2019年10月24日木曜日

191022 ナツさん

単語テストの結果は!7点!でした❗イエーイ。嬉しい(*´∀`)♪最高記録だぜ!



今回の勉強はテスト対策の為、関係代名詞について教えてもらいました。
正直理解できる気がしなかったのですが、なんとか、なんとかできました。。゚(゚´ω`゚)゚。

関係代名詞は先行詞によって入れる語が変わります。
人はwho 、動物・事物はwhich、人と動物・事物はthat になります。

これを覚えるだけでも、that なら一緒じゃん!とか思ったり、
読めない先行詞が出てきてあれ?となったりしてしまい苦労しました。

そもそも、名詞、動詞、助動詞、の違いもあやふやだったので辛かったです。

また、関係代名詞の次の文面が成立している場合はwhose になり、
文面が成立していない場合はwhom になる。
これらを踏まえた上で文を成立させなければいけないので大変でした。
とりあえず、頭に詰められるだけ詰めたのでなんとかなると思います。

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英語の機能語(ここではwho, which, whose)は多くの場合,フォニックスでは読めないので,「w-h-oと書いて,読みは「フー」となる」と明示的に教える必要があります。
#who,whoseだとwhは/h/で,whichだと/w/なんですよね・・・そんなことも明示的に指摘する必要があります。

また,ナツさんも言っている通り,文法用語の意味するところを,語源的あるいは明示的に教えないと,音からの連想が働きすぎるらしく,「ジョドウシって~~~だと思った」的自分語りが爆発します。

この2点をしっかりクリアすれば,ディスレクシア的には,文法は比較的わかってもらいやすいと感じます。
ナツさんも、完全文という概念を直感的に理解していることが、上の文からも察せられます。




2019年10月19日土曜日

191011 金曜中1クラス

紺さんより:

台風接近中のこの日は
「低気圧だと疲れやすさが出る人も多いので、
 今日はゆるやかに授業を進めていきますよ。」
という、もじこ先生の説明から授業が始まりました。

フォニックスビンゴでも果敢に挑戦するシーンが増えてます。
授業毎に、全員声が出るようになってきてます。みんな偉いぞ〜!!
生徒さん同士や、助手との会話もちょっとずつ増えてきました。
嬉しい変化です(′▽`)

~~
史上最強といわれる台風が接近中で緊張感が高まるなか、全員が出席。
不思議な一体感のある授業となりました。

1 筆記体


2 フォニックスビンゴ
 低気圧で読字能力が落ちることを考慮して、少し易しめに。
 気圧が下降する局面では、普段以上に読み間違えたり、疲れやすくなったりする生徒が多いです。

3 質問特集
4 AGO
(休憩)
5 文法
This / These, That / Thoseの練習。
フィギュアを使い、This, These, That, Thoseを使った文を作る。
These are childrenと言いながら子供のフィギュアを取っていくなどし、できるだけ多くのフィギュアを集めた人が勝ち。


6 BBカードで神経衰弱
7 ハリボーチャレンジ
 ビンゴで扱った単語を講師が読み上げるのを聞いて、ハリボーを並べてもらう。
 正しく並べられたら、ハリボーに対応する文字を書いてもらう。


8 I / my / me / mineの表
9月から毎回、授業の最後に書いてもらっています。
間違いながらも毎週書いていると、だいぶ書けるようになります。

この表を何度も繰り返し書くというアイデアは、ご本人もディスレクシアという保護者からいただきました。「自分もそうされたかった」のだそうです。

最初は正答率がとても低いのですが、3~4佳回目には「ついに学校でもこの表の勉強が始まった」と報告してくれる生徒が増え、いまはほぼ全員が正解できます。
暗記ものは徹底的な反復が大事なんだと、改めて実感します。
11月半ばまでは続ける予定です。


紺さんも言う通り、このクラスは少しずつ、会話が増えてきています。これからの展開が楽しみです!

