2020年10月25日日曜日

201001 Ronくん

もじこ塾に中2から通い,現在高2のRon君。彼のクラスはたびたび授業日誌に登場してきましたが,このたび生徒本人が初めて文章を書いてくれました。

中学受験後,中1ショックをまともに食らったのち,ディスレクシアながら英語を読めるようになった彼が,どんなふうに英語を学んだか/学ぶか,これから少しずつ書いてもらいます。

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今回から投稿することになりました。

まずは、もじこ塾に来たきっかけから述べます。


僕は小学校時代までは特に自分が他の人と大きく違うとは思っていませんでした。

せいぜい、漢字が多少書けない程度でした。


しかし、中学校にはいると英語という科目がありました。

日常的な会話を書くという簡単なテストだったにも関わらず、最初の中間考査ではクラス最下位の成績でした。

迎えた期末考査では、かなりの勉強をしたものと記憶していますが、努力はあまり実らず下位であることは変わりませんでした。

いくらやってもスペリングが全く書けなかったのです。


そこで、蒲田のMaru先生→★に通い一年ほどフォニックスと簡単な文法を習いました。

そこで身につけたフォニックスは単語のスペリングを覚えたり、単語を読むのに大変役立っています。

フォニックスを会得した僕は普通の人よりも単語が覚えやすかったこともあったくらいです。


その後、Maru先生の紹介で南新宿のもじこ塾へ転塾しました。

今でもやはり苦手ですが、成績は中位あたりまで上昇しています。


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これは日本フォニックス史(?!)に残る重要証言と言っても過言ではありません。

Ron君がMaru先生に教わったのは,ジョリーフォニックスです。



まだ,日本語版のジョリーの教材が出る前の話です。

Ron君は,Maru先生のもとで1年ほどみっちりと,フォニックスの授業を受けたそうです。
その効果について,現在形で語っているのは,注目に値します。

というのも,日本でディスレクシアの生徒が早い時期にフォニックス指導を受けるとどうなるかは,まだエビデンスをとっている段階なのです。
上の発言は「中1でシンセティック・フォニックスを体系的に学ぶと,大学受験生になってもなお効果が感じられる」という証言なのです。

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もじこ塾では,日本の中学生向けにジョリーをアレンジした形でフォニックスを教えていますが,今でも小学生が英語を学ぶなら,ジョリーこそが最良の教材だと,もじこは確信しています。



2017年に日本語版が出版されました。ジョリーの伝道師,山下桂世子先生の偉業です。
実はもじこは同書の訳者として,山下先生をサポートしています。

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ディスレクシアに,フォニックスの徹底指導は欠かせません。
が,ディスレクシア英語教育はフォニックスの後も,まだまだ独自のアプローチが続きます。
それについて,今後Ron君とともに,回想してまいります・・・

2020年10月20日火曜日

nonresponder用クラス教材

休校期間中に、新しいクラスを作りました。

ディスレクシアの中でも、フォニックスの定着にとりわけ長い時間のかかる生徒たちがいます。
このような人達をnonresponders(ノンレスポンダー)と呼ぶようです。

(#もじこ塾のこれまでの歴史のなかで、中学の3年間、毎週フォニックスを使って単語を読む練習をしてもなお、完全にフォニックスが定着しなかった生徒が、数人いました。)

そのような生徒たちを対象とした、無学年制のクラスです。
nonresponderと呼ぶのは抵抗があるので、もじこ塾内では「☆クラス」と呼んでいます。

この生徒たちにとって、英語を読めるようになるのは,本当に大変なことです。おそらく入試では使い物にならないことでしょう。それでも「将来のために、ちょっとでも読めるようになりたい」と希望して集まっているのですから、その意欲には本当に敬服します。

"何年生なんだからこれくらいはできないと"という必達目標によって授業内容を決めるのではなく、本当に生徒が分かっていることと分かっていないことの境目まで下りていくことの大事さを毎回ひしひしと感じるクラスです。
この境目にぴたっと合わせることができると、授業は本当に倦み疲れるものなのですが、でも深い充足感があります(…と思います)。

