2019年5月16日木曜日

190516 木曜中3クラス

テュール君が体調を崩してお休みしたため,一人で授業を行いました(お大事に!)
木曜の2クラスは特に助手の存在感が大きいので,今日は一人でできるかドキドキでしたが,なんとかこなせました・・・

1 筆記体
書いてもらいながら学校の愚痴を聞くのが,最近よくある展開です。
今日は「修学旅行の書類の提出をさぼるやつがいて,その尻ぬぐいに奔走。今夜はその書類も作らないといけないし,でも漢字テストもあるし」という趣旨の話を聞きました。
今の時期の中学生は本当に忙しそうです。



2 フォニックスビンゴ
soft cと呼ばれる,ce,ci,-ace,-ice。難関です。

3 Let's answer questions
最近は自作したものを使っています。入ったばかりの生徒さんも,だいぶ慣れてきました。

4 AGO
クラスの雰囲気を一体化させるのに欠かせません。
これで遊ぶことで,そのあとのアタックに立ち向かう心構えができます。

5 Let's Read
このクラスでは初導入,Elementary Stories for Reproductionを使用しました。
これが感動的な展開に・・・ノーミスチャレンジの間,読字にアタックする生徒を,他の生徒たちが固唾をのんで見守っていました。間違ったら本人だけでなく,他の生徒たちもがっくりしたり。
言葉を使わずに応援する様子に,心が震えました(´;ω;`)

以前ほかのクラスにいて,ほとんど読めなかった生徒が,今日はじめてLet's Readを読破することに成功しました(T T)。本人も嬉しかったと思います。私もここまでの長い道のりを思うと感無量です。

「Teach them at their level」(その生徒にあったレベルで教えなさい。学年とか指導要領とかは関係なく)という言葉を実感。「×年なのだからこれくらいは」という思い込みを取り去って,本当にその生徒にぴったり必要なことを差し出すことができると,生徒の読字能力は伸びます。たとえディスレクシアであっても。

6 ハリボーでカジノ


money,college,very,Juneなどの母音がどれか,あててもらいました。
Let's Readで読破できても,自分が読んでいる単語がどの音から構成されているかという知識はまた別物らしく,このアクティビティはとても難しいようです。
でも,「音韻認識の有無は,その後の読み能力を予見する最大の要素である」という言葉に後押しされ,このアクティビティを徹底しています。これができると,きっと単語を読んだり覚えたりするのが楽になるはず。。。




※このクラスは現在,キャンセル待ちのみ受け付けています。

2019年5月15日水曜日

190510 時雨くん(音読練習のポイント)

※もじこ塾の1対1の授業はゲーム的な要素は皆無で、深く話をすることを重視しています。
~~~

時雨くんより:

5月はじめには記述模試、マーク模試がそれぞれ1つずつありました。

英語では途中で急に文が読めなくなり試験時間内に休憩を入れることも今後考えていかなければなりそうです。
その一方でもとから重視して解く予定だった出題形式は得点につながっていたのでその部分の精度が直近の課題になりそうです。

他の教科では問題文に下線を引かずに読んでいたところ「適切でないもの」や「rはaの何倍か」などを誤解して解答してしまい無駄な失点になってしまいました。
以前はやっていた重要部分には線を引きながら問題文を読むことはやめてはならなかったようです。

~~~
「急に文が読めなくなる」は,模試の前日に解く練習をしていたときにも起こりました。
上の文(センター3[A])では,superstitiousをsuperstitions(→1文字だけ違います)と読み間違ったために,そのあとの構文も取り違えたのですが,
それを指摘するためにこちらが読み上げてみせても,もはや文字も音も意味にならないようでした(TT)
それまで35分ほどは,わりと順調に読んで正解していたのですが…


模試(とその練習)は黙読ですが,それ以外では時雨くんとは,音読の練習を行っています。

ディスレクシア的,音読練習のポイントをまとめてみます:

1)  読む目的を明確にする。この場合は一定量を読破する練習。
ディスレクシア的には,目的を明確化することで、はじめて読むことができる。
(目的に応じて読み方や読む範囲を変える。上の設問の場合、下から4行目のBelieving以下と選択肢しか読まない。)

