少しで救えるものは無いと思います。
まだまだ、自分で何とかしないといけないのは変わりませんし、つらいのが100から99になっただけで、そんなもん誤差と言っていいです。

この取材記事が少しでも多くの人に読んでもらえればうれしいです。
また、仲間が増える事を期待しています。

※本当にいろんな困難を乗り越えたテュール君。記者さんの横について,フォニックスの重要性,一つひとつのアクティビティが持つ意味を,説明してくれました。
記事は明日,掲載されます。



2018年6月13日水曜日

180611 国立中1クラス



もじこ塾は,新宿と国立に,中1クラスがあります。
国立の中1クラスは,新宿よりも人数の少ない,こじんまりしたクラス。
学習内容は両方とも同じです。

1)「英語の46の音」の復習
※フォニックス(各文字と音の対応)の基礎。ディスレクシアにはこの部分を何度も確認することが大事です。



2)BBカード
1 絵札を使い、This is ...の文を作る
2 神経衰弱で、字札のフォニックス読みできる語を読んでもらう
3 ジジ抜きで、同上
※単語を読む(=字を見て音に変換する)練習。ディスレクシア的には,通常の何倍も反復が必要な分野です。
ゲームと組み合わせることで、学習効果を高めています。

3)単語レベルのディクテーション
講師が言う単語を,ブギ―ボードに書いてもらいます。制限時間25秒。
聞いて正しくスペルする練習です。たとえ規則的な綴りであっても、ディスレクシアには大変な苦労を伴います。でもこの部分の反復練習が学校での授業に効くと生徒はわかっているので、よく集中して取り組んでいました。

4)筆記体
このあと,中3クラスに合流して,筆記体の練習と自己紹介を行いました。

このクラスは人数が少ないので、いまはまだフォニックスビンゴはできません。
近隣地域のディスレクシアの生徒が仲間に加わるといいな…と思っています。

2018年6月11日月曜日

180608 時雨くん

1) Let's Talk(3分間,英語で会話し続ける)
今回のお題は「the first memory of my childhood」。
早熟ぶりを感じさせるエピソードを話してくれました。

2)和文英訳

3) 精読
Thomas Edisonの伝記を読破しました!
一冊を読み切った彼のパワーは大したもの。一回に読める量、単語力、構文力は着実に増えていきました。
Graded Readerは、数千ワードの分量が一貫した難度で書かれているので、実力の変化を実感しやすいことが分かりました。時雨くんより:

今回で1作品を読み終え、最初から成長した点は、
 1 1回に読む量と読む速度
 2 要約における文字数の感覚
 3 単純な文を読みながら理解する だと思う。
特に要約に関しては,1回目の頃に比べ,200字にまとめるうえでどの位までのトピックは削るのかの判断がよくなった様に,最後の要約をしていて感じた。

一方、彼はいま,単語力・構文把握力・イメージを作る力・日本語と英語の間を行き来する力に比べて,読字能力が相対的に低い状態にあります。まさに読字が障害されている状態。その落差たるやかなりのはずで、普通の人ならとっくにくたばってると思います。

そこで、りちょぱさんでおなじみ,Toe by Toeを少しやってもらいました。その感想:

TOEを今回初めてやったが,知っている単語と知らない単語ですごく差が出たことから,まるまる単語を覚えていてフォニックス的に読めていないことを確認した。

♯知らない単語は、ディスレクシア的な間違い方をしていました。字が入れ替わったり、ない母音を入れてしまったり。

最終的には「まるっと単語を覚えて読む」に移行していいのです(=自動化による流暢性の獲得)。でも今は,フォニックス的に読む力を重視しましょう。

Toe by Toeはさすがの時雨くんにも負担だったようで,教室にノートを忘れて帰りました(笑)。
中を改めて見ると、ブルドーザーのような猛烈さのある字で、和訳と英作で一冊つぶしてました。字から発せられるものすごい熱量に圧倒されます。
どなたかが言っていましたが、一生懸命書いているディスレクシアの字ってなかなかに味わい深く、私も決して嫌いじゃないです(笑)


次はこの本を読みます

2018年6月10日日曜日

180605 りちょぱさん





1 筆記体
 大文字のHPRを習った。比較的書きなれている字だったので、書くことが出来た。
 
2 英会話 (講師と3分間会話)
  パソコンが壊れてしまったので、直るまでの話をした。質問に答えるとき単語を繋げて答えてしまうので,少し時間をおいても考えて話すようにした。