授業では、中1クラスの内容を、さらに復習や反復を増やして行っています。

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こんにちは。助手の紺です。
今日は ☆クラスの教材を紹介します。

☆クラスで使用した教材のPDFデータへのリンク→★
(上のフォームに入力後「送信」をクリックすると、Google Driveへのリンクが開きます)



フォニックスビンゴ。フォニックスの徹底をするクラスで、
フォニックスの定着に苦労する生徒を応援するクラスなので
ゲーム性よりは、焦らずじっくり読んでいくという感じ。



文法や単語のプリントも、音読もやります。

※プリントの進め方:
(1)指導者が問題を読んであげて(場合によっては意味も言ってあげて)、生徒に口頭で答えてもらう。
指導者が読むときは、読んでいる場所を鉛筆などで指して、どこを読んでいるかわかるようにする

(2)書けるようなら、正解を書いてもらう。
できれば書く様子を見守り、スペルミスがあればその場で訂正させる

(3)指導者が意味を言い、生徒に英語を読んでもらう

※(2)ができない場合は、(1)をもう一度行うとよい。



もじこ先生いわく「このクラスはハリボーチャレンジは欠かさず行う」とのこと。
音韻認識、聞いた言葉の音を、フォニックスの単位に分解していく訓練です。





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授業日誌には初登場だと思いますので、☆クラスの紹介をします。
☆クラスは、音韻認識訓練と、フォニックスの反復徹底をメインに行っています。
文字と音のルールの定着が難しいのは、ディスレクシアに共通している悩みですが
その定着度は、当事者の中でも個人差があるものです。
学年はバラバラで、かつては別クラスにいた生徒たちです。
彼らにはフォニックスの徹底が一番重要だろう、という生徒たちを集めています。


10月15日に、初めて☆クラスを見学(&助手)させてもらいました!
違う特性も併せ持っていると思われる生徒もいます。みんな学年は違うし、
学校後に来ているし、当人に読み書きそのものの疲れやすさも深めな人たちです。
各自は自分のプリントに向き合うことに精一杯な様子で、生徒同士の会話は控えめです。
会話欲がないクラスというより、
各々の事情に向き合った結果、会話が少ないという様子に私には見えました。
もしそうなら、本当に偉いなあと思います。


机に突っ伏したり、疲れで頭をぐらぐらとさせながら、それぞれが休憩しながらも
孤軍奮闘にはさせず、いっしょに進めていけるのは集団のいいところだと思います。

2020年10月12日月曜日

200926/201010 小論クラス

こんにちは、ピノコです。




この度、小論文クラスが2クラスとなりました。第2土曜日と第4土曜日に分かれ、今までより人数が少ない分、生徒さんの得手不得手に対応した指導を行えるようになりました。

今回が初回の小論文クラスの様子をご紹介したいと思います。

しばしの間、お付き合いください!


授業内容

1)書写

2)接続詞のプリント

3)小論文のお題の文章を音読

4)お題の文章の要約(200〜400字程度で)

5)生徒さんそれぞれの要約を読んで、みんなで意見交換

6)この文章の主張に対する自身の意見を述べる(200字程度)


授業風景

今回の授業では、以前までのクラスと違い、意見交換をして自身の考えをみんなと共有するという作業を行いました。

今回のお題の文章はツッコミどころの多い文章で、生徒さんたちは筆者に対して個人的な不満を漏らしつつ意見交換をしていました。面白いもので、一通り不満を出し切るとこの文章の核心をつくような意見が出てきたり、文章の解釈を生徒さん同士で議論したりと建設的なものになっていきました。

個人的な感想は文章を読めば必ず心の中に出てきてしまうものなので、そうした感想が出てくるのは、至極当然だと思います。しかし、その感想に囚われてしまっては小論文とは言えないものになってしまうこともあります。お互いに文章について話す場はそうした感想のガス抜きの場という一面もあるのかもしれません。



201010

授業内容:

