2018年9月4日火曜日

180831 時雨くん

時雨くんより:

高校卒業認定に合格し、ほっとしたと同時にこれからは受験生になるんだなと感じました。自分にとって高卒認定そのものは目的ではなく大学受験のために必要な準備だったのでこれ自体よりもこの先を考えて今後も学習を進めていきたいと思います。

認定試験自体は特に難しいわけではありませんでしたが1か月程前から少しずつ対策をはじめ、2週間前から過去問をはじめました。準備にそこまで時間がかからなかったのは高校受験の頃の知識や問題の解き方のコツが多分に利用できたのが大きかったと思います。

特に社会科では中学生の頃に先生に言われた社会科の義務教育をやる意味は資料を見てそこから何が読み取れるかを知ること、そしてそれをどう利用するのか知ることだと言われたのを思い出しました。
範囲が変わっても勉強は積み重ねであることを実感しました。


中学生と同じ教材(筆記体,疑問文),Toe by Toe,それと8月はゆるく専門書を読んでみました。

※先日,高認(昔で言う大検)に合格した時雨くん。これからは受験生として、一年半後の入試を目指します。

時雨くんとは英語と国語の過去問を2~3回分解きました。こちらは例によって解いているところを観察し、全部解き終わったら感想を言ってもらい、間違った箇所は原因を徹底討論しました。とはいえ、英語と現代文はほぼノーミスなので、徹底討論すべき箇所はごくわずかでした。

今回わたしは初めて高認を詳しく見ましたが、少なくとも英語と国語については、これはセンター試験よりも1~1.5学年分易しい試験です。設問も素直で引っかけ問題はなく(時雨くん曰く「正解以外の選択肢がクソすぎる」)、長文の題材もセンター試験と比べ、かなり平易で日常的です。
とはいえ、高認をこの程度の対策で合格できるのは、やはり進学校の生徒に限られるでしょう。中堅校以下の生徒なら、おとなしく出席や定期試験で稼ぐ、あるいは通信制の高校に転校するほうが、高校卒業の資格は簡単に得られそうです。
また、ディスレクシア的にみると、各教科とも読ませる分量はそれなりに多いので、日本語の読字能力に難がある場合、易しい試験ではないと思います。
英語に関しては、一般的な高校の入試問題並みには難しいです。



ここまで彼は,高校受験の貯金と,持ち前の知的体力で順調に推移してきました。ここから先の英語の勉強は、おそらくは一層大変になることでしょう。なにしろ読字の部分でほんとうに苦労しているから。。。
彼は配慮申請はせず、検査も受けず、でも英語に関しては通常とは相当に異なるアプローチで戦う力をつけて、大学受験に一般入試で挑みます。何度も書いていますが、普通の人ならとっくに倒れているくらい追い込んでも、彼は倒れません(いろいろ忘れて帰りますが(笑))。
好きなこと、やりたいことが非常~に明確である点が、彼にとって強力な原動力となっています。