2021年7月31日土曜日

2021年夏 フォニックス講座

こんにちは。1日目と2日目に助手に入りました、紺です。
長期休みの恒例、フォニックス講座の報告です。今回は4名の方が参加してくれています。

講座の前には
・今から学ぶ「フォニックス」とは何か?
・フォニックスを習うと、どういう効果があるのか?
・人によってはとても疲れることをするので、水分や糖分もとりながら、あくびも遠慮なくしてください。

という話をしました。みんなとても緊張している様子でした。

1日目は自習にきていた高3生徒に急遽教室に入ってきてもらいました。
そして彼の口から、フォニックスの効果と実感を大いに語ってもらいました!!
高3の先輩が語る言葉には、先生や助手の大人が言うよりも深く響くものがあったと思います。
彼にはフォニックスビンゴも一戦参加してもらいました!盛り上げてくれてありがとう〜!

※日誌を書いてくれているRonくんが、たまたま自習に来ていたので、フォニックス講座に入ってもらいました。
彼も地道にフォニックスから始めて、大学入試を戦えるところまで来た身。何も頼まなくてもさりげなく中1の生徒のデコーディングのサポートに入る様子は、ちょっと感動的でした。


+++

もじこ塾で使っているフォニックス表は44音で構成されています。


文字の順番は「頻度順」。英語でよく使う音ほど上にあります。
ちなみに「フォニックス」とは、日本語でいう「50音」のようなものです。


生徒と先生は透明のマスクをしてもらい、口元をみて真似してもらうようにします。
英語の発音は、日本語の発音にはない口や顔の動きを要求するものが多く大袈裟なくらい動かすよう促します。
歯科模型とフェルトの舌を使って、口内の動きを解説したり
アニメの絵なども提示しながら、口の動きや音のイメージを手助けしながら実践してもらいます。

(やる気のない「あ」という発音の説明でお世話になっているカオナシさん)
※ 日本語にはない音を教えたり、日本語とは別の発音だということを意識してもらうための区別は大事なことだと感じています。そのため講師・助手が何度も発音してみせたり、具体的イメージもお借りしながら、発音や口の形を教えていきます。


聞き取りが得意な子は聞いた通りに出すほうが上手なこともあります。
音韻認識が苦手な子は口元から真似て作るほうが綺麗な音をだせたりします。
生徒により声かけの内容は違ってきます。


・1日目は、フォニックス表の長母音(ロングの読み方)までを行いました。
・2日目は、フォニックス表の「th」まで。フォニックスを使ったAGO(UNOのようなカードゲーム)や、ハリボーチャレンジも実践しました。



フォニックスを教えるスピードは早めで「さらっと全体像をなぞる」感じです。
一列一緒に教えて、ある程度なぞったらすぐフォニックスビンゴに入ります。
ビンゴを通して、単語上でのフォニックスの使い方、効果を実感してもらい
ゲームをしながら字を読むという訓練を繰り返していきます。これを何度も繰り返します。
こうして3日間で、フォニックス表のだいたいのことを網羅していきます。
フォニックスが身につくと、初見の単語の読み音の見当がついたりします。
またフォニックスルール通りの単語の場合、音で聞いた通りに文字に書き起こせば単語のスペルができるようになる、というわけです。

覚えることには苦労するかもしれませんが、こつこつ行うといいことがあります。
台風の接近もあったりして、体調は大丈夫でしたか?
夏休み中にも勉強して偉いです。疲れたと思いますが、みなさんよくがんばりました!

2021年7月9日金曜日

210701 木曜高1クラス

 

こんにちは、ピノコです

今回も高校生クラスの授業の様子をご報告したいと思います、しばしの間お付き合い下さい!


授業内容:


1)筆記体


2)フォニックスビンゴ


3)質問特集!


4)AGO


5)文法事項:分詞形容詞から分詞構文


6)Let’s Read!


 ・前の人が読んだ英文を次の人が和訳

 

 ・下線部を和訳

 

 ・ハリボーで音の確認

 

 ・ノーミスチャレンジ


授業風景:

今回は,授業内容ではなく骨伝導ヘッドフォンについてご紹介してみようと思います。


もじこ塾に欠かせないアイテムとして骨伝導ヘッドフォンがあります。




このクラスの生徒さんも読む時にこのヘッドフォンをしています。この生徒さんはヘッドフォンをすると,とっても疲れるそうであまり長い時間はできません。


この生徒さんは疲れるが主訴でしたが,過去にはいろんな生徒さんがいました,,,

『つけても・つけなくてもイマイチ差が分からない』

『すっごく疲れる』

『自分の声が聞こえて気持ち悪い』等々・・・

こうして思い出すと喜んでつける生徒さんは意外と少なかったような気がします。それでも,つけた状態での音読の方がいいという実感が持てた生徒さんは率先してつけて音読をするようになっていきます。


このヘッドフォンをつけて読んでいると本人の音読や話す時の悪いところがよくなります。例えば,,,声が小さい人は大きく,大きい人は小さなったり,聞き取りにくい発音が聞き取りやすい発音になったりするなど,本人の音読を聞いている側は割とはっきり変化に気づきます。


こうした効果がある分,疲れてしまうのかもしれません。



マイ・ブギーボードを手に入れた模様

それではピノコでした!!




