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2019年1月7日月曜日

190105/06 冬期講習

冬期講習にお越し下さった方、ありがとうございました。
今回はフォニックスに加えて、ハリボーチャレンジ(音韻認識強化の練習)も行いました。
ピノコと紺さんに感想を書いてもらいました。

明けましておめでとうございます、ピノコです
今年もよろしくお願いします!
今回は冬期講習の様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合い下さい

◆1/4(1日目)
1, 10分間筆記体
2, フォニックス [ s 〜 x / long  a,e,i,o.u  ]
3, フォニックスビンゴ
4, AGO (※休憩を兼ねて)
5, フォニックス  「 magic e 」の説明。
6, フォニックスビンゴ
7, BBカードでかるた (※休憩を兼ねて)
8, BBカードで神経衰弱 (※休憩を兼ねて)
9, ハリボーチャレンジ

◆1/5(2日目)
1)筆記体
2)フォニックスの音の確認(1日目の復習)
3)フォニックスビンゴ(テーマ:Let's read by phonics)
4)AGO(※休憩を兼ねて)
 QA100(Are you ken?などのたくさんの質問文が書いてある本)の質問に答える。答えることのできた質問の多い人からAGO(英語版ウノ)の手札の枚数が選べる(※休憩を兼ねて)
5)音の確認・発音方法の確認(フォニックス表の最後2段)
6)フォニックスビンゴ(テーマ:me/ne)
7)英語で数を数えましょう!(7の倍数で手を叩く/70までカウントアップ)(※休憩を兼ねて)
8)ハリボーチャレンジ
 part1:1日目の復習も兼ねて、最後の音が同じフィギュアの音をハリボーで表現し、並べることができたら、音に対応したアルファベットを並べたハリボーの下に書き込む
 part2:先生が言った単語をハリボーで作る(フュギュアがないもの、Saturdayなど)

※上では太字がメインイベント、細字が休憩目的のアクティビティです

~~
もじこより:
上の講習のメインイベントは、以下の3段階からなります:

(1) フォニックス
(一つひとつの文字を何と読むか。英語の文字→音の回路を意識的に作る段階)、
(2) ハリボーチャレンジ
(英語の音韻を、可視化して理解する。ハリボーを使って音韻を表現する)
(3) 並べたハリボーの下に、字を書いてもらう
(これはIDAでは教わらなかった、もじこ塾オリジナルの段階。音→文字の回路を意識的に作る。表音文字のなんたるかが立ち表れる瞬間)

~~

紺さんより:
フォニックスの定着には個人差があります。
(当人のモチベーションが大きく影響する気もするけど…)…(1)

フォニックスの感覚は、ハリボーチャレンジにも使える感覚で、
ハリボーの一粒一粒に苦労する生徒さんは、フォニックスに苦労する層と重なって見えます。
知識としての子音と母音の区別が曖昧だと、グミを使い分ける意図に「??」となるし、
音としての区別が曖昧だと、音の分解があと一歩足りない様子になったりします。…(2)

フォニックスが定着してても、音を弁別できるかどうか、
聞き取った音を覚えていられるかなど、各々の苦労の一端が垣間見えます。…(2)

同じ音は色を揃えるので、音の様子が目でわかり
ハリボーの下にスペルしてみると、字と音は一致しないことも体感します。
( c/k のように音韻レベルでも同音異字が起きている事象も見える)…(3)

ハリボーに、さほど苦労しない生徒さんもいます。
当人の中では音韻苦労が少ないのかもしれません(スペルでは苦労しています)。


ピノコより:
今回のハリボーチャレンジで作った単語の中にはkingがありました。日本語ではこれを『キング』と発音しますし、実際綴りにもgが入っています。しかし、フォニックス的にはngで1音『ン』と発音するのでむしろ音的には日本語でキンと言った音の方が近いそうです。こういう単語は字にも音にも引っ張られるので一苦労です。…(1)(2)

ですが、フォニックスの練習時に使った下敷きとにらめっこしながら並べたハリボーの下にアルファベットを書き込み、すると不完全な場合もあるものの単語の骨格が出来上がる様は、腑に落ちる所も多かったのではないでしょうか?…(3)

