もじこ塾に中2から通い,現在高2のRon君。彼のクラスはたびたび授業日誌に登場してきましたが,このたび生徒本人が初めて文章を書いてくれました。
中学受験後,中1ショックをまともに食らったのち,ディスレクシアながら英語を読めるようになった彼が,どんなふうに英語を学んだか/学ぶか,これから少しずつ書いてもらいます。
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今回から投稿することになりました。
まずは、もじこ塾に来たきっかけから述べます。
僕は小学校時代までは特に自分が他の人と大きく違うとは思っていませんでした。
せいぜい、漢字が多少書けない程度でした。
しかし、中学校にはいると英語という科目がありました。
日常的な会話を書くという簡単なテストだったにも関わらず、最初の中間考査ではクラス最下位の成績でした。
迎えた期末考査では、かなりの勉強をしたものと記憶していますが、努力はあまり実らず下位であることは変わりませんでした。
いくらやってもスペリングが全く書けなかったのです。
そこで、蒲田のMaru先生→★に通い一年ほどフォニックスと簡単な文法を習いました。
そこで身につけたフォニックスは単語のスペリングを覚えたり、単語を読むのに大変役立っています。
フォニックスを会得した僕は普通の人よりも単語が覚えやすかったこともあったくらいです。
その後、Maru先生の紹介で南新宿のもじこ塾へ転塾しました。
今でもやはり苦手ですが、成績は中位あたりまで上昇しています。
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これは日本フォニックス史(?!)に残る重要証言と言っても過言ではありません。
Ron君がMaru先生に教わったのは,ジョリーフォニックスです。
まだ,日本語版のジョリーの教材が出る前の話です。
Ron君は,Maru先生のもとで1年ほどみっちりと,フォニックスの授業を受けたそうです。
その効果について,現在形で語っているのは,注目に値します。
というのも,日本でディスレクシアの生徒が早い時期にフォニックス指導を受けるとどうなるかは,まだエビデンスをとっている段階なのです。
上の発言は「中1でシンセティック・フォニックスを体系的に学ぶと,大学受験生になってもなお効果が感じられる」という証言なのです。
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もじこ塾では,日本の中学生向けにジョリーをアレンジした形でフォニックスを教えていますが,今でも小学生が英語を学ぶなら,ジョリーこそが最良の教材だと,もじこは確信しています。
2017年に日本語版が出版されました。ジョリーの伝道師,山下桂世子先生の偉業です。
実はもじこは同書の訳者として,山下先生をサポートしています。
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ディスレクシアに,フォニックスの徹底指導は欠かせません。
が,ディスレクシア英語教育はフォニックスの後も,まだまだ独自のアプローチが続きます。
それについて,今後Ron君とともに,回想してまいります・・・