3 単語の発音
 音声認識に単語を話して正しく出るかを試した。FASTFIRSTになったりHARDが一回も正しく認識されなかったので次回までに練習したい。
最近読むことよりも正しく発音することの方が難しいと感じるようになった。細かい違いで変わってきてしまうので早くコツをつかみたい 
 
4 トーマスエジソン文章音読
 チャプター1が終わりチャプター2に入った。話が進んできたが、文章を読むことに慣れてきたので早く正確に訳せるようになったと思う。一つの文章が長いときは<>でくくって順番に訳していく。

  5 TOE BY TOE
単語がランダムに並ぶようになったがあまり間違えず読めた。気がそれるとたまに最初の一文字を読み忘れたりする。毎回swingsSを忘れる。BON BOND CAS CASTなど紛らわしい単語のページも読んだ。しかし一つも間違えずに読めた。単語を読むとき、単語の文字しか見ていないので周りの線が気になったりはしない。TOE BY TOEはリズムよく読めるので楽しい。あまり疲れなくなってきたと思う。

おみごと!


感想
 最近オンライン英会話を始めた。平日毎日やることを目標にした。発音を沢山直されるので読むこと、正しく発音すること、訳すこと、書く事、をバランスよく頑張っていきたいです。


※最近,発音が気になる様子のりちょぱさん。
正しい発音ができるのは,正しく聞こえている証拠です。(※耳コピを除く)
そして,正しく聞こえていると,正しいスペルを覚えやすくなります。
ディスレクシア的に,発音にこだわるのが効果的なのは,そんなところにあります。

※りちょぱさんの進化ぶりを見ていると,読む・聞く・話す・書くには,相乗効果があることがよくわかります。
精読はほんの10分程度しかやっていないのですが,毎回本当に進歩が著しいのです。会話やリスニング,筆記体の相乗効果を感じます。

2018年6月9日土曜日

180608 金曜中2クラス


こんにちは、ピノコです。
水曜はお休みを頂いて、予防接種に行って来ました。先生が『(ある生徒さんが)狂犬病ですか?って言ってたわよ〜』と教えてくれました。・・・狂犬病っ!!な、何故!?!!彼らが私のことをどう思っているのか少し心配になりました。・・・ペットを予防接種に連れてったと思っているのでしょうか?真相は闇の中です。

それでは、少し疑心暗鬼なピノコが今回の日誌を書きたいと思います!!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:ai)
3.AGO(7分間)
4.不規則動詞活用
 (1)かるた
 (2)裏に返してある自分の山札から1枚めくって活用を言う
 *カードに書いてある動詞を自分で読む(先生が読んでくれない)
 (3)ブギーボードに活用を書く
5.発音テスト(練習)
6.英文音読(プログレスの問題集より)
 (1)先生が音読しながら、代名詞を適切な形に変換する
 (2)1人が英文を音読し、次の人が和訳を言う
 (3)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
7.神経衰弱:肯定文を否定文/否定文を肯定文に
8.文法問題:副詞の頻度/文中での副詞の位置

授業風景:
今回は不規則動詞活用の授業風景を報告したいと思います。





いつも不規則動詞活用のカード(単語カード1枚に1単語書きます。つまり、3枚のカードで1組です。)をかるたの様に使ったり、ぼうずめくりに使ったりしています。
基本的にはカードに書いてある単語は、先生が読み上げてくれます。
ですが、今回の授業では自力で読んでみました。
自分で読むとなると少し大変そうでしたが、めげずに何度も単語を言っていました。

中には自分の番が回ってくるまで、活用を言い続けている生徒さんが数人います。言いすぎて、どの単語が最初の単語(原形)か分からなくなることや他の生徒さんが言っている単語と途中で混じってしまうこともしばしばです。

余談ですが、動詞の活用をいう際に体で拍子?をとる生徒さんがいます。かくいう、私もその1人です。私の場合はですけど、テンポが崩れるとガタガタと崩壊して活用が言えなくなってしまいます。何故、こんなことが起こるのでしょうね?

それでは、ピノコでした!!