2) タイムを記録する。
どのくらい読み続けることができるかは,読み能力を示す重要な指標のひとつ。

3) 最初のうちは伴走し、だんだん一人で読んでもらう。
ディスレクシア的には,出だしの数文~数パラグラフは調子が出ないことが多い。そこで最初のうちは教師と1文ずつ交互に読むなどし、調子が出てきたら,少しずつ自力で読む割合を増やしていく。
教師はさりげなく助け船を出す。(音節の切れ目を教える、フォニックスで読めない単語は読んであげる、など)

4) 構文や文法の知識がつくと,読字能力は向上する。
構文の知識があると,次にどんな品詞が来るかある程度予想できるため,読字の助けになる。

5)意味理解をおろそかにしない。
ただ単にデコーディング(字をつなげて音にする)のではなく、意味理解もある程度要求すべき。難しい箇所はさらっと助け船を出し,あとで詳しく解説する。

6)音読練習をするときは,読むことに労力を集中させるべき。
知らない単語は,文中での意味を教える。辞書は引かせない。
読み間違いはさらっと直しつつ、間違い方をよく観察する。読み間違えた単語を記録しておき、傾向分析するのもよい(上の場合、「uとnが反転してるね」など)

7) 休む勇気をもつ。
限界が来そうと思ったら、その手前で少し休むべき。そのタイミングは自分で判断できるのが理想だが,判断できないときは,教師のほうから休むように言ったほうがよい。
無理しすぎると,身体症状が出ます(時雨くんの場合は頭痛が出たり体が熱くなったり冷えたりするようですが,そのほか,その場で数十分~1時間ほど寝てしまう,目が非常に疲れる,などの症状として出る生徒もいます)

8) その都度,振り返りを行う。
教師は良かった点,改善できる点を指摘する。本人も言語化できればなおよい。

9)読み方の戦略は,自分で編み出すべきもの。
どうしたら読みやすくなるかは,一人ひとり違う。教師は「こうしたらどう?」という指摘や提案を行うものの、「自分はこうすると読みやすい」は、基本的には本人が試行錯誤してたどりつくべきもの。
(上で言うと,"線を引きながら読む"がそれにあたります)

10)この練習では,生徒は一度限界に達したほうが,長い目で見るとのびる(限界に達してへろへろになる姿は、見ていていたたまれないですが・・・)。
信頼関係を築き,限界に挑戦できる環境を作るべき。


~
「3時間数学をやるよりも,30分英語を読むほうがキツい」と語る時雨くん。
ついに来た,読字能力の限界に達した様子は,傍で見ていてつらいものでした・・・
でも,ここまで訓練を続けて,1年前の何倍も読めるようになりました。
あと9カ月でどこまでいけるか,訓練は続きます。


2019年5月13日月曜日

190509 木曜中2クラス(ゲーミフィケーション[ゲーム化]について)

毎回、ものすごくヒートアップするこのクラスに、
若い研究者であり、所属大学のインクルーシブ教育支援室の運営にもたずさわっておられる方が見学にお越しになりました。
その方のご感想を転載いたします。ありがとうございます:



[...] 生徒さんたちはカオスな状態とおっしゃっていましたが、
初対面の私にルールやコツまで教えてくれて、とてもいい雰囲気のクラスだなと思いました。

カオス・・・は机の上だけでなく、自由に発言したりゲームがヒートアップすることも指します。
カオスのなか、ある生徒が見学者さんにビンゴやAGOのルールを説明していました。

成田先生がメールで「見学者が入っても動じることがない」とおっしゃっていた理由がわかりました。

 実際に授業に参加させていただき、いかに楽しく集中力を保ちながらゲーム感覚で英語と触れ合うか、
成田先生の授業の工夫を間近で拝見でき、とても勉強になりました。

生徒さんの方から「先生それは教えちゃだめだよ」という発言があったことも印象的でした。

最後の、英語の44音表のなかから今日出てきた単語の音の部分にグミを置く時間には、
生徒さんのほうから「この単語は何個の音で出来ているんだ?」と声があがり、皆さん考え方の枠組みがきっちり頭のなかにあって、その上で単語がどの音に分解できるかを考えられていたこともとても記憶に残りました。

[写真]