最後になりますが、私は素人なので確かなことも偉そうなことも言えません。ですが、今回のフォニックスやハリボーチャレンジが皆さんのこれからも続くであろう英語の道を少しでも照らしてくれることを心から願っています。



2018年12月31日月曜日

181228/29 冬期講習(フォニックス+ハリボーチャレンジ)

ピノコと紺さんに、冬期講習の報告を書いてもらいました。力作です!

~~~

こんにちは、もじこ塾の助手のピノコです。
今回は冬期講習の様子を皆さんにご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合いください!

12/28
授業内容:
1)筆記体
もじこ塾では授業の開始10分間、筆記体を黙々と書きます。

2)フォニックスを1音ずつ説明・練習(s-eまで)
フォニックスを説明・練習するに当たっては、頻度順のアルファベット表を使います。講習にいらした生徒さんにはその表の下敷きをお渡ししているので、それを使ってお家で練習できるように音を録音して帰ります。



3)AGO
英語を使ったウノです。カードの下に質問文が書いてあり、それを先生が読み上げるのでそのカードを出した人が質問に答えます。初めて顔をあわせる人同士なのでアイスブレイクにもなります。

4)フォニックスを1音ずつ説明・練習(h-xまで)
(2)ではs-eまでと1段目だったので、(4)ではh-xと2、3段目の音を練習しました。

5)フォニックスビンゴ
今まで練習してきたフォニックスで読める英単語を使ってビンゴをしました。1人ずつマス目に書いてある単語を読み、読まれた単語をビンゴと同じように潰していきます。どれだけ多くのビンゴを作る事ができるかで競います。

6)magic-eとlongの読み方について
英単語の最後にeが付くと直前の母音がlongの読み方になるといったルールとa/i/u/e/oのlongの読み方についての説明と練習をしました。

7)BBカードでかるた
BBカードには字札と絵札があり、先生が字札に書いてある英文を読み上げ、同じ状況が書いてある絵札を選びます。

8)BBカードで神経衰弱(フォニックスで読める単語を読む)
BBカードには1〜16までの数字がふってあり、字札の数字と絵札の数字は対応しているので、それを使って神経衰弱を行いました。数字を揃える事のできたペアは先生が字札をみて単語を指定するのでその単語を読み上げます。

9)ハリボーチャレンジ
 part 1:ハリボーで単語の音を表現する
先生が実在物のフィギュアをさしながら、フィギュアの英語での名称を教えてくれるので、1音ずつハリボーに対応させて単語の音を表現しました。
(例)カエルのフィギュアを見て先生がfrogと発音してくれるので、ハリボーを子音・ポイフルを母音で作ります。



 part 2:最後の音が同じフィギュアの組み合わせを探し、ハリボーで音を表現する
たくさんあるフィギュア達の中から最後が同じ音同士の組み合わせを見つけ出し、Part1同様単語の音に対応させたハリボーを並べました。

 part 3:ハリボーで作った単語の音の下に対応する文字を書いてみる
先生が提示したフィギュアの音をハリボーで作り、その下にハリボーに割り当てられた音に対応するアルファベットを書く。

音に文字が対応しているのが分かったとき、
表音文字ってこういうことか・・・と理解できる瞬間が降ってくることがあります。
横で見ていてその瞬間が分かるのが、ハリボーチャレンジの醍醐味です。



宿題:フォニックスを録画して持ち帰り、何回か見て覚える

授業風景:
ハリボーチャレンジの最初の関門は、音の数とアルファベットの数は必ずしも一致しないという点かなと、助手個人としては思っています。

また、グミ1個がどこまでの音を担っているのかがよくわからず、混乱する生徒さんも多いように感じます。
forkなどはアルファベットは4つですが、音は3つでorで1音なんだそうです。
また、flakeはmagic-eが入っているので、一個前の母音のaは「ア」ではなく「エイ」と読みます。そうなると、グミ1つ1つの音の範囲がより難しくなるようです。