※言葉と動作、言葉とリズムは、強い結びつきがあるらしいです。拍子をとるのもよし、歩きながら、スキップしながら、バランスボールでぼよんぼよんしながらも効果的です。



2018年6月8日金曜日

180606 新宿水曜中3クラス

今日はいつも助手を務めてくれているピノコちゃんが,予防接種のためにお休みだったので,わたくしもじこが報告いたします。

本日,このクラスには取材が入りました。
自然体で,和やかに,授業ができたと思います。
「ディスレクシアでも,まったく読めないわけでは全然ない。正しいアプローチをとれば,こんなに読むことも書くこともできるようになる」ということを示せたと思います。これは生徒の努力と知的体力のたまもの。

1) 筆記体
「自分はうまくなぞれません」「自分は筆記体をやって,はじめてまともに字が書けるようになった」と記者に訴える生徒たち。


2)フォニックスビンゴ
ph。tough/coughのほうが,geographyやphilosophyよりも難。

フォニックス(英語の文字と音の対応)を明示的に紹介し,反復練習によって徹底させることは,ディスレクシアにとってきわめて重要です。
ディスレクシアの生徒が苦労なく読めているように見えるとしたら,それはフォニックスが徹底していることの証です。

3) AGO~自己紹介
記者さんも交えて和やかに。
AGOの間はEnglish Onlyなのですが,生徒は英語でいろんなことを言って,他人を陥れようとします(笑)。
自己紹介では「個人情報漏洩防止のためw」として,Hi, my name is Satoshi. と某キャラクターになりきる生徒も。
スピーキング力とリスニング力の高さ,そしてディスレクシアらしい戦略思考が発揮されました。

4)Let's Read
空所を補充し,1文ずつ読んでは訳してもらい,最後は40秒で速読み。

速読みは「デコーディング力が獲得されたら,次は流暢性の獲得が重要」という知見に基づいて行っています。


5)ディクテーション
上の文から数センテンスをディクテーション。
基本語のスペルにこそ苦労(theirとか),そして左右(bとd)や上下(bとp)の反転が時々起こりますが,みなバリバリと書きます。

6)文法問題
before/afterに関するもの。ディスレクシア的に鬼門の分野のひとつ。
これはもう少し強化したほうがよさそう。

取材にご協力くださった生徒のみなさま,ご快諾下さった保護者のみなさま,ありがとうございました。
ディスレクシアがさらに周知されることに期待。
その一方で,この小さな塾にどのくらい反響が来るのか,予想がつかないです・・・

2018年6月7日木曜日

180604 国立中3クラス

◆授業内容
1) "台風"が来るので話し合い。(筆記体はなし)
2) フォニックスビンゴ
3) 不規則動詞活用
4) 速読み
5) 文法問題
今日は天気が良かったせいか,話し合いをしたせいか,みんな最後まで頑張れました。


◆紺さんより:授業報告
坊主めくり、パーフェクトでましたね!みんなすごい! 
国立教室の生徒さんは賑やかになることは多いですが、
勝敗に関してスマートな子?も多くて、 
英語も『これ大変なんで、いっしょに片付けますか〜』って雰囲気が多い気がします。 
…うまく伝わりますかね?笑 
疲れることをしてるし文句も素直に出るし、和やかさも健在っていう。 
座学でありつつ個人戦にしないこの雰囲気、私は好きです。優しい子が多いのかな。

 …以下は助手の私ごとですが、
塾の生徒さんたちの姿に触発され、5月に市販ドリルを買いまして。 
いま中1の漢字・英語・数学を復習しています。
英語ドリルを理解して解いていく実感を、 この歳になって初めて味わってます。
もじこさんも生徒さんも、ありがとうございます(′▽`)

※紺さんは,中学生用のドリルをこそっと見せながら,↑について話してくれました。
「分かりながら解けると思ったら,感極まってしまって…自分でも,英語が分からなかったことが,こんなにも"しこり"になっていたと思わなかったので驚いた」とのこと。
doとdoesとdidの違いが分かったという,言葉にすると本当に小さなことなんですが,それによって積年のコンプレックスを,またひとつ乗り越えたんですね。(´;ω;`)

◆すばる君より:授業報告(数学の部)
最初に計算のコツ2を教えました。1で大事なことはほとんど教えていたので、今回はさっさと終了しました。2人集まったところで、計算問題のリベンジ版をやりました。今回はまずまずの出来で安心しました。しかし、この計算問題は考えるより先に手が動き出すぐらいのスピード感で解いて欲しいので、まだまだ反復練習したいと思います。英語の単語と同じく計算は、スポーツの基礎体力のようなものです。つらいでしょうが、今のうちに効率的にマスターできれば、試験で時間的余裕ができて、他の問題を長く考えられます!さっさと解けるようになって、さっさと他の楽しい分野(図形とか二次関数とか)に入りましょう。

※二次関数って楽しいんですね(遠い目)。ボクもキミに数学を習っていたら,高校大学でそこまで数学で苦労しなかったかも・・・


2018年6月5日火曜日

180601 新宿中2クラス(読み間違い方について)

いま,もじこ塾は「台風が来るので備えよう」的な体制にあります。
その一環として、生徒たちに改めて、質問をしています。
(なんのこっちゃという感じですね。近日中に告知します)

