2019年1月7日月曜日

190105/06 冬期講習

冬期講習にお越し下さった方、ありがとうございました。
今回はフォニックスに加えて、ハリボーチャレンジ(音韻認識強化の練習)も行いました。
ピノコと紺さんに感想を書いてもらいました。

明けましておめでとうございます、ピノコです
今年もよろしくお願いします!
今回は冬期講習の様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合い下さい

◆1/4(1日目)
1, 10分間筆記体
2, フォニックス [ s 〜 x / long  a,e,i,o.u  ]
3, フォニックスビンゴ
4, AGO (※休憩を兼ねて)
5, フォニックス  「 magic e 」の説明。
6, フォニックスビンゴ
7, BBカードでかるた (※休憩を兼ねて)
8, BBカードで神経衰弱 (※休憩を兼ねて)
9, ハリボーチャレンジ

◆1/5(2日目)
1)筆記体
2)フォニックスの音の確認(1日目の復習)
3)フォニックスビンゴ(テーマ:Let's read by phonics)
4)AGO(※休憩を兼ねて)
 QA100(Are you ken?などのたくさんの質問文が書いてある本)の質問に答える。答えることのできた質問の多い人からAGO(英語版ウノ)の手札の枚数が選べる(※休憩を兼ねて)
5)音の確認・発音方法の確認(フォニックス表の最後2段)
6)フォニックスビンゴ(テーマ:me/ne)
7)英語で数を数えましょう!(7の倍数で手を叩く/70までカウントアップ)(※休憩を兼ねて)
8)ハリボーチャレンジ
 part1:1日目の復習も兼ねて、最後の音が同じフィギュアの音をハリボーで表現し、並べることができたら、音に対応したアルファベットを並べたハリボーの下に書き込む
 part2:先生が言った単語をハリボーで作る(フュギュアがないもの、Saturdayなど)

※上では太字がメインイベント、細字が休憩目的のアクティビティです

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もじこより:
上の講習のメインイベントは、以下の3段階からなります:

(1) フォニックス
(一つひとつの文字を何と読むか。英語の文字→音の回路を意識的に作る段階)、
(2) ハリボーチャレンジ
(英語の音韻を、可視化して理解する。ハリボーを使って音韻を表現する)
(3) 並べたハリボーの下に、字を書いてもらう
(これはIDAでは教わらなかった、もじこ塾オリジナルの段階。音→文字の回路を意識的に作る。表音文字のなんたるかが立ち表れる瞬間)

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紺さんより:
フォニックスの定着には個人差があります。
(当人のモチベーションが大きく影響する気もするけど…)…(1)

フォニックスの感覚は、ハリボーチャレンジにも使える感覚で、
ハリボーの一粒一粒に苦労する生徒さんは、フォニックスに苦労する層と重なって見えます。
知識としての子音と母音の区別が曖昧だと、グミを使い分ける意図に「??」となるし、
音としての区別が曖昧だと、音の分解があと一歩足りない様子になったりします。…(2)

フォニックスが定着してても、音を弁別できるかどうか、
聞き取った音を覚えていられるかなど、各々の苦労の一端が垣間見えます。…(2)

同じ音は色を揃えるので、音の様子が目でわかり
ハリボーの下にスペルしてみると、字と音は一致しないことも体感します。
( c/k のように音韻レベルでも同音異字が起きている事象も見える)…(3)

ハリボーに、さほど苦労しない生徒さんもいます。
当人の中では音韻苦労が少ないのかもしれません(スペルでは苦労しています)。


ピノコより:
今回のハリボーチャレンジで作った単語の中にはkingがありました。日本語ではこれを『キング』と発音しますし、実際綴りにもgが入っています。しかし、フォニックス的にはngで1音『ン』と発音するのでむしろ音的には日本語でキンと言った音の方が近いそうです。こういう単語は字にも音にも引っ張られるので一苦労です。…(1)(2)

ですが、フォニックスの練習時に使った下敷きとにらめっこしながら並べたハリボーの下にアルファベットを書き込み、すると不完全な場合もあるものの単語の骨格が出来上がる様は、腑に落ちる所も多かったのではないでしょうか?…(3)

最後になりますが、私は素人なので確かなことも偉そうなことも言えません。ですが、今回のフォニックスやハリボーチャレンジが皆さんのこれからも続くであろう英語の道を少しでも照らしてくれることを心から願っています。