いつものフォニックスの講座以上に、音の単位を強く感じた生徒さんが多いように見えました。
~~
この感想は実に当を得ています!!
「グミ1個がどこまでの音を担っているかを、英語的に理解すること」これこそが音韻認識を得ることであり、ハリボーチャレンジの目的です。

12/29(2日目)
授業内容:
1)筆記体
2)宿題の確認(1日目に習ったフォニックスを言う)
3)フォニックスビンゴ(テーマ:magic-e)
4)AGO
5)フォニックスの説明・練習(oo-thまで)
6)フォニックスビンゴ(テーマ:oo(short)/oo(long)/ue)
7)BBカードを使ってかるた
8)BBカードで神経衰弱
9)ハリボーチャレンジ
 part1:真ん中の音が同じ組み合わせのフィギュアを選び、ハリボーでその単語を作ってみる
 part2:フィギュアの音をハリボーで作り、作ったハリボーの下に音と対応するアルファベットを書く
~


授業風景:
フォニックスの中には聞き分けが難しい音や発音する事が難しい音がいくつかあります。いつものクラスに来てくれている生徒さんが『1番、thの発音を覚えるのに苦労した』と教えてくれたように、日本人でthの発音がキチンとできている人はとても少ないそうです。
また、hとfに苦労している生徒さんも多かったように思います。この2音は出し方は違うのに音は似ていますよね。
フォニックスの練習は歯磨きの後か前に鏡を見ながら行うのが、私的にはオススメです。

紺さんより:
今日は冬期講習2日目でした。
生徒さんたちも、少し緊張したと思いますが、みなさんよく頑張っていました。
すごく疲れた子もいると思います。それで大丈夫です。

ディスレクシアだと主に座学の「読字/書字」が過酷で疲れますが、
他の気質…たとえば注意散漫などが影響する成績不振と、
ディスレクシアの成績不振とは、対処が変わるはずだと助手は考えています。
特にADHDが影響して、目の前の自分のことに向き合えない場合、
勉強よりも手前で苦労する様子にみえます。
ここは福祉施設じゃなく、ディスレクシア専用の英語塾なので
場合によっては多少厳しいことも言います。

英語って、たぶんディスレクシアにとってかなり相性が悪い(?)ので、
相当結果に出にくいはず……。かなり根気も要ります。
そのくらい、ディスレクシアの生徒たちに過酷なことをやってもらう空間です。
てか紺のような大人当事者にも過酷ですので…!^p^
でも「結果の出せた頑張りだけを努力と言う」みたいな空気は作らないよう、
助手も常に意識して雰囲気を作りますので。

今後、冬季講習に来る生徒さんも、いつも通っているクラスの生徒さんも
引き続き、一緒に読み書きがんばりましょう〜。

~~
紺さん、難しい話を書いてくれて、ありがとうございます。
「向き合うこと」の大事さと難しさは、私にとってこの1年、大きなテーマでした。


新年は4日から冬期講習があります。皆様良いお年を!

2018年11月26日月曜日

181124 番外編:定型の高3にハリボーチャレンジ

フォニックスとハリボーチャレンジにしっかり取り組めば、センター試験の発音・アクセント問題に効果がある気がしたので、予備校で高3生を相手にハリボーチャレンジを試してみました。
全員が早慶以上の難関大志望、つまり単語を相当覚えているのですが、そんな彼ら彼女らからも驚きの声が続々と・・・



「フォニックスって知ってる?」
→「知っている」と明言した生徒はゼロ。
少し教えると、「直感的に知ってるかも、、?」と言う子がちらほら。
定型だと、自力でフォニックス的理解に至る生徒もいるようです。

「"ティー"はtという字の名前であって、読み方ではない。
英語の字には読み方があって、それを理解できれば自力で新出単語を読めるし、暗記の負担がだいぶ減るはず。
そもそもstepを「エスティーイーピー」と読まないのは不思議だと思わない?」
→「たしかに、中学の最初から『そこはわかるよね』という感じで進んでいった」と答える生徒も。
英語が相当得意な生徒でも、フォニックスを教わらないことによる戸惑いはあったようです。

「英語の字のひとつひとつを何と読むかを、直観的に見抜ける人が、人口の5%くらいいるらしい。