生徒さんが「疲れた」と言った時に成田先生が「ちょっと寝ていいよ」と言っていたことも、とても印象に残っております。
きっと、いわゆる受験対策を前面に掲げた塾ではこのような会話はないだろうな…と感じました。
先日の成田先生と生徒さんの会話を伺い、生徒さんのペースや集中力を尊重した授業をされているのだなと思い、私が塾講師として働いていた塾とは全く違う雰囲気を感じました。

~~~
「ゲーミフィケーションの事例を目の当たりにしました」とご指摘を受けてはっと気付いたのですが、もじこ塾の中学生の部は、多くの学習活動がゲームの形をしています。
(ゲーミフィケーション[gamification:ゲーム化]とは、学習活動をゲームの形にすることを指します)

これは私が先導したというより、生徒の求めに応じていたらどんどんそうなったという側面が強いです。
というのも、講義を聞いてから淡々とプリントに取り組むなどという苦行は、もとより字が苦手な生徒にとっては無理な話です。。
純粋ディスレクシアというのは、ルールを決めてあげると、違反すれすれを狙って競争相手を出し抜く「戦略思考」が強い人種です。なので、戦略思考を刺激して読むことにチャレンジしてもらったり、
あるいは、衝動性の強い生徒は勝負事となるとものすごく燃えるので、その情熱を利用してまとまった文章を集中して読んでもらう、という感じです。

このクラスのメンバーがすごいのは、自分たちがゲームを通じてなら学習内容が定着しやすいことを自覚していて、「勉強するためのゲームなのだから、何がなんでも勝つのではなく、自分で考えなければならない部分が存在する」ということを理解している点です。
また、多動や衝動性の強い子が集まっているのですが、毎回誰かがブレーキ役に回るのも、たいへん偉いことです。

「寝ていいよ」の件について・・・字を読むのはとても大変なので、脳の充電が切れたと思ったら、自分で判断してちょっと休むのは非常に大事なことだと、もじこ塾では考えています。この件については続きます・・・

2019年5月5日日曜日

190505 ピノコさん(「ふわふわ読み」について)

すっかり受験生が板に付いたピノコ姉さんより:

ここ1〜2週間は模試週間でした。以前はこんなに短い期間に沢山の模試を受けたところで成績が上がるわけではないのだから1つだけ受ければいいんじゃないかと思っていた私ですが、今回の模試週間でその考え方を改めました。1つの模試で気がついた改善点をすぐ違う模試で試すことが出来るのはとても大切な事だと思います。
(しかし、反動で今のピノコはほぼ泥の様です。最早固形ではありません!)
自分でも忘れない為に反省点を書いておきます。

◆総評的な反省点は
メンタルが物凄く弱い事です。ちょっと動揺しようものならそこから雪崩の様に崩れていきます。特に、頑張った教科や普段点数の良い教科では欲が出てきて、少しのことで動揺する傾向があるので、謙虚な気持ちで問題に真摯に向き合おうと思います。(初日は1番勉強が出来てない科目が1番出来たので)

◆英語の良かった所、課題
・良かったのは
論説文が以前より読みやすくなったことです。一生懸命ふわふわリーディング(きちんと構文をとって読まないこと)を封印して頑張ったかいがあったと嬉しいです。
~
構文をしっかりとって読むことは、ディスレクア的にはひときわ重要です。

・課題は
ふわふわリーディングとの付き合い方です。私は英語と言わずほぼ全ての文系科目をふわふわ読んでいたりします。一応頭の中で音が鳴りますが、多分他の人より音ではなくイメージが先行していて『この言葉はこういう雰囲気、この言葉はこういうイメージ』というのがはっきり浮かびます。英語でも『こういう状況だよね、こういう感じだよね、、、日本語でなんて言うんだ?』ということが時々あります。

先生のところで英文和訳のプリントをやっていても日本語が上手く繋がらないということが頻発しています。
そんなふわふわリーディングをしていると、1文1文にこだわって単語を追う事が苦しくなるのだと今回よく分かりました。
1文1文こだわって読んでいるとふわふわリーディングの速度と精度が上がっている様な気がします。

英語に関して今後の課題は、少なくとも普段の学習では根拠を持って和訳や問題を解くことです。あと、単語ですね。この2つのことを意識しつつ頑張ります!

definition / definite / define

~~~
泥のように疲れているなか、頑張って振り返りを書いてくれたピノコ姉さん。
前回の受験生のときよりも、タフさ(読み続ける・考え続ける力)は別人のように増しています。