1)書写:朝活書写を使って

2)サイコロトーク

サイコロ面のそれぞれ書いてある質問に対して最初に決めた接続詞を使って答えます。今回は、『なぜなら』でした。

3)小論文を書く:テーマは「地球温暖化と異常気象の関係が解明された」→★でした。

(参考:「異常気象の原因が見つかった 難題との闘いに光明」(日本経済新聞20/10/10)

今回は小論の課題文を4のパートに分けてそれぞれ読んでは要約するという形で行いました。

 ・文章を読みながら、接続詞を入れる

 ・読んだ箇所を1行要約

これを4つのパートでそれぞれ行なった後

 ・200字程度で、『この文章の感想』『自分が地球温暖化に対してどのように対応するか』を書く


授業風景:

文章を読んでそれに対する感想や意見が出てくるタイプの生徒さんとあまり感想が出てこない生徒さんがいます。小論クラスが2つに分かれるにあたって、このクラスは文章を読んだ際に、何を書いていいのか案が出てこないタイプの生徒さんが多いクラスになりました。ですが、今回のように丁寧に読んだり、生徒さん同士で話し合うことで意見や感想も出てきやすくなるようでした。また、感想に対して『どうして、そう思ったの』『そう思うのなら、今後どうしていきたい』と先生に質問を投げかけられると、意見が出てきやすいようです。

意見や感想がないわけではなく、どうやって意見や感想に意識を向ければいいのかが苦手なだけなのかもしれないと思う授業でした。

それでは、ピノコでした。

2020年10月4日日曜日

200924/0930 水曜中3クラス

 


こんにちは、ピノコです。

今回は中学3年生のクラスをご紹介したいと思います

しばしの間、お付き合い下さい!


授業内容

1)筆記体

2)フォニックスビンゴ(soft gとhard g)

3)質問特集!(1分間に2文でどれだけ多く答えられるかを競う)

4)AGO

5)文法

今回はto 不定詞と使役でした

6)Let's Read!

 ・英語を読んで、他の人が訳す

 ・クスッと笑えるオチのある小話を読んでいるので、最後のオチを和訳する

 ・ハリボーで文中に出てきた単語の音の確認


授業風景


(0924)人数が少ない時の質問特集では1分間にどれだけ多く答えることができるのかを競うのではなく、正しく答えることのできた数を競うこともあります。

早くたくさん答えることが得意な生徒さんもいれば、ゆっくり落ち着いてやれば正確に答えることのできる生徒さんもいます。なかには、ゆっくりやれば用意している質問全てに答えることのできる生徒さんもいます。

生徒さんたちは、『聞き返す時ってなんていうの?』『わからない時は?』と会話の中で使える一言をいろいろと聞いて覚えようとしています。反射的に答える質問特集も大事なことですが、こうして会話の表現が増えていくこともきっと、英検の面接などにも役立つはずです!


(0930)もじこ塾の文法のテーマは大抵、選んだ文章中に出てくる文にちなんだものです。例えば今回の文法事項は『I will buy a heater to make me warm.』という文がLet's Read!で使う文章に出てきていたので、to 不定詞と使役を扱いました。

『副詞的用法のto〜は〜のためにって訳すんだよ』と文法の説明を受けた後、1人1文ずつ訳したり穴埋め問題をしました。

『ために』と訳すことを頭では分かっていても、読むことに気をとられていたり意味がわからない単語があったりするとそちらに気をとられて『ために』と訳すことを忘れてしまうこともしばしばです。それに、日本語では『ために』を先に言いますが、英語だと後ろの方にあることも多いので、頭の中でだけで操作するのは大変ですよね。

ただ、大変であっても何度間違えても居残りをしてでもできるようになろうとするのは流石!の一言です。

それでは!ピノコでした!!

2020年9月28日月曜日

200916 水曜高校生クラス

 




こんにちは、ピノコです。

今日は、水曜日の高校生クラスについてご紹介したいと思います。

それでは、しばしの間お付き合い下さい。


授業内容

1)筆記体(This pause is an optimistic development.)