60%くらいの人は、一回指摘してもらえればありがたく感じ、
30%くらいの人はこの部分がなかなか理解出来ずに苦しむ[ディスレクシア]。
で、英語教師はたいてい、最初に言った5%の人たちがなっている。
この人たちは、そうでない人が世の中にいるとは想像もできない。
そこに日本の英語教育の問題のひとつがある」
と言うとみんな喜んでました(笑)
このあたりは、定型も非定型も変わりません。


ひととおりフォニックスを教えました。
定型の高3には、この表を15分くらいで全部説明できます。
みんな、センターの発音・アクセント問題で点数を上げたいので、ちゃんと声を出してついてきます。



体系的に英語のオト/文字対応を教わると、これまであいまいだった部分が、整理されるようです。
特に納得感が強かったのは、母音と、n/m/ng、無声音と有声音(s/z、t/d、p/b、c/g、f/vなど)、rとlの口の作り方、でした。

~~

続いて、ハリボーチャレンジを行ってもらいました。
ディスレクシアの生徒との共通点もありますが、違いもありました!
子音の後に母音をつけてしまうのは、ディスレクシアの有無に関係なく見られますが、
定型の高3だと、最初は字にものすごく引きずられるようです。

 rate→子母子母(字に引きずられる、または子音の後に母音をつけてしまう)
obtain→母子子母母子(二重母音で母音を2つおく)
injury→母子子母子子(y の字に引きずられて、最後を子音と思ってしまう)

並べても、一つひとつのハリボーがどのオトに対応しているか、すぐに言えない生徒もいました。
このように、音韻認識の不足は、定型にもみられます。

しかし、定型の特徴は、修正が速いことのようです・・・
定型の生徒は総じてオトの理解力、記憶力、応用力が高く、一度教えればすぐに自力で応用できます。
終了後、「明日の模試でアクセント問題は、頭の中でハリボーとポイフルを並べてやってみます」との感想も出ました。

ディスレクシアだと、オトの操作に関して、理解力(分析力)と記憶力が悪く、ひいては応用力が低いと改めて知りました。
この部分が障害されているのでしょう。

~~
その他、気付いたこと:

・発音記号を知っていると、音韻認識が育つようです。
ハリボーチャレンジについて、「これって、発音記号をグミでやってるってことですね」との指摘もありました。
近年の音声教材の普及により、発音記号は教えられなくなりつつありますが、音韻認識という点で、発音記号はかなり効果的なようです。

・音節の概念、拍の概念とも、最初こそ戸惑いがありましたが、すぐに理解してくれました。
音韻・音節・拍と、だんだん大きな単位にしていくとスムーズに理解できるのも、定型の特徴のようです。
ディスレクシアだと、拍・音節・音韻の順に得意です(ただし、拍の概念が欠落しているケースもあります)

・ハリボーを使う効果も実感しました。
食べ物が登場すると、生徒の目はそこに釘付けに(笑)。
真剣に集中し、最後は「きょう一番衝撃的だった並びをもう一度作り、それを自分のものにするという気持ちで食べよう」と言うと、喜んで並べて食べていました。

~~
私自身にとって衝撃的だったこと:

定型のほうがディスレクシアの生徒より、フォニックスやハリボーの感動が大きいというか、感動がすぐに来る点ですorz。
定型の高3からは「めっちゃ面白かった」「もやもやが晴れてすっきりした」という声が上がりました。
もじこ塾では、ハリボーチャレンジは非常に疲れるものですが、それとは対照的です。


~~
最後に・・・
この予備校に、かつて生徒として来ていたすばる君に、ハリボーチャレンジを試し、感想を書いてもらいました:

単語を文字でなくお菓子で覚えていくというのが難しかったです。やはり、単語を音の集まりとして認識しているのではなく字の集まりとして認識してきたところに私ができない根本的な理由があると思います。

さすが。この感想は実に味わい深いです。
単語を音の集まりではなく字の集まりとして認識している(「ホールワード」。単語全体をまるっと理解している)のは、日本人学習者であれば、ある程度はみんなそうだと思います。