外国語を読むという行為は、「ふわふわ」とした大局的な視点と、厳密に(文法的に)文を分析していく視点を、両輪のように使うものだと思います。
「ふわふわ」は、ピノコの読みのいろんなレベルで表れるようです。
たとえば、「definitionとdefiniteとdefineの違いがよく分からないー!」と叫んだり(字/音素のレベル)、能動と受動をつるっとごまかしたりします(文のレベル)。
これを抑えるためには、文法をきちんと意識すること・・・1文ずつ、1語ずつ、細部までちゃんと見ること、そして構文をごまかさないことが大事だろうとおもいます。
特に、ディスレクシアは問題文を全部は読まない作戦なので、読む部分に関しては超正確に精読することが必須です。

とはいえ、「ふわふわ読み」は一概に葬り去るべきものでもありません。
「筆者はどの方向に議論を持っていきたいのか」という大局観は、「ふわふわ」と読むことで得られるだろうと思います。これはこれでとても大事な視点です。こうした大局観はディスレクシア的には基本のようですが、定型にはなかなか持てないものです(大手予備校の英語の授業のかなりの部分は、ここを教えることに費やされたりします)。


2度目の受験生生活となったピノコさん。今回は大手予備校に在籍しています。
昭和の頃から変わらないような教室、時間割、テキストを毎日こなし、昭和的な恫喝も一部講師からは受けているとのこと。合間にもじこ塾に来て、毒を吐きながら(笑)頑張っています。

2019年5月1日水曜日

190417 高1(水)クラス


1) 筆記体
この生徒は,手の動きをコントロールすることに非常に苦労していましたが,
数カ月たって,ずいぶん改善してきました

2)単語テスト(鉄壁)
このクラスはフォニックスビンゴをついに卒業し,
鉄壁の単語テストを,ビンゴ形式で始めました。

単語は,ディスレクシア的にとても扱いづらい単位のようですが
(もっと大きいセンテンスや,もっと小さい接尾辞・接頭辞のほうが覚えやすいです)
ここはあえて,鉄壁に挑むことにしました。

語源や接頭辞・接尾辞を使って覚えるという姿勢が強いことと,
学校で持っていて自慢できればモチベーションになるかも…と考えました。
いつまで続くか,乞ご期待です!

3) 英語で質問に答えましょう
QA100を改良したものを,最近は使っています。

4) AGO
英会話の時間(?!)。英語で煽り煽られ,このクラスは特に盛り上がります。

5)休憩

6) 文法解説とプリント(5文型)
Let's Readにからめて,間接疑問文・仮主語構文を解説。

7) Let's Read(音読)
・1文ずつ音読と和訳
・ノーミスチャレンジ
・速読み(30秒)



・ディクテーション+和訳



・発音クイズ

最後に,発音クイズをしてみました。単語が言えてもこれは難しい

~~~
助手の紺です。
水曜高1クラスは、知的好奇心の強い生徒が多い男子のみのクラス。
当人の知力と、読み書きの様子がミスマッチで、
高い場所なりの苦労をしているようです。
このクラスの授業内容は、私にはすごく高度で、
静かに見守る場面が多いです。
というか私のほうが、授業の文法説明に興味が湧いていて、
手が空いた時には、授業内容をメモしたりしてます。笑
先生から事前に、私の変遷?をごくごく軽めに生徒たちに説明してくれたようですが
それにしたって接し方はみんな紳士で誠実で、本当に有り難い限りです。
私は、読みも書きも、話すも聞くも、あまり上手じゃないほうの助手ですが、
私なりにできることを、模索したいと思っています。

~~~
このクラスは,紺さんが隔週で助手に入ることになりました。

紺さんは誤診によって20代を棒に振った,薬害の被害者です。
私も紺さんも,
・ディスレクシアが医療現場にまだまだ浸透していない以上,もじこ塾のどの生徒も一歩間違ったら紺さんと同じ目に遭う危険性がある。同じような被害者を二度と出してはならない,
・でも,勉強したいと思ったら,いつからでも人は変われる
・・・という思いで生徒に接しています。
このクラスの生徒は,自己認識と周囲の評価にギャップがあることをよく理解しており,
そのためか,紺さんの「変遷」をすぐに理解したようです。