最近の筆記体はコロナ関係のスピーチなどから書いています。今回は『この(治験の)中止はポジティブな展開です』でした。



2)英単語ビンゴ(ピー単の銅から)

3)質問特集!(1つの質問に5文で答える)

4)AGO

5)文法:条件のif

6)Let's read!

・新出単語の読み方と意味を確認

・順に、1人1文ずつ読んでは、次の人が和訳を言う

・話にオチがあるので、オチを和訳してもらう

・ハリボーを使い、文章中の単語の母音などをフォニックス表で確認

・自己修正ありのノーミスチャレンジ(間違えずに音読する。自分で読み間違いに気づいて自己修正すればミスにはカウントしない。ミスに気付かす指摘を受けたらそこでリタイア。完走までのタイムを競う)

・本文のディクテーション


授業風景

高校生のクラスでは、英単語でビンゴをしています。(ピーナッツの銅を使っています)。

フォニックスビンゴはフォニックスの定着のために単語を読み上げるのみでしたが、英単語ビンゴは英単語を読んだあとで意味も答えるアクティビティです。とは言っても、フォニックスビンゴとは異なり英単語はフレーズになっており、下線部の箇所のみ意味を書き込みます。(下線部以外は日本語が書いてあります)こうした問題の形式なので、単語のイメージと前後の日本語から推測して答える生徒さんもいます。

どの学年どのクラスであったとしても、単語の苦労を訴えない生徒さんはいないもじこ塾です。このクラスでは先生と生徒さんで単語の意味に積極的に言及しています。『commitは最近CMで言ってるよね』『crawlってあのクロール?』先生もこの単語はこういうイメージという話などその単語について話すことで単語を覚えやすくなるようです。次週も同じ単語が出てくると、先週こんな話をしたという記憶から思い出すようです。しかし覚えやすさには差があるようで、1回話ただけでも覚えてしまう単語がある一方で何度話ても覚えが悪い単語があることはとても不思議です。

それではピノコでした!

2020年9月21日月曜日

200911 土曜日小論文クラス


 こんにちは、ピノコです。

今回の日誌は毎月1回、土曜日に行われている小論文クラスについてです。

日誌には初登場の小論文クラスですが、クラスが始まってからはしばらく経ちます。このクラスは多様化する大学入試、特に推薦入試などの志望理由書や小論試験に対応するためにできたクラスです。


授業内容

1)書写(5分)

ツイッター「#朝活書写」を使用。文章を原稿用紙に書き写す

2)接続詞の問題

適切な接続詞を選ぶ問題と接続詞を使って文を書いてみる

3)まとまった文章を書く

「100分で名著」カミュ『ペスト』の回を見て、「印象に残った言葉」を1つ選び、それに対する感想を書く


「僕はヒロイズムを信じません。
英雄になるのは容易なことだと知っている…からです」


「ペストと戦う唯一の方法は、誠実さです」



授業風景

最近の授業はNHKのテレビ番組「100分で名著」のカミュ『ペスト』を毎回1本ずつみて、その中で気になった言葉や場面に対してある程度まとまった文章を書くというテーマで行なっています。(全4回)

「共感できる」「言っていることは分からなくもないけど・・・」というような意見や素直な感想を吐き出しながら文章に落とし込んでいきます。

生徒さんは一人一人自分の気になったテーマでそれぞれ書いているので、人によって方向性の全く異なった文章になるのが小論文クラスの面白いところです。

生徒さん同士も誰が何のテーマで書いたのかが分かることで、自分にはそういった考えはなかったなというような感想を抱く機会も多くあるはずです。

何か書き物をする時にはどれだけ自分とは違った考え方に触れてきたかというのはとても大切なことだと思うので、様々な同年代の考え方に触れられるのはクラスならではの利点だと思います。

それでは、ピノコでした!!


