2019年4月26日金曜日

190418 木曜中2・中3クラス

こんにちはテュ―ルです

今回は木曜日中2と中3の授業の感想を書いていこうと思います。
木曜日クラスの中学2年生はとても元気がいいクラスです。
いつも話し声が絶えず、先生との会話だったリ生徒同士の会話がいい雰囲気を作ってくれています。
今回はいつものビンゴやAGOのほかにフォニックスで文を読んでみるということに取り組みました。
同じような発音だったりスペルがずらっと並んでいたので読みにくかったと思います。また、違いを認識するのにも頭をフル回転させながらの授業だったと思います。ただみんな弱音を吐かずにやりきっていたのでこれはとてもいいことだと思います。
これが続くといいと思います。





1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA100
4. AGO
~休憩~
5. 文法(when, after, before, during)
6. Let's Read 輪読,ノーミスチャレンジ,[BBカードで休憩],10秒チャレンジ
7. ディクテーション(Let's Readの文章を使用)

Let's Readでは,前々回のIDAで仕入れてきた,「Project Read」というデコーダブル(フォニックス読みでほとんどの単語が読める)教材を使用しています。
シュールでブラックな内容が持ち味の教材です。
みんな、読むことには苦労していますが、果敢に向き合っています。





中学3年生の方は2年生とは対照的な雰囲気を覚えます。
しっかりと話すことは話して授業に集中して取り組んでいてまた違ったいい雰囲気を作ってくれています。最近は文法に取り組んでいて、文法そのものはすんなり入るのですがどうしても動詞の活用でスペルミスだったり、何かが抜けていたりとLDあるあるを連発してくれています。フォニックスをつづけて地道に覚えていくことが大切ですね。また、こちらでも文を読むことに取り組んでいます。スラスラ読めることが多いですが時々うっかり読み間違いがあったりと反復あるのみだと思います。

1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA 100
4. AGO
(休憩)
5. 習熟度別に分かれてプリント
6. Let's Read(ノーミスチャレンジ、10秒でどこまで読めるかチャレンジ)

~~
LD教育に関心があるテュール君にとって、木曜日の2つのクラスは、考えたことを実践したり、新たな気づきを得たりする場となっているようです。
中3のクラスでは講師も務めてます(習熟度別に分かれる時間帯で、フォニックスを担当するなど)。たいへん頼もしく成長しています。

2019年4月19日金曜日

190410 新宿中2クラス(水)

水曜の中1クラスは、中2クラスになりました。
紺さんより:

 1, 10分間筆記体


2, フォニックスビンゴ


3, 英語で質問に答えましょう。(2文で返答)
以前はQA100という本を使っていましたが、最近は自作したものを使っています。

4, AGO
~休憩~

5, 文法プリント『時の表現』( before / after / when )


6, 音読プリント『 THE 』
    ・ノーミスチャレンジ。
    ・間違えてもいいので、なるべく早く読む。

2年生になったので、読み物を導入しました。
IDAで買ってきた「デコーダブル・ブック※」を使っています。
(※フォニックス読みが出来る単語だけで極力構成された素材)
上の学年同様、まず1人1文ずつ読んでもらい、ノーミスチャレンジ、10秒チャレンジ(10秒でどこまで読めるか)を行っています。
終わった後はどっと疲れる教材です。

7, BBカードで神経衰弱


助手の紺です。ピノちゃんが生徒さんに戻り
(ピノちゃんの頑張りは、もじこさんから伺ってますよ!^^)
私も新宿教室に関わる機会を多くいただくようになりました。

このクラスの生徒さんたちは、反応が素早かったり、
記憶力が強い生徒さんも多くて、驚いてます。
音読も、生徒さんたちのが全然早かったですからねえ〜。(′v`)
私がとりわけ遅い…という様子でもあると思いますが。
これは生徒さん同士にも同じことが言えますね。
入塾時期に差があったり、おなじ読み書き困難の人たちの中でも、
得意不得意は各々が違うものを持っていますよね。
相手の苦手は、おおらかに受け止めつつ、切磋琢磨できる環境になってほしいです。
そうなり始めていると感じる瞬間もありました。みんなの精神的な成長も楽しみです。

この日は冷たい雨が降りました。学校も新学期で変化があっただろうし、
もじこ塾では音読も始まり、疲れたと思います。
みなさんお疲れ様でした、よく頑張っていますよね。みんな偉いです、本当に。