2019年4月26日金曜日

190418 木曜中2・中3クラス

こんにちはテュ―ルです

今回は木曜日中2と中3の授業の感想を書いていこうと思います。
木曜日クラスの中学2年生はとても元気がいいクラスです。
いつも話し声が絶えず、先生との会話だったリ生徒同士の会話がいい雰囲気を作ってくれています。
今回はいつものビンゴやAGOのほかにフォニックスで文を読んでみるということに取り組みました。
同じような発音だったりスペルがずらっと並んでいたので読みにくかったと思います。また、違いを認識するのにも頭をフル回転させながらの授業だったと思います。ただみんな弱音を吐かずにやりきっていたのでこれはとてもいいことだと思います。
これが続くといいと思います。





1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA100
4. AGO
~休憩~
5. 文法(when, after, before, during)
6. Let's Read 輪読,ノーミスチャレンジ,[BBカードで休憩],10秒チャレンジ
7. ディクテーション(Let's Readの文章を使用)

Let's Readでは,前々回のIDAで仕入れてきた,「Project Read」というデコーダブル(フォニックス読みでほとんどの単語が読める)教材を使用しています。
シュールでブラックな内容が持ち味の教材です。
みんな、読むことには苦労していますが、果敢に向き合っています。





中学3年生の方は2年生とは対照的な雰囲気を覚えます。
しっかりと話すことは話して授業に集中して取り組んでいてまた違ったいい雰囲気を作ってくれています。最近は文法に取り組んでいて、文法そのものはすんなり入るのですがどうしても動詞の活用でスペルミスだったり、何かが抜けていたりとLDあるあるを連発してくれています。フォニックスをつづけて地道に覚えていくことが大切ですね。また、こちらでも文を読むことに取り組んでいます。スラスラ読めることが多いですが時々うっかり読み間違いがあったりと反復あるのみだと思います。

1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA 100
4. AGO
(休憩)
5. 習熟度別に分かれてプリント
6. Let's Read(ノーミスチャレンジ、10秒でどこまで読めるかチャレンジ)

~~
LD教育に関心があるテュール君にとって、木曜日の2つのクラスは、考えたことを実践したり、新たな気づきを得たりする場となっているようです。
中3のクラスでは講師も務めてます(習熟度別に分かれる時間帯で、フォニックスを担当するなど)。たいへん頼もしく成長しています。

2019年4月19日金曜日

190410 新宿中2クラス(水)

水曜の中1クラスは、中2クラスになりました。
紺さんより:

 1, 10分間筆記体


2, フォニックスビンゴ


3, 英語で質問に答えましょう。(2文で返答)
以前はQA100という本を使っていましたが、最近は自作したものを使っています。

4, AGO
~休憩~

5, 文法プリント『時の表現』( before / after / when )


6, 音読プリント『 THE 』
    ・ノーミスチャレンジ。
    ・間違えてもいいので、なるべく早く読む。

2年生になったので、読み物を導入しました。
IDAで買ってきた「デコーダブル・ブック※」を使っています。
(※フォニックス読みが出来る単語だけで極力構成された素材)
上の学年同様、まず1人1文ずつ読んでもらい、ノーミスチャレンジ、10秒チャレンジ(10秒でどこまで読めるか)を行っています。
終わった後はどっと疲れる教材です。

7, BBカードで神経衰弱


助手の紺です。ピノちゃんが生徒さんに戻り
(ピノちゃんの頑張りは、もじこさんから伺ってますよ!^^)
私も新宿教室に関わる機会を多くいただくようになりました。

このクラスの生徒さんたちは、反応が素早かったり、
記憶力が強い生徒さんも多くて、驚いてます。
音読も、生徒さんたちのが全然早かったですからねえ〜。(′v`)
私がとりわけ遅い…という様子でもあると思いますが。
これは生徒さん同士にも同じことが言えますね。
入塾時期に差があったり、おなじ読み書き困難の人たちの中でも、
得意不得意は各々が違うものを持っていますよね。
相手の苦手は、おおらかに受け止めつつ、切磋琢磨できる環境になってほしいです。
そうなり始めていると感じる瞬間もありました。みんなの精神的な成長も楽しみです。

この日は冷たい雨が降りました。学校も新学期で変化があっただろうし、
もじこ塾では音読も始まり、疲れたと思います。
みなさんお疲れ様でした、よく頑張っていますよね。みんな偉いです、本当に。

