2018年10月5日金曜日

181001 国立クラス(数学語彙の強化)

台風一過の都民の日,久しぶりに夕方に授業を行いました。
紺さんより:

1、10分間筆記体
2、フォニックスビンゴ
3、AGO
4、音読
5、自由英作文(秋で好きなこと)
6、音読から出題されるプリント問題
7、ディクテーション

このクラスでは卒業生徒が相次ぎ、人数が少なくなりました。
一人あたりの解答回数が増えております。
授業内容も読み書き的にハードで疲れやすいけど、生徒たちは意欲的です。頼もしい。
しっかり疲れたら、しっかり休んでください。
気持ちも勉強も、メリハリは大事よ。(′▽`)

私も音読に参加するようになり、最近の仕事終わりはとても眠いです。
生徒といっしょに鍛えられてるな、これは…(笑)




すばる君より:
前回の授業報告
最初に関数のテストを前回に引き続き行いました。傾きや切片といった1次関数で出てくるワードを穴埋め方式でテストにしているのですが、これの正答率が低いです。傾きや切片を覚えていないということは、問題文で「傾きを2とする。」などと書かれていても意味が分からないということです。問題文が理解できない理由は「数学語彙」が足りていないこともあるかもしれません。関数のテストが終わった後は相似をやりました。この分野の図形はセンスが問われるので、生徒にどこまでセンスがあるのか楽しみです。



すばる君から驚くべき報告を受けました。「生徒は問題文が読めない」と。
話を聞いてみると,
・数学用語の意味するところがわかっていない(上の報告ですね)
・数字交じりの文章の切れ目がわからない
・一般用語の,数学独特の意味(「一致する」など)がわかっていない
・・・などの傾向がみられるとのことでした。

これまでも各所で,LDの困難のひとつとして「数学の問題文の意味がわからない」という指摘は聞いたことがありました。
でも,てっきり「漢字が読めない」「日本語を数学的概念に翻訳できない」あるいは「数字や記号の読み間違いが多い」「数字の操作が著しく苦手」(最後2つは私です)のことだと思っていました。
「三次元の図形を書いた図が立体図に見えない」「問題文を深読みしすぎて,書いていないことに妄想が働きすぎてこける」というのもかなり聞きます。

しかし,どうやらLD的には,それ以外にも問題があるようなのです・・・数学語彙の強化,あるいは問題文の言わんとするところを正確に読み取る練習が必要なのかもしれません。しばらくこの問題点に注意していきたいと思っています。