2020年10月12日月曜日

200926/201010 小論クラス

こんにちは、ピノコです。




この度、小論文クラスが2クラスとなりました。第2土曜日と第4土曜日に分かれ、今までより人数が少ない分、生徒さんの得手不得手に対応した指導を行えるようになりました。

今回が初回の小論文クラスの様子をご紹介したいと思います。

しばしの間、お付き合いください!


授業内容

1)書写

2)接続詞のプリント

3)小論文のお題の文章を音読

4)お題の文章の要約(200〜400字程度で)

5)生徒さんそれぞれの要約を読んで、みんなで意見交換

6)この文章の主張に対する自身の意見を述べる(200字程度)


授業風景

今回の授業では、以前までのクラスと違い、意見交換をして自身の考えをみんなと共有するという作業を行いました。

今回のお題の文章はツッコミどころの多い文章で、生徒さんたちは筆者に対して個人的な不満を漏らしつつ意見交換をしていました。面白いもので、一通り不満を出し切るとこの文章の核心をつくような意見が出てきたり、文章の解釈を生徒さん同士で議論したりと建設的なものになっていきました。

個人的な感想は文章を読めば必ず心の中に出てきてしまうものなので、そうした感想が出てくるのは、至極当然だと思います。しかし、その感想に囚われてしまっては小論文とは言えないものになってしまうこともあります。お互いに文章について話す場はそうした感想のガス抜きの場という一面もあるのかもしれません。



201010

授業内容:

1)書写:朝活書写を使って

2)サイコロトーク

サイコロ面のそれぞれ書いてある質問に対して最初に決めた接続詞を使って答えます。今回は、『なぜなら』でした。

3)小論文を書く:テーマは「地球温暖化と異常気象の関係が解明された」→でした。

(参考:「異常気象の原因が見つかった 難題との闘いに光明」(日本経済新聞20/10/10)

今回は小論の課題文を4のパートに分けてそれぞれ読んでは要約するという形で行いました。

 ・文章を読みながら、接続詞を入れる

 ・読んだ箇所を1行要約

これを4つのパートでそれぞれ行なった後

 ・200字程度で、『この文章の感想』『自分が地球温暖化に対してどのように対応するか』を書く


授業風景:

文章を読んでそれに対する感想や意見が出てくるタイプの生徒さんとあまり感想が出てこない生徒さんがいます。小論クラスが2つに分かれるにあたって、このクラスは文章を読んだ際に、何を書いていいのか案が出てこないタイプの生徒さんが多いクラスになりました。ですが、今回のように丁寧に読んだり、生徒さん同士で話し合うことで意見や感想も出てきやすくなるようでした。また、感想に対して『どうして、そう思ったの』『そう思うのなら、今後どうしていきたい』と先生に質問を投げかけられると、意見が出てきやすいようです。

意見や感想がないわけではなく、どうやって意見や感想に意識を向ければいいのかが苦手なだけなのかもしれないと思う授業でした。

それでは、ピノコでした。