~~
このクラスは2年目に入ります。
読み物が加わって、さらにヘビーになったと思いますが、みんなよく頑張っています。

もじこ塾では、中学生の授業は読字と書字の訓練の場と位置づけていますので、宿題はありません。
でも、もし余裕があって、何かご家庭でしたいということでしたら、
読み物をもう1~2回読んでみるのは、良いことだと思います。

2019年4月15日月曜日

190409 ゴウさん

かなり古くからのブログの読者だった方が、新たに生徒に加わりました。
はじめての振り返りを書いてもらいました:



もじこさんに初めて連絡をしてからウン年、もじこ塾に通い始めて6週間が経った。

フォニックスは数年前に齧っていた為、それなりに覚えていた。覚えているのといないのとでは授業進度が全く違っていたと思う。
声が詰まって途切れ途切れだった短編の読み物の音読がだいぶ読めるようになってきた。
筆記体の練習のおかげでmやeが書きやすくなった。

毎週、なにか発見や気付きがあったら報告している。
今回は紙の質感と書字能力の関係について。
コクヨのCampusルーズリーフさらさら書けるを使用していたが、書き間違えることが多く、自分の不注意によるものだと思っていた。
ある時、偶然使用したノートでは書き間違いが少なく、字が綺麗に書けることに気付いた。線が安定し、濃く書ける。
前者の紙質は薄手でツルツルしており、後者は厚手でザラザラしている。
同じノートが手に入らない為、試しにCampusルーズリーフのしっかり書けるを購入してみたところ、ノートに近い結果が得られた。
個人差があるとは思うが、書きにくさを感じている方は質感の違う紙に変えてみてはどうだろうか。

~~~
調べたら、2016年11月に、初めてコメントを頂いていました。
まだ、もじこ塾が自前の教室を持たない時代のことです。

ここまでとても苦労して、ようやく大学受験のスタートラインに立ったゴウさん。
中学英文法からやり直す必要があるのですが、中学生ではないので、進度も説明の仕方も、適切な例文も違ってきます。
目下、いろいろ試行錯誤しながら、文法・読字練習・純粋書字練習の三本柱で進めています。

写真は、「接頭辞と接尾辞が大事と言うなら、それを先に一覧にしてもらいたい」との求めに応じて、接頭辞と接尾辞をずらずら書いたもの。
一覧は意外とネットに転がっていないものですね。。。自作する必要がありそうです。

2019年4月12日金曜日

190405 中1クラス(開講初日)

新中1クラス、開講初日の日誌です。

こんにちは伏見です。
今回は金曜日の新設中1クラスの助手をさせていただきました。
初対面という事もあり、少し緊張した雰囲気がありました。



最初の筆記体は、ぎこちない所がありながらも、皆確実に書いている印象を受けました。

授業全体を通して感じた事は、生徒さん皆共通で、得意分野に関しての飲み込みが早く、能力が突出している事です。
恐らくまだ習っていないと思われるモノでも、その突出した能力で捌けるものであれば、こちらが驚く程の速度で処理していました。

まだ完全に打ち解けた様子はありませんが、才能の片鱗を見て幸先有望な子達だなと思いました。きっと続ければ、親御さん達も驚く程成長すると思います。
是非頑張ってほしいです。
~~~
伏見さんは私の気付かない点に多々気付いているようです。
また生徒に、フォニックスの習得方法を切々と語ってくれたのもよかったです。
伏見さんを含め、助手の読字能力も発展途上。できるようになった経験をもとに生徒に声かけしたり、生徒の前で読むのに苦しむ様子をさらけ出すのは、たいへん尊いことです。

~~~
授業内容
1. 筆記体
2. フォニックスビンゴ
3. QA100
4. AGO(フォニックス)
休憩
5. BBカードを使い、This is ...を導入
7. Let's count (1~40まで、数を数える)
6. ハリボーを使い、フォニックスビンゴの単語を表現。そこに文字をあてていく

dog

中1クラスは、筆記体(純粋書字練習)、フォニックス(音と文字の対応)、文法、ハリボー(音韻認識)が大きな柱となりそうです。
伏見さんの言うとおり、まだ緊張はありますが、読める喜びでキラキラしているのも感じられました。もじこ塾では非常に珍しく、女子のほうが多いクラスでもあります。

※このクラスへの入塾希望は、現在、キャンセル待ちのみ受け付けています。