「いったいもじこ塾は、学校やよその塾とどう違うの?」

この質問を中学生にするのは初めてです。
「お菓子が出てくる」「近所にある」といった答えもありますが、目を開かされる答えも少なくありません。
そしてこのクラスは、この質問をしたあと,不思議なまとまりが生まれました。


◆授業内容
1. 筆記体



2. フォニックスビンゴ(th) thの音そのものの定着が意外と悪いうえ,thという文字を見て音を思い出すことにも苦労。
3. 休憩 もじこ塾について意見を聞く/発音テストの練習
4. 不規則動詞活用  先取り。(1)かるた,(2)坊主めくり,(3)書く。
5. 速読み (プログレス Book 2より)
(1)空所補充  (2)空所補充した文章を1文ずつ読む。訳は講師が行う
(3)30秒チャレンジ
6. 文法問題(プログレス Book 1を使用)



◆読み間違いについて

今回は空所補充問題を速読みに使ったところ、さまざまな読み間違い方が明らかに。

saw the ... beautifulと読んでしまう

・空所が2つ、2行続けて縦に並ぶと、そこを境に行が入れ替わる
・同じ単語が2つ、2行続けて縦に並ぶと、(以下同文)
・大文字の連続は、かなり読字能力が落ちる
・ofをforと読み間違う (前置詞の読み間違いはかなり多いです)

・たたずまいが似た語を読み間違う
今回は,sinceをscienceと読み間違えるケースがありました。
#読み間違えた生徒A君に「バカじゃねーの?」と悪態をついた生徒Bも,まったく同じ読み間違いをして墓穴を掘るという,不思議な展開に。
B君いわく「わかってても、ついそう読んでしまう」。
(なお,もじこ塾では,他人の間違いを笑うことは禁止されています)

2018年6月2日土曜日

180601 新宿金曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。

※手にメモをとる生徒はけっこう多いですね
ある生徒さんが『眠い・・・。授業中も寝てないし。』とのこと。中学3年生〜高校生にかけては体ができる時期もあってとても眠い時期ですよね。特に男の子は日に日に体がしっかりしていく印象があります。もう、来年くらいになると『こんなに立派になっちゃって』と言う日がくるのでしょうね。まさか、近所のおばさんが『あら、ピノコちゃん!お姉さんになっちゃってぇ〜』と言っていた気持ちがわかる日がくるなんて・・・。

それでは、少し気持ちが老けたピノコが今回の授業内容を報告します!!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:th)
3.AGO(7分間英語での会話)
4.自己紹介(過去形の文を必ず1文入れて,4文の自己紹介)
5.不規則動詞活用
 (1)かるた
   1回戦:先生が言った原形を自分で活用させ1枚ずつとる
   2回戦:言われた原形の過去分詞の札を取った人が原形・過去形を総取り
 (2)1人8枚の不規則動詞のカードを裏に返しておき、自分の番がきたら表に返し活用を言う。
 (3)不規則動詞活用を書く:10問
6.英文音読(キング牧師の話)
 (1)原形になっている単語を英文に合う形に変換
 (2)1人1文英文音読
 (3)先生のお手本
 (4)速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
7.文法問題(英単語を指定された条件に合うように変換/英文の時制が一致するように変換)


自己紹介
授業風景:
今日の授業は、振替の生徒さんがいました。なので、いつものお約束『自己紹介』です。久しぶりでしたが、このクラスはかなりの回数自己紹介をこなしているので、もう自己紹介の定型ができています。中には、『以前は、〇〇部に所属していました。今は、〇〇部に所属しています。』と話の流れのある自己紹介をする生徒さんもいます。
確か以前にも書いたのですが、自己紹介で使う文章の形が決まれば決まる程伝えられる情報量が増えていく気がします(私の体感調べです・・・)。ある程度の骨組みが決まると、その骨格にプラスαの情報(next weekやin schoolなど)をペタペタと貼っていくことで、少しずつ多くの情報を伝えることができるのかなと思います。2、3ワードの意味の塊をブロックのように組みわせることができるともっと色々なことを伝えられるのかしら?と考えさせられる授業でした。

それでは!ピノコでした!!