大学入試は、特に私大の場合、まずは一般入試よりも推薦入試や総合型選抜(去年までAO入試と呼んでいたもの)を考えるべき時代になっています。

一般入試で戦うのでなければ、英語よりも小論文対策のほうがはるかに重要です。(ちなみに、ピノコさんも小論文がメインの入試で大学に合格しました)

また、英語のペーパーテストで戦うのはディスレクシア的には非常に分が悪い戦いなので、比較的得意なことを生かす作戦としても、小論対策は有効です。

そんな思いから、この3月から始まった小論講座。立ち上げと同時にコロナも降ってきて、今後の入試はコロナの影響からあらゆる面で逃れられなくなりました。。というわけで、コロナについて語る言葉を少しずつ積み上げておこうと、今はNHK『100分で名著』を見て、コロナ的な感想を書いてもらつています。

英語には非常に苦戦していた生徒たちですが、小論なら見違えるような深い洞察力(すみません、自戒を込めて言いますが、英語だけ見ているとそう思えます)を見せる生徒たちがいます。

一方、なかなか言葉が出てこない生徒もいます。

思いを言葉にするには場数が必要です。今後は生徒同士の文章を全員で共有しながら、議論を深めていきたいと思っています。

2020年9月15日火曜日

200909 水曜中3クラス

 


初めまして、ピノコです

このクラスの授業日誌には恐らく初登場です。なにかと至らないところはあるかと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

今回の日誌は中学三年生のクラスです。このクラスの生徒さんは困難や課題に対して足元だけをみて1歩1歩前に進もうとしています。そんな気概のあるクラスです。


今回の授業は2人だけだったので、真剣度が増し生徒さん達は大変だったのではないでしょうか。とはいえ、2人だからこその深い授業であったように感じました。

授業内容

1)筆記体

2)接頭辞・接尾辞ビンゴ(テーマ:-ly)

3)質問特集!(間違えずに答えられるだけ答える)

今日の授業では全ての質問に答える生徒さんがいました!

4)AGO

5)文法

最近はこの後に読む文章に出てくる文法事項を確認しています。今回は最上級・don't have to・〜にいる でした。

6)Let's Read!

(Introductory Stories for Reproduction 2を,読みやすくするよう多少アレンジしたものを使っています)


授業風景

このクラスの面白いというか特徴的な点は、自分の体験を共有するという点にあるのではないかと思っています。

体験を共有すると言っても単純に『何ができない』とか『こんなことがあった』という話で終わりではなく、『こういう原因があるのではないか?』『僕もそうだけど、こうしてみたら良くなったよ』と生徒さん同士で意見交換して積極的に自他へ還元しようとしています。

他人からの意見や経験を聞くことによって、自分の苦労を再確認したり得意なことを発見したりと自分自身への気付きにもなっているのではないかと思います。


今日の授業では、ある生徒さんが『洋楽を聴いていると英語ができるようになった気がする』という発言から話がはじまりました。

『サビの歌詞は繰り返すから覚えているのではないか?』

『音楽にのせることで英語の抑揚が理解できるからじゃないか?』

というような洋楽で英語ができるようになる理由をみんなで出していました。

そこから、フォニックスをやってから英語の勉強をしながらは洋楽を聞けなくなったという話に対し頭の中で音が出ているからだよという意見も。

また、授業終わりには自身の英語に対する試行錯誤の過程を生徒さん同士で話していました。


こうして多くの意見や経験を聞くことで自分なりの英語対策マニュアルが作られていくのでしょうね。


それでは、ピノコでした!


もじこ塾開設4年目、ついに集団授業の場で、ディスレクシアならではの感覚について生徒たちがオープンに語り合い、改善策を出し合うクラスが登場しました。

ピノコが書いている通り、彼らの試行錯誤は独創的で、本当に驚かされます。

2020年9月13日日曜日

200907 国立中3クラス(分詞形容詞)

助手の紺です。
国立中3クラスでは卒業が相次ぎ、人数が少なくなりました。
少なくなっても賑やかさは変わらず。
先生や助手とも、また生徒同士でもたくさん会話があり、
よく読んでいるし、よく書いているクラスです。

このクラスの生徒たちは「読書が好き」と話す子も多く、
「きっと物語理解力が高いタイプなんだろう…!」と思わせてくれる様子も多いです。
助手は、小説で感動できた経験があまりないもので(読んだそばから内容を忘れていく)
読書好きというのも才能だな〜!と思います。すごいことです…!