~~
このクラスは2年目に入ります。
読み物が加わって、さらにヘビーになったと思いますが、みんなよく頑張っています。

もじこ塾では、中学生の授業は読字と書字の訓練の場と位置づけていますので、宿題はありません。
でも、もし余裕があって、何かご家庭でしたいということでしたら、
読み物をもう1~2回読んでみるのは、良いことだと思います。

2019年4月15日月曜日

190409 ゴウさん

かなり古くからのブログの読者だった方が、新たに生徒に加わりました。
はじめての振り返りを書いてもらいました:



もじこさんに初めて連絡をしてからウン年、もじこ塾に通い始めて6週間が経った。

フォニックスは数年前に齧っていた為、それなりに覚えていた。覚えているのといないのとでは授業進度が全く違っていたと思う。
声が詰まって途切れ途切れだった短編の読み物の音読がだいぶ読めるようになってきた。
筆記体の練習のおかげでmやeが書きやすくなった。

毎週、なにか発見や気付きがあったら報告している。
今回は紙の質感と書字能力の関係について。
コクヨのCampusルーズリーフさらさら書けるを使用していたが、書き間違えることが多く、自分の不注意によるものだと思っていた。
ある時、偶然使用したノートでは書き間違いが少なく、字が綺麗に書けることに気付いた。線が安定し、濃く書ける。
前者の紙質は薄手でツルツルしており、後者は厚手でザラザラしている。
同じノートが手に入らない為、試しにCampusルーズリーフのしっかり書けるを購入してみたところ、ノートに近い結果が得られた。
個人差があるとは思うが、書きにくさを感じている方は質感の違う紙に変えてみてはどうだろうか。

~~~
調べたら、2016年11月に、初めてコメントを頂いていました。
まだ、もじこ塾が自前の教室を持たない時代のことです。

ここまでとても苦労して、ようやく大学受験のスタートラインに立ったゴウさん。
中学英文法からやり直す必要があるのですが、中学生ではないので、進度も説明の仕方も、適切な例文も違ってきます。
目下、いろいろ試行錯誤しながら、文法・読字練習・純粋書字練習の三本柱で進めています。

写真は、「接頭辞と接尾辞が大事と言うなら、それを先に一覧にしてもらいたい」との求めに応じて、接頭辞と接尾辞をずらずら書いたもの。
一覧は意外とネットに転がっていないものですね。。。自作する必要がありそうです。

2019年4月12日金曜日

190405 中1クラス(開講初日)

新中1クラス、開講初日の日誌です。

こんにちは伏見です。
今回は金曜日の新設中1クラスの助手をさせていただきました。
初対面という事もあり、少し緊張した雰囲気がありました。



最初の筆記体は、ぎこちない所がありながらも、皆確実に書いている印象を受けました。

授業全体を通して感じた事は、生徒さん皆共通で、得意分野に関しての飲み込みが早く、能力が突出している事です。
恐らくまだ習っていないと思われるモノでも、その突出した能力で捌けるものであれば、こちらが驚く程の速度で処理していました。

まだ完全に打ち解けた様子はありませんが、才能の片鱗を見て幸先有望な子達だなと思いました。きっと続ければ、親御さん達も驚く程成長すると思います。
是非頑張ってほしいです。
~~~
伏見さんは私の気付かない点に多々気付いているようです。
また生徒に、フォニックスの習得方法を切々と語ってくれたのもよかったです。
伏見さんを含め、助手の読字能力も発展途上。できるようになった経験をもとに生徒に声かけしたり、生徒の前で読むのに苦しむ様子をさらけ出すのは、たいへん尊いことです。

~~~
授業内容
1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA100
4. AGO(フォニックス)
休憩
5. BBカードを使い、This is ...を導入
7. Let's count (1~40まで、数を数える)
6. ハリボーを使い、フォニックスビンゴの単語を表現。そこに文字をあてていく

dog

中1クラスは、筆記体(純粋書字練習)、フォニックス(音と文字の対応)、文法、ハリボー(音韻認識)が大きな柱となりそうです。
伏見さんの言うとおり、まだ緊張はありますが、読める喜びでキラキラしているのも感じられました。もじこ塾では非常に珍しく、女子のほうが多いクラスでもあります。

