初めまして、ピノコです
このクラスの授業日誌には恐らく初登場です。なにかと至らないところはあるかと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。
今回の日誌は中学三年生のクラスです。このクラスの生徒さんは困難や課題に対して足元だけをみて1歩1歩前に進もうとしています。そんな気概のあるクラスです。
今回の授業は2人だけだったので、真剣度が増し生徒さん達は大変だったのではないでしょうか。とはいえ、2人だからこその深い授業であったように感じました。
授業内容
1)筆記体
2)接頭辞・接尾辞ビンゴ(テーマ:-ly)
3)質問特集!(間違えずに答えられるだけ答える)
今日の授業では全ての質問に答える生徒さんがいました!
4)AGO
5)文法
最近はこの後に読む文章に出てくる文法事項を確認しています。今回は最上級・don't have to・〜にいる でした。
6)Let's Read!
(Introductory Stories for Reproduction 2を,読みやすくするよう多少アレンジしたものを使っています)
授業風景
このクラスの面白いというか特徴的な点は、自分の体験を共有するという点にあるのではないかと思っています。
体験を共有すると言っても単純に『何ができない』とか『こんなことがあった』という話で終わりではなく、『こういう原因があるのではないか?』『僕もそうだけど、こうしてみたら良くなったよ』と生徒さん同士で意見交換して積極的に自他へ還元しようとしています。
他人からの意見や経験を聞くことによって、自分の苦労を再確認したり得意なことを発見したりと自分自身への気付きにもなっているのではないかと思います。
今日の授業では、ある生徒さんが『洋楽を聴いていると英語ができるようになった気がする』という発言から話がはじまりました。
『サビの歌詞は繰り返すから覚えているのではないか?』
『音楽にのせることで英語の抑揚が理解できるからじゃないか?』
というような洋楽で英語ができるようになる理由をみんなで出していました。
そこから、フォニックスをやってから英語の勉強をしながらは洋楽を聞けなくなったという話に対し頭の中で音が出ているからだよという意見も。
また、授業終わりには自身の英語に対する試行錯誤の過程を生徒さん同士で話していました。
こうして多くの意見や経験を聞くことで自分なりの英語対策マニュアルが作られていくのでしょうね。
それでは、ピノコでした!
もじこ塾開設4年目、ついに集団授業の場で、ディスレクシアならではの感覚について生徒たちがオープンに語り合い、改善策を出し合うクラスが登場しました。
ピノコが書いている通り、彼らの試行錯誤は独創的で、本当に驚かされます。