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この日の文法は、分詞形容詞でした。
もじこさんが、鬼門だとよく話題にあげている「能動、受動」というやつですか…!



分詞形容詞(1)の注釈 
「名詞の立場になって考えていきましょう」
といった解説は、ディスレクシア向けのポイントだと思います。
この解説をした後は、「ああ、そういうこと」といった感じで
生徒たちも上手に運用していました。

「文章を文章として処理する感覚も鍛えましょう」という所でしょうか。
国語ができる生徒には、つまづきも少ない箇所だったのかな。
この部分は、さくさく進みました。






分詞形容詞(2)
このプリントの解説中に、
「・少年が走っている。
 ・走っている少年
  この二つは、絵としては同じだけど、文法的にはまったく違うんだよ。」

という先生の言葉に
「えっ??!」と驚き、生徒たちが混乱してました。
「どういうこと??」と各々が疑問を口にしていました。


( …これもイメージ先行で接すると混乱する部類だと思います。
  日本語の「走っている少年」「少年が走っている。」の戸惑いは、
  私の場合、英単語の戸惑いに似てます。
  前後の文脈、話の情報がもっと欲しいと思わせる塊感というか…文章の中で習得したいやつです。)



英語を学ぶときには、国語の力もいるんだよなあ……と痛感した日でした。
精進します…!

~~
リクエストがあったので、分詞形容詞の徹底解説を行いました。

上にもあるとおり、能動と受動はディスレクシア的には鬼門です。
難関大受験生でも、まだ間違います。

その理由は・・・
1) 能動と受動は、絵としては同じなので(He took a pictureとA picture was takenは絵としては同じ)、映像思考型のディスレクシアにとっては同じに感じられる
また、
2) A boy is running around a parkとA boy running around a parkは、isの有無の違いだけによって構文まで変わるが、ディスレクシア的にはこのような小さな単語には意識が向きにくい

・・・ではないかと想像しています。なので上のような説明をしています。


2020年9月4日金曜日

水曜高1クラス(関係代名詞について)

 お久しぶりです、ピノコです!

再びブログの更新を担当することになりました。至らないこともあるかと思いますが、しばしの間お付き合いください。



今日ご紹介するのは、水曜日高校生のクラスです。

このクラスは、知的好奇心が旺盛なクラスで、特に誰かが何かに疑問を持つと生徒さん同士であれやこれやと議論をしている風景をよく目にします。

【授業内容】

1)筆記体

2)英単語ビンゴ

3)質問特集!2文で

4)AGO

5)文法(テーマ:関係代名詞)

【授業風景】

今回は文法に特化した授業でした。文法のテーマは関係代名詞。who, which, whom, that, 前置詞+関係代名詞 とフルコースです。

もじこ塾では文法を教える際には、文法説明を全てした後に一人で練習問題を黙々と解くという方法ではなく、関係代名詞であればwhoを使った文の説明だけをした後、練習問題を解いていきます。練習問題を解くといっても1人1問ずつ先生の目の前で解答の過程を口に出しているので、間違えているとすぐにわかります。その場で、すぐに間違いを指摘されるので1人で黙って問題を解くよりも何が分からなかったのかがすぐに分かります。とはいえ、1人ずつ解答していくと混乱する生徒さんも出てくるので、みんなで文法説明に戻ったりしています。はたから見ているとこの方法での文法学習は前の部分にしこりを残すことが少ない印象を受けます。

このように文法説明の過程を踏んでいくうちに、当然疑問や不満が出てきます。今回の授業で特徴的だったのは目的語とは何かという質問です。確かに、目的語とはないかと言われて的確に説明するのはとても難しいですし、感覚的に理解するのはもっと難しいです。もじこ先生曰く「〜を・〜にと訳すものを目的語と呼ぶよ」とのことでした。他にも、生徒さん達からも目的語はこんなやつという意見が出ましたが、いまいち納得感のある答えは得られませんでした。(ついでに私的には目的語は古文で言うところの客体みたいなやつかなと思ったりしています)

珍しく文法特化のクラスになりましたが、生徒さんそれぞれの課題の発見につながる授業だったのではないでしょうか。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは!ピノコでした!!