2018年6月1日金曜日

180528 時雨くん(ディスレクシアにとっての音読の意味)



時雨くんより:

今回は文法ドリル(※和文英訳の新しい章)の説明をした後は文章をひたすら読んだので,最初上手くいかないところから,波にのってきてスムーズに読めるようになり、また少しつまづきが増え始めるところまで読んだ。
先週受けた模試では今回よりも多くの文章を読んだが、途中からつまづくような感覚はなかったので,音読の負荷が高いのか,音読の方が疲れを自覚しやすいかなのだと思う。
今後の課題としては,そうならないための文章の読み方と,そうなったときにどう読めば意味を取っていけるのかをさぐることだと思う。


さすがですね。
時雨くんがもじこ塾に来る前の昨年11月,私はIDA(アメリカのディスレクシア教師が集まる団体)の年次総会を聞きに,アメリカはアトランタまで行ってきました。そこで知ったディスレクシア脳の成長過程に関する知識と,受験英語に関する知識をミックスして,時雨くんの授業内容を調整しています。

IDAではこう言ってました→
1) ディスレクシアの読み困難の主な原因は,文字を見て音が思い浮かばない[思い浮かびにくい,混線する]こと。
2) ディスレクシアの生徒に対する教師の仕事は,文字を見て音を思い浮かべる回路を開発してあげること。
3) そうすれば,文字から意味に直接行く回路は,生徒が勝手に開発する

つまり,
1)→音読のほうが黙読より負荷が高く,疲れも自覚しやすい。特にディスレクシアにとっては。だから上の感想はとても率直なディスレクシア感覚です。
2)→でも,教師は負荷の高い音読こそを,生徒に課さないといけない。ここは教師の技術力の問題。
3)→そうすれば,生徒はひとりで黙読したときに,「あれ?音読するよりスムーズに読めるぞ」という実感を得られる。これが模試で得た感覚。

いまの時雨くんにとって,私の前で音読をすることは,いわば補助輪なしで自転車に乗る練習をしているようなもの。ふわっと乗れる距離を少しずつのばしている最中です。
これがもっと長くなっていって(自転車よりも、もっともっと時間がかかります,脳の回路を作る問題だから),もう補助輪なしでも大丈夫,上手に乗れるし上手に転べる・・・となったとき,時雨くんは完全黙読に移行していいんだと思います。
上手に乗れるのと同じくらい,上手に転べることは大切ですよね。時雨くんの言うとおり,疲れた自分に気づけるか,読み間違いをどうリカバーするか,といったことです。それを探るためにも,目の前で転んでもらいますよ^^;。

180530 新宿水曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。

今回の授業では、左右がテーマになったゲームをしました。
『アルプス一万尺』のように胸の前で手を叩き右手と右手・左手と左手を合わせるのですが、先生が手を様々な方向に出すので『あれ、右手??ん、左手・・?・・』といった具合です。
※左右盲のアセスメントです。前に予備校でやったとき,定型の生徒は「これの何が難しいのでしょうか」という反応,一方ディスレクシアの生徒は程度の差はあれ苦労していたのが大変印象的でした。

いつもの例にもれず、私が一番下手です。ニヤニヤしながら生徒さんが「どうやったら、そんなに間違えることができるんですか?」とのこと・・・くっ、何も言い返せない。
ついでの話ですが、小学校6年生まで右と左がわからなかった私です。なので、視力検査でいつまでたっても指で指していました。しかし、それではあまりに恥ずかしいということで指と一緒に声でも右左を言うようになりました。未だに時々、指で右を差しながら『左!!』と言い看護師さんに『どっち!?』とツッコまれることがあります。
そんな、視力2.0のピノコが今回の授業日誌をお届けします!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:ou)
3.ティーブレイクしつつ英会話
 英会話:先生が質問する内容(学校や起きた時間など)に1分間答える
4.英文音読(ジョージ・ワシントンの逸話)
 (1)空所補充しながら音読と訳
 (2)完成した英文を1人1文で音読
 (3)交互に1文ずつ読み、ミスの数を集計
5.AGO(7分間英語だけで会話の時間)
6.ディクテーション(英文音読で使った英文より)
7.英語で数を数えましょう!(81までの7の倍数と平方数で手を叩く)
8.神経衰弱:couldn'tを入れた文に変換
9.文法問題(所有格への書き換え/数に関する単語の穴埋め/数を答える疑問文の完成)


※ここをご覧の方から「中学生クラスでは学校の補習を行わないのですか」というご質問を受けました。
希望者には授業前後に学校の教材のフォローを行っていますが,実は希望者自体がそれほど多くありません。最大の理由は,学校の教材はディスレクシアににとって分かりにくいからだと思われます。
一見遊んでいるような授業ですが,このスタイルこそがディスレクシアにとって弱い部分に働きかけていると今は確信しています。
(とはいえ,生徒は刻々と成長するので,よく見極めて授業を進化させていかなければなりません。そのことを最近,ずっと考えています。)