2019年10月10日木曜日

191001/08ナツさん (「頭がショート状態」)

◆先週分
こんにちは、ナツです。
少し気分が悪く、学校に行くのも辛い日々が続いています。(−_−;)

聞いてください、テストが返ってきたんです!な、なんと1点でした。イェーイ……(´-ω-`)はぇ〜あんなに頑張ったのに…現実は厳しいですね〜。
25単語の中から10単語しか出ないんですが、そのうちの13単語まで覚えたんですよ?
7単語先生と覚えた後に6単語も頑張ったのに(´;ω;`)
結果、先生と覚えたnegativeしか出なくてテストを見たときの絶望感は半端なかったです。
気持ちがブルーになって良くないですね(・・;)すみません。


先生とはいつも通り次のテストに向けて単語を覚えていったのですが、いかんせん気持ちが向かず苦戦しました。
覚えなくてはいけないと頭では分かっているのですが、気持ちが皆無と言っていいほど向かずスタートの時点からすでにショート状態でした(・ω・`)
また、今回re から始まる単語が多くそれに加えて複数形、過去形になったりするものがあったため追い討ちにあい、心身共に私の中では限界ですね〜(◞‸◟)

とりあえず、やれるだけやってみたいと思います。(・・;)/

覚えていない単語しか出ないというくらい,完璧に山がはずれ,とても落ち込んでいたナツさん。
ターゲットの単語テストごときに,身も心も削られて,かわいそうで見てられません。

この日は,replacedとreflectsの違いを覚えるのに,
「最後にdがつくほうは真ん中がaで,最後にsがつくほうは真ん中がe」
という方法をとっていました。
その覚え方は短期的対策にしかならないし,むしろものすごく覚えにくいと思うのですが(わたしは眠くなります),それがましと思えるほど,ディスレクシアというのは音と文字が一致していないんだな・・・と思わせる一幕でした。

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◆今週分

こんにちは、ナツです。
中間テストが近いですね〜。テストってなんであるんでしょう?

単語テストが返ってきたんですが3点でした。(-.-;)
前回と比べるとイイかな?と思えるんですが、点数だけを見るとムムム(・_・;
あと、山が外れたのも大きいんですがね。

今回は単語テストがまだあるのでその対策をしました。
フォニックスで読める単語が多いので先生のチョイスで覚えていきました。

また、今回はsから始まる単語を多く覚えていきました。
ただ、意味と掛け合わせて覚えなくてはいけないので苦戦しております… 。

succeededなどは、cとeが2つ続いたり、
structure構造はrucの部分が心配で、発音と文字があまり結び付かずどうしても止まってしまいます。
satisfyは過去形にしなくてはいけないのでyをiに変えて、satisfiedと書かないといけないのでedをつけ忘れそうで心配です。
tasteはaをeと書きそうなのでここも注意しながら頑張ってみたいと思います。

中間テストも近いので頑張りたいと思います!ヾ(╹◡╹)


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点数には出ていませんが,ひそかに進歩を感じた回でした。
もう授業の最初にフォニックス表の確認はしていませんし,
今日はハリボーを使わなくても,feed,taste,structという音を聞いて一発でフォニックスで書いていました。
7つも単語を覚えるのにかかる時間も半減しました(30分)。

音と文字が結びついてくると,今度は単語の意味が覚えにくいと感じるようです。
これは,もじこ塾の生徒全員が突き当たる壁です。

「頭がショート状態」と言いつつも、読字能力の限界に挑戦するナツさん。本当にえらいです。


2019年10月8日火曜日

190927 ぱぱさん

どうもこんにちは(?)2回目の登場のぱぱです!
僕の学校は三学期制で、今二学期なのですが二学期のうちに体育祭と文化祭があるので意外とハードスケジュールになっております笑

さて、もじこ塾で指導を受けるようになってはや1ヶ月ですが、受けてみた感想を今回は書いていこうと思います。

正直、最初の数回は「お、どうにかなるやん」って受けていたのですが、並列などの分野に入ってくると途端に「…???」みたいになることが増えてきました。

自分は構文感覚に乏しくて、英文をまっすぐ(正しい順序?)で読んだ経験がほとんどなく(そのせいで細かい和訳でボロボロミスが出るのですが)、構文通りに読んでいこうとするとスムーズに行かなかったり、酷いと苦しいとまで感じることもあります。
先生曰く、「ここを超えればぐっと伸びる」とのことなので、ハードスケジュールをこなしつつしっかり乗り越えて英語力を身につけていこうと思います!
ではまた来月〜