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ピノコは無事に大学生になりました!もじこ塾を踏み台にして大いに羽ばたいてほしいです。

文法問題は,基本的にはすべて自作しているのですが,最近良い本を見つけてだいぶ楽になりました:



English Grammar in Use
シュタイナー学校の生徒さんに,
「学校でこれを使っている」と教えてもらいました。
久方ぶりの大ヒット。文法の定着に最適です!
ただ,フォントが詰まっていて読みにくいので,
打ち直しがてら少しアレンジして使っています。


2020年8月28日金曜日

中2クラス教材

こんにちは、助手の紺です。
しばらくの間、もじこさんに代わって記事を書いていきます。
今日は、中2クラスで使っている教材を紹介します。


中2クラスで使用した教材のPDFデータへのリンク→★
(上のフォームに入力後「送信」をクリックすると、Google Driveへのリンクが開きます)

フォニックスビンゴの使い方は中1教材の記事で紹介していますので
今回は文法のプリントについて書いてみます。






【 確認 】
まず先生から、今から勉強する文法についての説明があります。
(プリント上部の、四角に囲まれていることを口頭で説明していきます。)

【 演習 】
プリントで生徒各々に解いてもらいます。
生徒によって、単語の下に「1、2、3」とナンバリングしたり、
一重二重三重…と丸で囲ったりしていました。
(こちらがわかればいいので、書き方は自由にさせてます)

全員書き込み終えた様なら、答え合わせをします。
生徒ひとりずつ、並べ替えた文章を口頭で答えてもらいます。





【 ポイント 】
ディスレクシアの中には、順番の感覚(線形感覚)がとても弱い子がいます。
目的語の例文を見ればわかりますが、語順が変わると、話の内容も変わっています。
そして間違った順番に並べた場合、すごくツッコミがいのある文章になったりします。笑

…突っ込めることはすなわち、正しく読解できてるとも言えます。
それなら「正しく読み書きできそうじゃん」と思われるかもですが、
それが別問題なのも、ディスレクシアあるあるです。

日本語だと語順はゆるいけど、英語は語順がほんとうに大事なんですよ…!!、と
折に触れ、しつこく積極的に言及しています。




日本語でもざっくりと読んでいる子、
日本語で助詞を読んでない子(I、my、me、mineの言葉の違いは助詞)、
読書が好きじゃない、文章に接した数が少ない子などは…

・文章を順番通りに追うこと
・日本語→英語、英語→日本語、に訳すときの語順の処理

などに、とても苦労すると思います。
(紺はまさに、ざっくり読んで、助詞もあまり読んでなくて、読書も苦手です)
比較的、文法に強い当事者たちですが、
線形感覚の弱さも併せ持つ場合は、文章でも苦戦を強いられると思います。

それでも、繰り返し訓練する価値はあると思います。
単語よりは全然いいと、個人的には感じています。


2020年8月26日水曜日

20/08/05 A383くん(構文の重要性について)

 皆さんお久しぶりです。A383です。





今回は自分が構文というものを学んだことを書こうと思います。

皆さんは、構文というものを知っていますか?
構文とは日本語で言う主語や述語の組み合わせのことを言います。
英語の文は主語のS、動詞(verb)のV、目的語(object)のO、補語(complement)のCから成り、この組み合わせのことを構文というわけです。
受験英語においてはどれが主語でどれが動詞かということを見抜くことは絶対に必要なことなのです。
しかしこれはそう簡単なことではありません。例えば
A man whom I met yesterday was angry about the dinner menu.
の主語は、動詞はといってもすぐには難しいような気がしませんか?(できる人は自信をもって下さい) 
実際僕はこれまでなんとなくで英文を読んでいました。そうすると分かった時もわからなかった時も何となくで終わってしまって、伸びる余地がありません。
このように、なあなあで英語に向き合ってきた僕ですが構文というものを知って世界が変わりました。理詰めで英文を読めるようになると、自分が読めているかいないかがはっきりわかります。するとできないところがわかってより伸びることができるようになります。
と、このように構文というものを学ぶと英語に対する見方も大きく変わるように思います。
もし皆さんが英語を読むのが大変に感じたとき、構文が助けとなることがあるかもしれません。
暑い夏ですが皆様のご自愛のほどをお祈りしております。

