2018年6月1日金曜日

180530 新宿水曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。

今回の授業では、左右がテーマになったゲームをしました。
『アルプス一万尺』のように胸の前で手を叩き右手と右手・左手と左手を合わせるのですが、先生が手を様々な方向に出すので『あれ、右手??ん、左手・・?・・』といった具合です。
※左右盲のアセスメントです。前に予備校でやったとき,定型の生徒は「これの何が難しいのでしょうか」という反応,一方ディスレクシアの生徒は程度の差はあれ苦労していたのが大変印象的でした。

いつもの例にもれず、私が一番下手です。ニヤニヤしながら生徒さんが「どうやったら、そんなに間違えることができるんですか?」とのこと・・・くっ、何も言い返せない。
ついでの話ですが、小学校6年生まで右と左がわからなかった私です。なので、視力検査でいつまでたっても指で指していました。しかし、それではあまりに恥ずかしいということで指と一緒に声でも右左を言うようになりました。未だに時々、指で右を差しながら『左!!』と言い看護師さんに『どっち!?』とツッコまれることがあります。
そんな、視力2.0のピノコが今回の授業日誌をお届けします!

授業内容:
1.筆記体
2.ビンゴ(テーマ:ou)
3.ティーブレイクしつつ英会話
 英会話:先生が質問する内容(学校や起きた時間など)に1分間答える
4.英文音読(ジョージ・ワシントンの逸話)
 (1)空所補充しながら音読と訳
 (2)完成した英文を1人1文で音読
 (3)交互に1文ずつ読み、ミスの数を集計
5.AGO(7分間英語だけで会話の時間)
6.ディクテーション(英文音読で使った英文より)
7.英語で数を数えましょう!(81までの7の倍数と平方数で手を叩く)
8.神経衰弱:couldn'tを入れた文に変換
9.文法問題(所有格への書き換え/数に関する単語の穴埋め/数を答える疑問文の完成)


※ここをご覧の方から「中学生クラスでは学校の補習を行わないのですか」というご質問を受けました。
希望者には授業前後に学校の教材のフォローを行っていますが,実は希望者自体がそれほど多くありません。最大の理由は,学校の教材はディスレクシアににとって分かりにくいからだと思われます。
一見遊んでいるような授業ですが,このスタイルこそがディスレクシアにとって弱い部分に働きかけていると今は確信しています。
(とはいえ,生徒は刻々と成長するので,よく見極めて授業を進化させていかなければなりません。そのことを最近,ずっと考えています。)