目の前で、構文をとって読む訓練をしてもらっています。
本人も言っているように、この訓練は相当苦しそうです。
初めて来たときは「コスパが」「ムリムリ」「かったるい」と全力で抵抗していましたが,数回行い,少しずつ慣れてきました。

英語は、語順によって単語の意味が決まります(The bird ate the snake.とThe snake ate the bird.では意味が相当違います)
この意識を持てることを「構文感覚がある」と呼んでいます。

構文感覚は英語を読むために不可欠ですし、大学入試の英文和訳は構文把握力をアピールするために行うものなので、点数をとるためにも構文感覚が必要です。

これまでキーワードを拾い、間を超絶な推測力で埋めるという読み方に成功してきたぱぱさんにとって、これは非常につらいこと。
これまで上空から文章を眺めていた人が、地面に縛り付けられているような感覚だろうと思います。
肉体改造級の辛さで文章に向き合っています。

ぱぱさんは、耳からの情報入力(=講義)につらさを感じる、同じ行を再び読んでしまう、考えながら書くと字が大幅に乱れるといった、ディスレクシア的特徴を示す一方で、
音読は正確だし速いですし(ついでに発音も良い)、漢字に苦労はなかったと言っていますし、スペルミスも比較的少ないので、傍から見てディスレクシアだとは分かりにくいだろうと思います。

2019年10月4日金曜日

190926 木曜クラス(純粋ディスレクシアは真面目でひたむきな人たち)

木曜の中3クラスは最近、読字困難を抱える高校生が相次いで加わりました。
授業内容は中学生クラスと同じです。
1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. 質問特集
4. AGO
5. 休憩(振替の生徒がいたので,英語で自己紹介)
6. 文法(第4文型)
7. Let's Read(マザーグース)
・もじこが一度通して読み,聞いてもらう
・1文ずつ訳を言ってあげる
・1文ずつ,順に読んでもらう
・ハリボーを使い,単語の音を確認
・1文ずつ,順に読んでもらう
・ノーミスチャレンジ

紺です。テュール君の代打で入りました!
読みの困難さは、普段見ている他のクラスよりも、とてもとても強いです。
入塾時期の違いもありますかね?
ビンゴやAGOなど制限時間のあるゲームで
相手を急かす場面は少なく、終始穏やか。(′v`)
煽られて盛り上がるクラスもありますし、ここみたく穏やかな雰囲気も良いですね。

重度ですが、ひたむきで真面目な生徒さんが多いです。
悔しさを言葉にする子もいました。
本当偉い〜!具合悪くなる前に、ちゃんと休むのよ〜!!
授業中、相手が緊張しない程度の距離感を保ちながら、
無言のエールを送ったりと、とっても素敵なクラスでした。


最近わたしは,「そもそもディスレクシアってどのような人のことを言うのだろう?」という初歩的な問いについて考えています。

もじこ塾は,1)「純粋ディスレクシア」という人種が存在すると考えています。
ディスレクシアが得意なこと」の特徴を如実に示す人たちです。
コミュ力が高く,ルールのきわを突きたがり,学校に対しては割り切って一定の距離を保ちながら付き合っている。そんな人たちです。
(なお、この人たちは,ストレスが非常に強まると,発達障害的な行動(多動,不注意,こだわり)を見せる場合があります。)

一方,
2)ADHDがメインで読み書き困難が出る場合,
3)ASDがメインで読み書き困難が出る場合,
さらには,ADHD+ASDゆえに読み書き困難が出る場合・・・もあると実感しています。

1)2)3)の人たちは,読めない時点での困難はだいたい一緒なのですが,数カ月続けているうちに,だんだん傾向が分かれてきます。
細かく書くことは今日はしませんが,2)3)は読めるようになると,行動面の課題のほうが大きくなってくる気がします。

一方,1)純粋ディスレクシアは,読む部分の困難を克服するのにとても時間がかかり,かつ,行動面の問題はほぼ一切ありません。
そのためか,読む訓練という辛い作業に真正面からぶつかっていく傾向があり,しかも,年齢が上がるごとにその傾向は強くなる気がします。

このクラスは,そんな生徒が集まっているクラスです。
紺さんも言う通り、ひたむきで真面目で、「ここは訓練の場」とテレパシーで(?!)伝えてきます。
その様子には,心揺さぶられるものがあります・・・