今日は②クラスの授業をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合いください!
授業内容:
1)筆記体
2)接頭辞/接尾辞ビンゴ
最近はフォニックスビンゴではなく、接頭辞/接尾辞ビンゴになりつつあります。 接頭辞/接尾辞は、ディスレクシア的にはダイグラフと同じ扱い、 まるっと読めるようにするべきものだそうです。 |
3)AGO
QA100の質問に1分間でより多く答えられた人から手札を取っていく
※このクラスでは、1つの質問に対し、2文で答えてもらっています。
例:Can you cook? --Yes, I can. I can cook pasta.
4)文法説明(関係代名詞について)
①文法説明
②習った文法を使って問題に挑戦
5)英文音読
①前の人が読んだ文を次の人が和訳
②最後のオチを当てる
③1人1文音読
④ノーミスチャレンジ
⑤速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
⑥この英文についての問いに答える
6)ディクテーション(今日、読んだ英文より)
先生が読んだ英文とその文の和訳を書く
7)文法問題(テーマ:関係代名詞)
授業風景:
今回の授業は、いつもの授業に比べて文法説明の多い授業でした。私の知りうる限りでは、もじこ塾の中学生クラスでここまでガッツリ文法の説明をしているところを見たことがなかったので、とても新鮮です。初めて関係代名詞の説明を聞いた生徒さんはもちろんですが、1度学校で説明を聞いてる生徒さんも『あ〜。そうだったんだ』と発見や気づきがあったようです。
※はい、生徒の要望に応え、関係代名詞を説明してみました。
もちろん、予備校で関係代名詞は何度も説明したことがありますし、もじこ塾の高校生(まだらに知識が入っている)に個別で説明したこともありますが、関係代名詞を知らないディスレクシアの生徒に、集団のなかで関係代名詞を説明するのは初めてでした。
私にもようやく、ディスレクシアに文法を説明する能力がついてきたようです・・・
◆ディスレクシアの生徒に文法を説明するときの注意点:
1) あらかじめ「今日は関係代名詞の説明をするから」と予告しておく
2) まず全体像や効果を語る(「関係代名詞というのは、文と文をつなぐ連結器のような存在で、これが使えると長く複雑な文が作れるようになる」)
3) 説明はコンパクトに、明快に。
最初に最低限の文法用語を教える(先行詞、主語、動詞、目的語)。
それを使って、できるだけ短時間でポイントを突いた説明を心がける。
何についての説明をしているか、常にはっきりさせる。
4)文法説明をしたら、すぐに演習をして知識を確認する。
5) 説明、ゲーム(BBカードなど)、例文を作って口頭で発表してもらう、プリントに書いて解くなど、さまざまなアプローチで知識の定着をはかる。
6)例文は、とりたてて面白くする必要はない。あまり面白いと内容に注意がいってしまい、雑談が増えるので注意する。
文としてのリズムがあるように。あまりに人工的でリズムのない文だと、意味も把握できなくなってしまう。