2019年4月10日水曜日

190401 国立中2クラス

紺さんより:


国立 中2クラス

1) 10分間筆記体


2)フォニックスビンゴ3連戦。
(ビンゴの列の多さを競う/潰し合い/9個の単語を自分で選んで)



3)QA-100

4)AGO

5)不規則動詞活用を学ぶ(かるた/坊主めくり)


6)文章を言い換えゲーム(過去/疑問/否定、現在進行形、be動詞があるもの、ないもの…等)

7)BBカード(神経衰弱/スピーディじゃないスピード …等)

8)ハリボーチャレンジ



9)プリント


10)ディクテーション


助手の紺です。みなさん、進級おめでとうございます。
今年度もいっしょに英語を頑張っていきましょう。
国立教室の生徒たちが、もじこ塾で見せる様子は比較的、朗らかに感じます。
もじこ塾の内容は、苦手に強く働きかける負担の大きい課題なので、安心感は重要です。
また、悩みを言葉に出せる生徒さんも多いクラスですが、これはとてもすごいこと。
助手が14歳のころは、悩みを言葉にすることができなかったため
誰かに相談できる段階にすら、いませんでした。
授業でも休み時間にもたくさん会話を交わし、日本語でも英語でも、
聞いて話しての経験を増やしていきましょう。
会話の経験量は、国語でも英語でも、読み書きの強い土台に成っていくと思います
(ディスレクシアだからこそ)。
国立クラスのみんなは、言い間違い聞き間違いを、変にからかい、あげつらう人もおらず、
会話恐怖が根強かった自分でも、会話が楽しいと感じられるようになりました。
みんな、ありがとう。

~~
ディスレクシアの音韻認識の困難は、会話恐怖につながることもあるんですね、、なかなかわかりづらい二次障害といえるかも。

それはそうと、最近ますます頼もしい紺さんです。

2019年4月9日火曜日

190327 ピノコさん

こんにちは、ピノコです。
助手業をやめて早1ヶ月以上が経過しました。直接お会いしたことのある方はもちろん、お目にかかる機会のなかった方からも気にかけて頂きありがとうございます!

さて、1ヶ月間の振り返りです。
この2年間、英語に関していえば全然勉強していなかったのに、以前より読めるし分かるので自分でも『何が起こった?』という感じです。昔と比べると頭の中がクリアになった事が原因かなとは思いつつ理由は判然としません。我ながら不思議です。
この1ヶ月間で分かった課題を意識しながら英語に取り組みたいと思います!



★  ★  ★

もじこ塾の助手として献身的に働いてくれていたピノコが、「もう一度だけ大学受験に挑戦してみたい」と話してきたのは、年が明けてすぐくらいのことでした。
いろんなことを話し、相当の覚悟のうえで、ピノコ姉さんは決断を下しました。それが楽な道ではないことは、お互いよく分かっていたので・・・
しかし!再始動してみてびっくり。ピノコは本当によく読めるようになっているのです。
読字能力、知的体力、想起のスピード、思考の混乱の少なさ、過度激動をコントロールする力、どれをとっても2年前とはまったくの別人です。

その理由について、考えてみました。

1)フォニックスの徹底。
彼女は1年半、週4コマの授業で、フォニックスの練習をし続けました。
また、ハリボーチャレンジについては、原型からひととおりの完成に至るまで、ずっと実験台になってくれました。(「ハリボーチャレンジ」という名前の名付け親はピノコです。)
こうしたことが効いているとしたら、フォニックスの徹底はディスレクシア的には、本当に本当に重要なことのようです。

2)完全にわかるレベルの授業を、聞くとはなしに聞いていたこと。
特に水曜中3クラスの授業内容が、おそらくは彼女にとって少し易しい程度の内容だったと推測します。皿洗いをしながらなんとなく聞いているうちに、少しずつ知識が整理されたように感じます。

3) 数多くの生徒を見て、特性理解を深めたこと。

4) 生徒に教える機会を持ったこと。

5) 学びたいことが明確になったこと。
実は最初の大学受験のときのピノコの動機は「とにかく今の生活から抜け出したい」でした。今回は、学びたいことが見つかり、そのためにはどうしても大学に行かないといけないので、再び大学受験に挑んでいます。モチベーションがまったく違います。

6) 「発達に凹凸のある子の精神年齢は、実年齢の7割」であること。
