2020年8月28日金曜日

中2クラス教材

こんにちは、助手の紺です。
しばらくの間、もじこさんに代わって記事を書いていきます。
今日は、中2クラスで使っている教材を紹介します。


中2クラスで使用した教材のPDFデータへのリンク→
(上のフォームに入力後「送信」をクリックすると、Google Driveへのリンクが開きます)

フォニックスビンゴの使い方は中1教材の記事で紹介していますので
今回は文法のプリントについて書いてみます。






【 確認 】
まず先生から、今から勉強する文法についての説明があります。
(プリント上部の、四角に囲まれていることを口頭で説明していきます。)

【 演習 】
プリントで生徒各々に解いてもらいます。
生徒によって、単語の下に「1、2、3」とナンバリングしたり、
一重二重三重…と丸で囲ったりしていました。
(こちらがわかればいいので、書き方は自由にさせてます)

全員書き込み終えた様なら、答え合わせをします。
生徒ひとりずつ、並べ替えた文章を口頭で答えてもらいます。





【 ポイント 】
ディスレクシアの中には、順番の感覚(線形感覚)がとても弱い子がいます。
目的語の例文を見ればわかりますが、語順が変わると、話の内容も変わっています。
そして間違った順番に並べた場合、すごくツッコミがいのある文章になったりします。笑

…突っ込めることはすなわち、正しく読解できてるとも言えます。
それなら「正しく読み書きできそうじゃん」と思われるかもですが、
それが別問題なのも、ディスレクシアあるあるです。

日本語だと語順はゆるいけど、英語は語順がほんとうに大事なんですよ…!!、と
折に触れ、しつこく積極的に言及しています。




日本語でもざっくりと読んでいる子、
日本語で助詞を読んでない子(I、my、me、mineの言葉の違いは助詞)、
読書が好きじゃない、文章に接した数が少ない子などは…

・文章を順番通りに追うこと
・日本語→英語、英語→日本語、に訳すときの語順の処理

などに、とても苦労すると思います。
(紺はまさに、ざっくり読んで、助詞もあまり読んでなくて、読書も苦手です)
比較的、文法に強い当事者たちですが、
線形感覚の弱さも併せ持つ場合は、文章でも苦戦を強いられると思います。

それでも、繰り返し訓練する価値はあると思います。
単語よりは全然いいと、個人的には感じています。