ディスレクシア的に違うのは、文字をお菓子に置き換えたときに、音を紐付けるのが難しくなる点、そして「お菓子の一つひとつに音をあててごらん」と言ったときの混乱度の激しさではないかと感じました。
彼のように、数学が非常にできる、空間認知力が突出したディスレクシアの場合、音韻操作の困難が強く、また視覚情報でそれを補おうとする動機付けもより一層強くなるようです。

2018年11月18日日曜日

181116 新宿金曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。
今日は、中学3年生クラスの様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合い下さい!

授業内容:
1)筆記体
2)フォニックスビンゴ(テーマ:-ay / -oy / -y)
3)ハリボーチャレンジ
4)AGO
 QA100の質問に2文で答え、より多く答える事のできた人から少ない手札がもらえる
5)英文音読
 ①前の人が読んだ英文を次の人が和訳
 ②最後の1文をオチを踏まえて和訳
 ③この英文についての質問に答える
 ④1人1文音読
 ⑤速読み:第1パラグラフを30秒でどこまで読めるか
6)文法問題(テーマ:to 不定詞)
7)自由英作文(テーマ:行った事のある場所について教えて下さい。3文以上で)

授業風景:
ここ最近、中学生の授業のハイライトはハリボーチャレンジである事が多く、必然この日誌でのご報告もハリボーチャレンジが多くなっています。今回も例にもれず、ハリボーチャレンジの様子をご紹介できればと思います。
今回は2種類のグミを手元に置き、先生の指示に合わせて、自分でグミを操作しながら音も一緒に操作していきます。生徒さんたちは音を操作する事の難しさもさることながら、頭の中に音を留めておくことの大変さも感じている様に見えます。
~~
ハリボーチャレンジのあと、5)英文音読で寝落ちしそうな生徒が何人か。。やはり、これは相当疲れるようです。

forest






国語の授業報告:
今回は、読解問題の中でも定番の指示語の問題といつも通りの音読、最後に音読の中で出てきた漢字の書き取りをしました。音読(黙読も?)という行為はとてもモチベーションを必要とする様です。興味のない面白くない文章は読み間違うというよりも、読み間違えに気づきにくいです。どうやら、興味のある文章は読み上げて理解する過程で日本語として間違っている事に気づき、もう一度文章をよく見てみるという動作をしている様に見えます。そういう意味では読解問題の本文は、やはり読むモチベーションにかけてしまうのかもしれません。
~
入試問題のように興味が湧きにくい文章では、せめて「読んでくれてうれしい/えらい」という念を、教師が生徒に送ることが大事だと思います。
そうすると、苦しくてもだんだん読む姿勢が出来てくる、ように思います。

2018年11月16日金曜日

181106 りちょぱさん(ハリボーチャレンジの感想)

りちょぱさんに、ハリボーチャレンジを試してもらったところ、さすがな感想を寄せてくれました:

英単語にグミとポイフルで音をつけていく勉強をした。
単語の文字数よりも音の数を意識しなければならないので難しかった。

※そうなのです、オト(音韻)の数をしっかり数え上げるのが、ハリボーチャレンジの難しさ。

スペルがわかる単語はスペルを考えながら音をはめて行っていて感覚ではやっていないので、スペルがわからないものでやった方が効果があると思う。
耳から聞く大変さを実感して、普段私がいかに視覚で考えているのかがわかった。

arで一つの音なことや3つで一つの音という規則は覚えるのに時間がかかるが、音をつけていく作業の方が後々発音もわかり楽になると思う。
単語を見たまま覚え、発音がわからない私には音を一つずつ分解する練習になり、文字もないのでもじこでやった学習の中で今までで一番疲れた。

※英語には、日本語とは異なる英語のオトの最小単位(音韻)があります。日本語的にはarは1つのオトとは思えないかもしれませんが、英語的には1つのオト、しかも母音です。これらなど、いくつかの点は理詰めで理解する=分解して認識することで、その後スペルに格段に結びつけやすくなります。