※このクラスへの入塾希望は、現在、キャンセル待ちのみ受け付けています。

2019年4月10日水曜日

190401 国立中2クラス

紺さんより:


国立 中2クラス

1) 10分間筆記体


2)フォニックスビンゴ3連戦。
(ビンゴの列の多さを競う/潰し合い/9個の単語を自分で選んで)



3)QA-100

4)AGO

5)不規則動詞活用を学ぶ(かるた/坊主めくり)


6)文章を言い換えゲーム(過去/疑問/否定、現在進行形、be動詞があるもの、ないもの…等)

7)BBカード(神経衰弱/スピーディじゃないスピード …等)

8)ハリボーチャレンジ



9)プリント


10)ディクテーション


助手の紺です。みなさん、進級おめでとうございます。
今年度もいっしょに英語を頑張っていきましょう。
国立教室の生徒たちが、もじこ塾で見せる様子は比較的、朗らかに感じます。
もじこ塾の内容は、苦手に強く働きかける負担の大きい課題なので、安心感は重要です。
また、悩みを言葉に出せる生徒さんも多いクラスですが、これはとてもすごいこと。
助手が14歳のころは、悩みを言葉にすることができなかったため
誰かに相談できる段階にすら、いませんでした。
授業でも休み時間にもたくさん会話を交わし、日本語でも英語でも、
聞いて話しての経験を増やしていきましょう。
会話の経験量は、国語でも英語でも、読み書きの強い土台に成っていくと思います
(ディスレクシアだからこそ)。
国立クラスのみんなは、言い間違い聞き間違いを、変にからかい、あげつらう人もおらず、
会話恐怖が根強かった自分でも、会話が楽しいと感じられるようになりました。
みんな、ありがとう。

~~
ディスレクシアの音韻認識の困難は、会話恐怖につながることもあるんですね、、なかなかわかりづらい二次障害といえるかも。

それはそうと、最近ますます頼もしい紺さんです。

2019年4月9日火曜日

190327 ピノコさん

こんにちは、ピノコです。
助手業をやめて早1ヶ月以上が経過しました。直接お会いしたことのある方はもちろん、お目にかかる機会のなかった方からも気にかけて頂きありがとうございます!

さて、1ヶ月間の振り返りです。
この2年間、英語に関していえば全然勉強していなかったのに、以前より読めるし分かるので自分でも『何が起こった?』という感じです。昔と比べると頭の中がクリアになった事が原因かなとは思いつつ理由は判然としません。我ながら不思議です。
この1ヶ月間で分かった課題を意識しながら英語に取り組みたいと思います!



★  ★  ★

もじこ塾の助手として献身的に働いてくれていたピノコが、「もう一度だけ大学受験に挑戦してみたい」と話してきたのは、年が明けてすぐくらいのことでした。
いろんなことを話し、相当の覚悟のうえで、ピノコ姉さんは決断を下しました。それが楽な道ではないことは、お互いよく分かっていたので・・・
しかし!再始動してみてびっくり。ピノコは本当によく読めるようになっているのです。
読字能力、知的体力、想起のスピード、思考の混乱の少なさ、過度激動をコントロールする力、どれをとっても2年前とはまったくの別人です。

その理由について、考えてみました。

1)フォニックスの徹底。
彼女は1年半、週4コマの授業で、フォニックスの練習をし続けました。
また、ハリボーチャレンジについては、原型からひととおりの完成に至るまで、ずっと実験台になってくれました。(「ハリボーチャレンジ」という名前の名付け親はピノコです。)
こうしたことが効いているとしたら、フォニックスの徹底はディスレクシア的には、本当に本当に重要なことのようです。

2)完全にわかるレベルの授業を、聞くとはなしに聞いていたこと。
特に水曜中3クラスの授業内容が、おそらくは彼女にとって少し易しい程度の内容だったと推測します。皿洗いをしながらなんとなく聞いているうちに、少しずつ知識が整理されたように感じます。

3) 数多くの生徒を見て、特性理解を深めたこと。

4) 生徒に教える機会を持ったこと。

5) 学びたいことが明確になったこと。
実は最初の大学受験のときのピノコの動機は「とにかく今の生活から抜け出したい」でした。今回は、学びたいことが見つかり、そのためにはどうしても大学に行かないといけないので、再び大学受験に挑んでいます。モチベーションがまったく違います。

