2018年10月2日火曜日

180928 新宿⑤クラス(三単現のs)


テュール君より:

こんにちはテュールです。
今週は5人で授業をおこないました。
先週とは違い少し静か(それでもにぎやかでした笑)だった気がします。

授業内容 
筆記体
ビンゴ
一問一答
休憩
文法1
簡単に文を作る

三単現のsを教えています。

サイコロを振り,出た人称を主語にした文を言ってもらいます。
2分間計り,2分経過時にしゃべっている人が負け。5つの文を言ってもらいます。
かなりヒートアップします。


文法2
本格的に文法へ
悪戦苦闘しながらも皆やりきってくれました!

書き取りへ
毎回ここは同じことを繰り返し行います。
続けることが大切です!

今回はここで終了!
毎回楽しみながらやってくれるので
いい雰囲気で授業ができています。
そろそろ中間テストのことなのかそんな話も出てきてました。
英語以外も頑張ってもらいたい!


今週はこの辺で失礼しま~す!
(^^)/


※三単現のsを教えています。公立だと若干先取り,私立だとすでに知っているけれど,もやもやしているようです。

ディスレクシア的には,三人称が何か(わたしとあなたの二人の世界に割って入る第三者)をしっかり教えることが重要だと感じます。
視点が自在に飛び回るディスレクシアには,「わたし」に視点を固定することを最初に確認することで,はじめて「彼/彼女」の存在が理解できるようです。
一度分かれば,そのあとは用語の混乱もなく,「he/she」に限って動詞にsがつくことも納得できるようです。あとは反復によって定着あるのみ。
なお,「三人称」ではなく「第三者」と言ってくれたら分かったのに…と話す生徒もいました。

三単現だけsがつく理由は,
「フランス語やドイツ語,その祖先であるラテン語や古代ギリシャ語では,私・あなた・彼/彼女/それ・私たち・あなたたち・彼らを区別して,活用は少なくとも6種類はあるけれど,英語では全部退化して,三人称単数だけが残った」と話しています。
ディスレクシア英語教育の一大流派であるOrton Gillinghamによると,英語史の知識を早い段階から説明することはディスレクシアにとっては有効らしいので,そうするようにしています。
「敵の行動を区別するために,三人称単数だけ残ったんですね」と言った子もいました(@_@)
ディスレクシアの生徒の洞察は,ときに言語学者のようです。