ハリボーが子音、ポイフルが母音


途中でアルファベットを入れ替え読み方を変えていく練習では仕組みがわかってきたところだったので感覚ではなく理詰めでやっていくとある程度は正解するのだが頭の中でアルファベットの高速暗算をやっているみたいだと思った。 

※cat→mat→map→mad→dad→did→hid・・・と1音ずつ変えていくゲーム(近日中に詳しく書きます)。これもIDAに行くとあちこちで"大事"と言われています。


音節とグミの数のカウントを間違えてしまう癖があり、子音と母音で一つの音節になっていることがわかった。
理屈がわかるとできるのでとてつもなく疲れるが楽しかった。
早く感覚でできるようになりたい。
~
りちょぱさんは、ほとんどまったく英語をオトにできない状態、ほぼ純粋に英語の書き言葉を形としてだけ理解している状態で、英検2級に合格してから、もじこ塾の門を叩いた生徒です。こうした圧倒的な視覚優位の生徒にとって、ハリボーチャレンジはとても難しく、またとても心揺さぶられるようです。


2018年11月15日木曜日

181109 新宿金曜中3クラス


こんにちは、ピノコです。
今日は、中3クラスの様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合い下さい!

授業内容
1)筆記体
2)フォニックスビンゴ(テーマ:-ge / -ce)
3)ハリボーチャレンジ:アレンジバージョン
4)AGO
 QA100の質問に2文で答える。多く答えた人から少ない手札でAGOができる。
5)英文音読
 ①前の人が読んだ英文を次の人が和訳
 ②1人1文音読
 ③ノーミスチャレンジ
6)文法問題(テーマ:to 不定詞)
7)自由英作文(テーマ:誕生日に欲しいものはなんですか?3文以上で)



授業風景:
前回に引き続き、もじこ塾はハリボーチャレンジが熱いです。今回は、ハリボーチャレンジを大幅にアレンジしました。横一列に並んだ紙コップ1個に1音ずつあてていきます。3つの紙コップがあったとき、b-a-tと紙コップに音を対応させます。そして、bの紙コップをmに変えて、最後にマジックeを付けて・・・と指示が続き最終的な単語を当てるというものです。最初の1問は音だけでしたが、2問目以降はメモを取っても良いということで、生徒さんたちはずっとメモを取っていました。
このハリボーチャレンジは人類における文字の発明の偉大さを感じます。



ハリボーチャレンジは回を追うごとに進化を続けています。今回は紙コップで行いましたが、母音と子音は分けて示したほうがいいし、色があったほうがわかりやすい、といった発見がありました。
金曜の生徒さんたちはみな、今回のハリボーチャレンジを楽しんでくれましたが、全体を通してみると、音韻認識が明らかに弱い生徒に限って、これを拒絶したり「なんでこんなことをするのか、意味がわからない」と言ったりするのが面白いです。一方、「!!(目からうろこが落ちた!!)」という反応をする生徒もいます。


国語の授業内容:
今回は、読解問題と音読を行いました。読解問題は、短い文章を読んでもらって選択肢の根拠になる部分を探してもらう形です。本文中の情報と自分が文章を読んで感じたことの区別がつくようになると、もっと読解問題が解きやすくなると思います。でも、これが1番難しいですよね。
~
事実と意見の区別は大事ですね。読むときにも、書くときにも。

2018年11月5日月曜日

181102 新宿金曜中3クラス(ハリボーチャレンジその2)


こんにちは、ピノコです。
今日は、中3クラスの様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合いください!

授業内容:
1)筆記体
2)フォニックスビンゴ(テーマ:oa)
3)AGO
 QA100の質問に答え、多く答えた人から少ない手札でAGOができる
4)英文音読
 ①前の人が読んだ英文を次の人が和訳
 ②1人1文音読
 ③ノーミスチャレンジ