6) 「発達に凹凸のある子の精神年齢は、実年齢の7割」であること。
ピノコのお母様(ゴッドマザーと私は呼んでいます)の言葉。
私は、少なくともディスレクシアについては、発達が遅いのではなく、発達の順番が違うのだと思いたいのですが…いずれにせよ、ピノコの読字能力は、成長に一般より長い時間を要したのかもしれません。

7) 小麦除去の効果。
ピノコは「小麦運動アレルギー」という珍しい持病を持っています。小麦を食べてから歩いたりするとアレルギーが出るそうです。
生徒に戻ってからほどなくして、「小麦運動アレルギーが発覚してちょうど5年なんですよ~」と話してくれました。それでふと、除去食の効果が表れてきたのかもしれないと思いました。
グルテンが発達障害の一因になっているという説があります。5年の除去食を経てようやく、ピノコの頭はクリアになったのかもしれません。

~ ~ ~

特に最後の説は憶測の域をでないのですが、この説を信じたくなるくらい、ピノコの変貌ぶりは劇的です。何しろ、特に勉強していないのに、それこそ2学年分くらい英語力が上がっているのです。
いま彼女は定型並みのスピードで教材をこなし、急激に力をつけてきています。これからが楽しみです。

2019年4月8日月曜日

190329 新中1春期講習

春休みに、新中1を対象に春期講習を行いました。

授業内容
・ブロック体の練習
・フォニックスの暗記
・フォニックスを使って単語を読む練習
・1~40までの数


今回はじめて、ブロック体の練習を行いました。
ブロック体をきれいに書くための、専用教材を作りました!
字形が整うとなかなか好評でした。これはもっと作り込みたいです。


フォニックスを使って単語を読む練習も、さっそく行いました。
最初にこのことを知っておけば、中1の単語練習が、少し楽になるはず。


ハリボーチャレンジも行いました。

多数の方にお越しいただき、ありがとうございました。
全員が、最初は緊張しながらも、とても一生懸命に取り組んでくれました。

もちろん、フォニックスを知りさえすればすべて解決・・・とはいかず
中1英語はディスレクシア的にまだまだ難所が続きます。
しかしながら、英語の音と字の対応を明示的に知り、それを何百回と反復練習し、フォニックスを使って読むよう意識すれば、1年2年たつころには、だいぶ違いを感じるはず。
そのことは、この1年間、中1から中3のクラスを続けて、よくわかりました。
引き続きもじこ塾に来られる方も、そうでない方も、フォニックスを使って読むことを、ぜひ意識して続けてほしいです。

2019年4月7日日曜日

190311 時雨くん

1ヶ月近く、ここまでたどりつくことができませんでした、、申し訳ありません。
時雨くんより:



2月は大きな模試をマークと記述それぞれ2つ受けました。
それぞれに上手くいったもの、くだらないミスをしてしまったもの等ありましたが英語では後の模試ほど長文に取り組む時間が作れるようになり短い期間に多くの模試を受けたことで得たものがあったように感じます。(受けていた期間は大変に感じましたが)
 特にマーク模試(センター型)ではどの問題をどの位の時間で切り上げるのかを考えながら解くことが多かったです。

★  ★  ★

4つのうち1つの模試は、私の目の前で受けてもらいました。
受験生にとって、試験を受けている様子をつぶさに観察される機会は、なかなかないと思います。しかしディスレクシア英語教育的にはこれがなかなか有効です。
ディスレクシアにとって、時間制限の厳しい、しかも紙の上での戦いは、とりわけ分が悪いです。そんななか、具体的に何にどう苦労しているかを、それこそ単語レベルで観察することができると、次の指導につなげやすくなります。

理系科目、特にデビュー戦となった物理では、水を得た魚のように生き生きと問題を解き,英語との偏差値の差がついに30近くつきました。(このように,1つの科目だけ極端に偏差値が悪い場合,何かの特性を疑っていいと思います。)
一方、英語では問題用紙を握りつぶし、激高して刺してくるんじゃないか(?!)という苦しみようでした。
改めて、私は時雨くんにすごく嫌なことをさせていることを知りました・・・

英作文が、長文読解と比べたら意外とするすると解けることも、観察してわかりました。構文の知識定着が順調なのと、おそらく会話の練習が効いているように感じます。そこで今は和文英訳に重点を置いています。