2021年7月5日月曜日

210610 ぱぱさん(リスニングの困難)


皆さんお久しぶりです。忘れた頃のぱぱです。いやぁ、「今日やるは明日やる」「明日やるはそのうちやる」が発症してしまいまして、全然定期更新がかなっていませんでした。すみません、、、今週から気を取り直してまた頑張っていこうと思います!では!


~単語編~

 最近単語の勉強の仕方を少し変えて、以前は前置詞とかを重点的にやっていたのですが、最近はその単語を見て意味を答えるという方式にしてみていますが、ちょっとやってみた感想は前より余計な負荷が減った気がするけど、逆に軽くなりすぎた気もするのですが、これはもう少し様子を見なければ何とも言えないですね。

僕個人の感想としては、前置詞を特に聞かれる文法問題より、文章中の意味を捉える為の単語という方が意味合いが強いと思ってるし、コスパもいいと思うのでこの方向の勉強法でやっていきたいとは思っています。

単語に関しては僕の場合覚えれば覚えるほど長文に有利になっていくので、ここは手を抜かずに向き合っていきます


鉄壁の単語テストだけに30分近くかけています。


~文法編~

模試とかも実はこの間にあったこともあって、実はめためた進んだ訳ではなくて、やったのは倍数表現と名詞構文?の触りくらいですね。

倍数表現に関しては高校受験の時に結構やっていたので安定してまだ覚えてましたね。

名詞構文については、最近気付いたのですが、実は自分、意外とこの分野好きかもしれないですね。特に読む時は「あ!名詞構文だ!」って身構えずとも、なんかだいたいこういう意味だろうなという感覚で読めてるので好きですねw多分ですが、


ここ数年でちょっとは構文意識や文法に対する意識など身についてきてはいるんですが、長文を読んでいる時は、やはり意味をとることに頭のリソースを吐くのであまり構文とかまだ意識出来てないから、普通の構文と名詞構文をあまり区別せずに読めているのではないか?という個人的考察ですね。


だいぶ構文通りの訳ができるようになってきましたが、構文を言語化して説明するのは、ぱぱさんには至難の技のようです。




〜リスニング編〜

 難易度とか抜きにして1番カロリーを使ってるなって感じながら解いてるのはやはりこの分野ですね。やはり、頭に留めておけるのは数単語なのはあまり変わりはないのですが


ここ数回のリスニングでわかったことがありまして、「知ってるお決まりの表現はそのうちの数単語を聞き取れれば補完ができる」ということですね。

そういう所をディクテーションさせたいところには刺さりそうな能力ですねwもしかしたら皆できそうだけどw


それでも発音の強弱の付け方の方法上、どうしても弱く発音したり、ほとんど発音せずにその前の単語や後ろの単語にくっついている単語はどうしても拾えないですね。


先生には「そこは文法的な考え方でどうにか補完を」、、、とは言われてやってみようと毎回試してはいるんですが、いざリスニングを解くとなると、人より聞き取れない分聞き取れるところだけでも聞き取らなきゃという意識なのか分からないですけど、文法のことなど頭からすっぽ抜けちゃうんですよね。こればっかりは場数なのかなぁ、、、


けど少し進歩もあって、リスニングの主題が分かればだいぶ楽に解けるようにはなりました!

話のオチとかがだいぶ見えるからなのかな、、、


せめて本番までには半分位のカロリーでできるようになりたいですね


日本語のテレビを観るときにも字幕をつけるほど、言語音の記憶力処理能力が低いぱぱさん。

ことリスニングに関しては、量をこなすと死んでしまうので、質というか、何を意識して聞くかを試行錯誤しています。


知っている単語が増えると、聞き取り能力も上がる(ここで言う「知っている」とは、音と意味が対応しているという意味で、たぶんスペルは含まれていません)


文法補正:文法・構文知識を使い、聞こえなかった内容を補うことができる


そして

テーマ(主題)がわかれば、多少は内容の類推がきく

・・・ぱぱさんは、特にこの能力を積極的に使おうとします。とても戦略的な、ディスレクシアらしい聞き方だと思います。


英語だけに出るタイプのディスレクシアは、耳から聞いたことばの処理に非常に困難があるようです。その部分を言語化してくれた、貴重な報告です。



ではまた近いうちに!