 ④ディクテーション(今日の英文から先生が読み上げた箇所を書き取れたら、和訳も書いてみる)
 ⑤ノーミスチャレンジ(2回目)
5)文法問題(テーマ:助動詞)
6)自由英作文(テーマ:1週間お休みがあったら、どこに行きますか?/3文以上で)






授業風景:
今回の英文音読では、以前読んだ英文を再度読んでみました。1度読んでいるということで、いつもの速読みではなくノーミスチャレンジ(1分30秒の間、間違えずに読む練習)を2回行いました。1回目は初めての課題に慣れない為か、1・2行読むのがやっとでしたが、2回目では時間制限(2回目は1分間)まで、1度も間違えずに完走する生徒さんが多かったのが印象的でした。



国語の授業報告:
今回は先週(英語がお休みだった週)に引き続き、都立高の文章を読みました。先週は読解問題を扱ったのですが、全文が読めずじまいでした。なので、今回は同じ課題文の音読だけしました。生徒さんは、読解問題にあまり慣れていない様子だったので、来週は短い文章での読解問題などにも挑戦したいと思っています。




ハリボーチャレンジの感想:
生徒さん達とのハリボーチャレンジは授業後の10分程度、1人ずつ残って貰って試していく事になりそうです。
※現在,ハリボーチャレンジの導入方法を模索中です。
中3と中2のクラス,各1名ずつ居残りで挑戦してもらいました。おそらく一番刺さるだろうと目論んだ生徒たちです。2人とも首をかしげながら,腑に落ちたような落ちないような感じで,帰っていきました。かわいらしい見かけですが,このアクティビティはかなり疲れます。

私事の報告になってしまいますが・・・今回も授業後、ハリボーチャレンジに挑戦させてもらいました!
音節の次のステップは、最初の音/最後の音を意識することに特化したもの。私個人の感想としては、最初と最後の音が分からないというわけではなかったと思います。今こうして冷静に考えながら日誌を書いていると、単語の途中にある音の方が難しい気がします。
まるっと1つの音で認識しているので最初と最後には意識が向きやすいですが、途中はフワっと聞いている気がします。
だから、単語の真ん中のあたりのスペルが入れ替わったりするのでしょうか?

前回の日誌で書いた内容と被ってしまいますが、今私が最も感じる困難は長文・単語どのレベルに対しても起こるリズムの違和感です。音楽的に言うと、拍は手拍子のように一定の時間ごとに打つもので『○○○○』という平坦なもの。拍子は拍に強弱がついたもので『●○○○』(強・弱・弱・弱)となるものを指すそうです。(私の記憶が少し曖昧で、もし間違っていたらすいません)もし、英語の音節が拍でアクセントが拍子という事であれば、同じ拍でも拍子が違えば違う音楽になる様に、英語も拍子が違えば認識できないのかもしれません。これも、単語の音を分けていない事に起因する問題なのでしょうか?今まで、知らなかった困難に直面中です。

~~
日本人の話す英語が通じないのは,発音の問題以上に,リズムがないからだと言われます。
リズムを体得することは,定型の人にとっては,通じる英語を話すために必要なのでしょう。
しかしピノコにとって,リズムを体得することは,読めるようになるためにどうしても必要なステップのようです。

生徒を分類すると,
1) リズム感がないため,読みにつまづく生徒
2) リズム感なく,ごり押しで読む生徒
(こういう生徒のほうが,フォニックス[音と文字の対応]はえてして良い。フォニックスでリズムのなさを補っている)
3)リズム感が(強く)あり,読み間違う生徒
(空耳アワーみたいな感じ。ふわっと聞くととても英語っぽいが,細部が間違っている)

音韻の次はリズムですか・・・考えてみます( ̄ー ̄)

2018年11月3日土曜日

181031 新宿水曜②クラス(ハリボーチャレンジその1)

こんにちは、ピノコです。
今日は、新宿の②クラスの様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、おつきあいください!

今日だけハロウィン仕様。
アメリカで頑張って買ってきました~
でも生徒は「間違った部屋に来てしまったのかと思った」と・・・