構文とは英語の文(センテンス)の意味を正しく理解するためのルールのことです。ディスレクシアであってもなくても、英語を読むには構文の知識は不可欠です。と言った上で、ディスレクシア的に特に苦手な構文ポイントがいくつかあり、そのひとつが語順の感覚を持つことだと痛感しています。A383君はそのあたりを書いてくれました。

2020年6月23日火曜日

200623 ナツさん

今回は、学校からの課題で英語で日記を書くというものだったのですが、3行も書かないといけないもので、内容考えるだけで大変でした。
他にも、先生に進路について相談にのってもらいました。正直、今のままの進路でいいのか迷っています。先のことを考えると現状の進路でいいのではと思うのですが、そこに通っている自分が想像できません。進路について迷っている暇がないのは分かっているんですが、どうにも心と頭が連動してくれないんですよ。困ったものですヽ( ̄д ̄;)ノ
そうそう3年からの選択授業で国際農業というのがあるのですが、それがなかなか面白くて、少しだけ楽しいとも思いました。世界が抱えている問題についてや、周りの人と意見を交換するのが主な目的の授業です。
まだまだ、コロナが収まっていないので皆さんも気をつけてくださいね〜

2020年6月14日日曜日

200529 A383くん


初めまして、筆を取らせていただきます、A383です。
なんだか飛行機みたいな名前ですね。

飛行機といえば!ブルーインパルスはもじこ塾の真上を通過していきました。


今回書くことになりましたのは、ステイホーム週間の授業についてです。
この期間、どこの塾もオンラインを通した授業が多く、皆さん家でそれぞれのことに励まれていたことと思います。
かく言う私は受験生でして、励むものは勉強ということになります。
ところが、普段から、塾や自習室の利用に頼り切っていた私は、家で勉強を続けることに四苦八苦していました。
勉強場所を家以外に求めるのが難しいこの期間、もじこ塾に非常にお世話になりました。
週一の授業を欠かさず行ってくださった先生に、僕は非常に感謝させていただいております。

こんな事態になっても外出するのは如何なものか、勉強は家でやればいいではないか、
と言われると本当にその通りだと思います。
ただ、子供にとって家に籠りきってしまうことは果たして健全でしょうか。
実際、顔を出させていただいた集団授業では、家にいるばかりでは肩が凝るのでこの対面授業はリフレッシュになるという声もきかれました。
そういった意味では、この授業が生徒達の気分転換に一役買っていたのではないかと思います。

緊急事態宣言は明けましたが、まだまだ予断を許さない時期であることは確かです。
皆様のご自愛のほどをお祈りいたしております。

~

この3ヶ月間、授業を続けることについては、いろんな思いがありました。
私は、読字訓練は地道に続けることが重要だと信じています。そして、季節がめぐればその時期の花が咲くように、生徒はコロナが来ようが何が来ようが着々と成長していきます。何が言いたいかというと読字訓練は待ったなしだということです。
同じ思いの生徒がいる限り、もじこ塾は授業を続けていきます。
でもそれは、社会正義の観点から間違っているのかも、という思いもありました。自粛警察なるものも登場するほどですから、、
A383号とはそんなことも毎回話しながらの授業になりました。彼は私ほど社会正義とかに悩むそぶりは見せないので救われました(笑)

A383くんとは、筆記体、鉄壁(単語テスト)、英会話、英作文(和文英訳/自由英作文)、ごりごり(精読)、Let's Read(読字練習)、ディクテーションというメニューを精力的にこなしました。
南新宿の街は静かで、とても集中したひとときとなりました。