ピノコのお母様(ゴッドマザーと私は呼んでいます)の言葉。
私は、少なくともディスレクシアについては、発達が遅いのではなく、発達の順番が違うのだと思いたいのですが…いずれにせよ、ピノコの読字能力は、成長に一般より長い時間を要したのかもしれません。

7) 小麦除去の効果。
ピノコは「小麦運動アレルギー」という珍しい持病を持っています。小麦を食べてから歩いたりするとアレルギーが出るそうです。
生徒に戻ってからほどなくして、「小麦運動アレルギーが発覚してちょうど5年なんですよ~」と話してくれました。それでふと、除去食の効果が表れてきたのかもしれないと思いました。
グルテンが発達障害の一因になっているという説があります。5年の除去食を経てようやく、ピノコの頭はクリアになったのかもしれません。

~ ~ ~

特に最後の説は憶測の域をでないのですが、この説を信じたくなるくらい、ピノコの変貌ぶりは劇的です。何しろ、特に勉強していないのに、それこそ2学年分くらい英語力が上がっているのです。
いま彼女は定型並みのスピードで教材をこなし、急激に力をつけてきています。これからが楽しみです。

2019年4月8日月曜日

190329 新中1春期講習

春休みに、新中1を対象に春期講習を行いました。

授業内容
・ブロック体の練習
・フォニックスの暗記
・フォニックスを使って単語を読む練習
・1~40までの数


今回はじめて、ブロック体の練習を行いました。
ブロック体をきれいに書くための、専用教材を作りました!
字形が整うとなかなか好評でした。これはもっと作り込みたいです。


フォニックスを使って単語を読む練習も、さっそく行いました。
最初にこのことを知っておけば、中1の単語練習が、少し楽になるはず。


ハリボーチャレンジも行いました。

多数の方にお越しいただき、ありがとうございました。
全員が、最初は緊張しながらも、とても一生懸命に取り組んでくれました。

もちろん、フォニックスを知りさえすればすべて解決・・・とはいかず
中1英語はディスレクシア的にまだまだ難所が続きます。
しかしながら、英語の音と字の対応を明示的に知り、それを何百回と反復練習し、フォニックスを使って読むよう意識すれば、1年2年たつころには、だいぶ違いを感じるはず。
そのことは、この1年間、中1から中3のクラスを続けて、よくわかりました。
引き続きもじこ塾に来られる方も、そうでない方も、フォニックスを使って読むことを、ぜひ意識して続けてほしいです。

2019年4月7日日曜日

190311 時雨くん

1ヶ月近く、ここまでたどりつくことができませんでした、、申し訳ありません。
時雨くんより:



2月は大きな模試をマークと記述それぞれ2つ受けました。
それぞれに上手くいったもの、くだらないミスをしてしまったもの等ありましたが英語では後の模試ほど長文に取り組む時間が作れるようになり短い期間に多くの模試を受けたことで得たものがあったように感じます。(受けていた期間は大変に感じましたが)
 特にマーク模試(センター型)ではどの問題をどの位の時間で切り上げるのかを考えながら解くことが多かったです。

★  ★  ★

4つのうち1つの模試は、私の目の前で受けてもらいました。
受験生にとって、試験を受けている様子をつぶさに観察される機会は、なかなかないと思います。しかしディスレクシア英語教育的にはこれがなかなか有効です。
ディスレクシアにとって、時間制限の厳しい、しかも紙の上での戦いは、とりわけ分が悪いです。そんななか、具体的に何にどう苦労しているかを、それこそ単語レベルで観察することができると、次の指導につなげやすくなります。

理系科目、特にデビュー戦となった物理では、水を得た魚のように生き生きと問題を解き,英語との偏差値の差がついに30近くつきました。(このように,1つの科目だけ極端に偏差値が悪い場合,何かの特性を疑っていいと思います。)
一方、英語では問題用紙を握りつぶし、激高して刺してくるんじゃないか(?!)という苦しみようでした。
改めて、私は時雨くんにすごく嫌なことをさせていることを知りました・・・

英作文が、長文読解と比べたら意外とするすると解けることも、観察してわかりました。構文の知識定着が順調なのと、おそらく会話の練習が効いているように感じます。そこで今は和文英訳に重点を置いています。