授業内容:
1)ハリボーチャレンジ(IDAで買ってきた教材を使って行います)
2)接頭辞・接尾辞ビンゴ(テーマ:re-)
3)AGO
 QA100の質問に2文で答え、多く答えることの出来た人から少ない手札を取る
4)英文音読
 ①前の人が読んだ英文を次の人が和訳
 ②1人1文音読
 ③ノーミスチャレンジ
 ④速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ
 ⑤この英文についての質問に答える
5)ディクテーション(今日の英文より)

授業風景(ハリボーチャレンジ):
今回の授業は、先生がIDAで買ってきた教材に挑戦してみました。食玩のような小さな実在物のフィギュアとカラフルな色のついた食べ物を使って、フォニックスの前段階を学習する教材だそうです。

この教材は、音を色のついた食べ物で表現します。
猫のフィギュアを先生が『cat』と発音してくれるので、たくさんの色のある食べ物(今回はいろんな色のあるハリボーで行いました。なので、ハリボーチャレンジです!)で表現します。
同じ音には同じ色のハリボーを使うので『cat』が(赤)(白)(緑)であれば、『bat』は(黄)(白)(緑)となります。
これが、基本動作で、音の仲間を探したり音を増やしたり、逆に減らしたりと音の操作を行います。
生徒さん達は難しいと感じる箇所は各々違っても、皆等しく(助手達含め)大変そうでした。中には、文字の方がまだマシと言う生徒さんも。ディスレクシア的には、鬼門教材でした。
ディスレクシアに「字がほしい。字のほうが楽」と言わせるなんて最高(笑)
そのくらい、ディスレクシア的には音韻(グミ)の操作は難しいのです。
そこを体感できるのがハリボーチャレンジ。
生徒さん達が帰った後、私と先生で同じ教材を使って単語を音節に区切り、グミを置いて行くという事をしてみました。これが、自分でもびっくりするぐらい全くできなかったのです。音韻に区切る事はなんとかできるのですが、音節になると概念としては分かっていても、1つの単語がどこで区切れるのかが皆目見当もつきません。なんなら「1単語1音でしょ?(真顔)」状態で、『elephant』はまるっと1つの音だと感じています。
~
「elephantが1つの音」だなんて、なんと赤裸々なディスレクシア感覚(゚∀゚)
しかし、多くの生徒が異口同音に同じことを言っています。
「(グミを置くのは)細かすぎていやだ」「これに何の意味があるのか分からない」
このクラスの生徒は、音韻認識に苦労はあるようですが、演算能力というか理詰めでグミを操作できているように見えました。
音韻(グミ)を置いてから、グミを文字に置き換えていくと、スペルが(ほぼ)書けます。
表音文字のなんたるかが立ち上がってくる瞬間

他にも、音節に分ける為に何度も同じ単語を繰り返して言っていると、抑揚というものを何故か強く意識します。
以前、不規則動詞の活用言う時に体を揺らして答える生徒さんのことを日誌に書いた事がありますが、私自身も同じで英語に限らず九九や名文の冒頭暗唱をする時なども拍子をとります。実際取らないまでも意識しないと次の言葉が出てきません。
もじこ塾でおなじみの速読みやノーミスチャレンジでも、拍子が上手く取れないと自分自身も気持ち悪く、かつ拍子が上手く取れなかった箇所から雪崩のように読めなくなってしまいます。
今までは、長文の中でのみ遭遇する困難だと思っていましたが、1単語レベルでも起こっている気がしてきました。

本当に私の個人的感想になってしまいますが、ハリボーチャレンジは自分が何に困難を覚えているかを発見、ないし再確認した気がします。
ある意味、ことの本質の一旦を垣間見ることができているかもしれない!と感じました。しかも、今まで音としてしか認識していなかったものが視覚的に見え、触れ、食べることができるのはなんだかとても楽しいです。

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ハリボーチャレンジは、音韻認識を教えるための教材です。
いやー、この破壊力はなかなかです!!もじこ塾の新たな柱に育つことでしょう。しばらく集中的に報告してまいります。