2022年11月5日土曜日

紺さんの高認受験日記(2)

こんにちは、紺です。
前回、国社英の過去問のことを書きましたが、今回は残りの教科の過去問を解いた結果と、自分の感覚や課題点、気づいたものを言語化してみました。自分の得意不得意科目も忘れているので、この結果を受けて社会と理科の受験科目を選んで決める意図もあってたくさん解きました。

数学
・ギブアップ
社会科
・世界史A/B =57/57
・日本史A/B =67/62
・地理A/B  =80/85
理科
・科学と人間生活 =45
・物理基礎 =10
・化学基礎 =40
・生物基礎 =65
・地学基礎 =45

数学
公式・定理をど忘れしてます。数学をやるのは数十年ぶりだし…まあここまでは想定内。
ですが、問題文の言っていることそのものを読解することができず、何もできなくなり手と頭が止まりました…。問題文や定義の文章の読解に難儀する傾向は、昔から自覚していたのですが…ここまでとは。もちろん、算数のころから読めない経験は何度もしてるんですけど、数学の問題文を異国の言葉のように感じたのは初めてだった

でもまあ数学の対策に関しては、ひたすら演習をこなすのみかなと思ってます。時間も量もかける。するとだんだんと問題文の意味がわかるようになるんですよ。学生時代も目的の単元が終わる頃やっと腑に落ちかけてきて、理解が深まったころはすでに別単元の最中…の繰り返しでした。人よりも理解に時間も労力もかかるのですが、時間をかければ理解できるようになるタイプの教科でした。覚えるよりも早い速度でどんどん忘れていってしまう気もするけれど、何もやらなければゼロなので……自分に言い聞かせてやるしかないかなと。
……実は前々から、自分の中のディスカリキュリア(算数障害)の可能性も疑っているんですけど少し真剣に捉えていい気もしました。想定よりも現状がひどかったなあ…。(数字が大きく関係する職種につかないことだけは、10代のうちから心に決めている)


【社会科目】
日本史・世界史。
実は消去法で解いたものが大半。歴史の勉強方法が今もわかりません。世界史はカタカナばっかりでほんと苦手だし、範囲も広そうだし。助手のテュールくんが世界史の本を貸してくれたので、過去問と参考書を行ったり来たりしようと思います。ありがとう〜!
日本史のテストだったか、問題文を見落とすというミスも犯しました(空白の減点)。これはもったいない…。でも私はこの手のケアレスミスがとても多いんですよねぇ…。文字情報を見落とすこと。視界に入ってても文字情報として認識しているかどうかは別問題、認識できたとして読めるかどうかは別問題。気をつけないといけないことが多い……。自戒として書いておきます。

地理
一番点数取れとるやないかい!www っていう。たしかに地理は昔から好きでしたが、好きなこと自体を忘れていた。自分らの時代ではマイナー教科だったような…(習ったのも中学生のときだけだし)。地理だけでテストできるのめちゃ嬉しいかも。自分の知識と、資料から情報を読み取って答えていく形式は現社と一緒ですね。自分には解きやすかったです。


【理科】
科学と人間生活
大きく8分野があって、4つを選択して解いていく形式。もちろん知識不足もありますが、分野の選択を見誤っていました。選ばなかった問題も解いているのですが、正答率がよいのは選ばなかった方だったり。今回気づけてよかったです。

物理基礎
公式も記号の意味もわからないままやりましたので、当然の結果。物理は授業を受けたことがそもそもないのと、私に理数の才能がないからだと思います。マーク形式だから10点も取れたんだと思う。ほんとに。

化学・地学・生物基礎
軒並み悪いですがこれも当然の結果です〜。化学は高一のころ、化学式をとくのが楽しい時期がありましたので、ちょっと解き方を思い出しながらやってみました。化学記号(すいへーりーべのあれ)は記憶から抜けています。
日本語の漢字の組み合わせや、カタカナの物質名は、そのまま化学記号を並べてたり、逆さに書いてる雰囲気あるので(二酸化炭素/CO2)、日本語から化学記号を推測・妄想したり問題文や前のページとかからヒントを探ったりして解きました。


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気づいたこと、自分に合う勉強法など。
私はドキュメント番組が好きです。今年の夏にみた「映像の世紀(NHK)」で、時系列にそって大きな流れを理解できたのをたまたま覚えていて、第二次世界大戦あたりの問題が迷いなく解けたりしました。私には映像の形をしているほうが固有名詞も時系列も出来事も、記憶によく残ることを過去問やって再確認。ドキュメントはナレーションもあるから余計にいいのかな…??映像のない時代の歴史の勉強法は別の方法を考えないといかん…。
大河ドラマだと、物語は面白くみるけど歴史的な情報が本当に頭に残ってないのに…この差はなんだろな??映像媒体であっても向き不向きが出ます。(あくまで私の場合)


やろうと思うこと。
ディスレクシア的には英語の手応えを獲得すること。
フォニックスのおかげで単語の音は読めることが増えたので、語彙を増やすとか、言い方(文法)を覚えるとか。文法の知識がほとんどなくて雰囲気で読んでいるので、雰囲気以外の確証みたいなものを得られるようになるなら得たいです。
数学はとにかく演習。
理科や歴史は、過去問で間違った部分の周辺を調べたり参考書読んだりすること。

私はいま教科書がないので(生徒が使わなくなったものを貸してもらえるかもしれません)、映像授業なものも使っていろいろ知ることも必要ですよね。
大人の学び直しは環境的にも独特な苦労が多そうですが、それも記録として書けたら面白いかなとか思ってます。

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「高認を受けます!」と授業内で発表したところ、かなり多くの生徒が家で話題にしたもよう。
生徒のみなさんのずっと上の先輩が勉強をがんばる姿・・・
思い立った日から少しずつでも、やり直しはきくということ。
毎日のちょっとずつの取り組みが、いずれ大きな違いを生むということ。
そんなことが伝わるといいなと思います。