2018年5月4日金曜日

180502,ハイパーレクシアのウラジミール君

「ここの90分間は一週間で一番時間の流れが速く感じる、そして一番疲れる」。
ええ,浪人生には徹底的に負荷をかけてまいりますよ^^。

「このdの書き方は絶対に変すぎる!」と言ったら
「右手でbを書く感じで、左手でdを書いてました」と。ますます「??!!」


1) 新聞記事(日本語)の内容を説明する
初回は「脳が爆発しそう」と言ってきた彼も、数回たったいま、だいぶ慣れたよう。良い傾向です。これはしばらく続ける予定。

2)ごりごり(※読解用の文法を網羅するための教材)
動詞とは何か(分詞形容詞との区別)、目的語とは何か。まだ構文と意味を同時にとるのは難しいよう。センター第2問につなげながら解説。
単語を覚えるのには、ハイパーレクシアにとってもディスレクシア同様、苦労があるよう。もともと文字を見ても意味を想起しにくいので、当然と言えば当然なのですが・・・本人いわく「単語は音から覚えている」。これも、「文字→意味」の回路が発達しにくいハイパーレクシアらしい発言。
ディスレクシアと似て非なる、ハイパーレクシアに適した単語の覚え方を模索しないといけません。

3)センター英語3B
マーク模試対策。解き方を細かく確認。
まだ読み方の改造を始めたばかりなので、進歩ぶりが数字に出るのはおそらくもう少し先。今回は、手を付ける設問については、きちんと構文をとって、イメージを作って(意味をとって)読むように心がけよう。・・・といったことを確認しました。
模試は、事前に「どういう点を意識して解くか」を言語化して確認することが、読字に困難がある場合は、特に重要です。

ウラジミールは昨年、英語にほとんどの勉強時間をあてていたので、得意な理系科目にはほとんど手を付けられなかったとのこと。
今年は理系科目にもきちんと時間を割いているので、まずはそれらで幸先良いスタートを切ってほしいです。

そしてなんと!ハイパーレクシアの生徒さんがもう一名入塾。偶然が重なり、ウラジミールとさっそく対面することに。その様子は次回・・・