2019年1月27日日曜日

190123 新宿水曜②クラス

こんにちは、ピノコです。
今回は②クラスの授業の様子をご紹介したいと思います。
しばしの間、お付き合い下さい!!

授業内容:
1)筆記体

筆記体は、指に書字筋をつけることで、
運筆をコントロールしやすくなる、
また、人によりますが、
筆記体で書くと単語のスペルが覚えやすくなる、
書けるようになると読めるようになる・・・
という効果があります。



2)自己紹介:5文
3)フォニックスビンゴ(テーマ:gh/ph)

フォニックスビンゴは、
文脈抜きで、純粋に文字列を音にする練習です。
ディスレクシアはこの訓練を、
長期的・徹底的・体系的に行うことが不可欠です。
文字をつなげて音にして単語にする(ブレンディング)の訓練を積むことで、
英文がだんだん読めるようになります。

4)AGO
 QA100の質問に2文で答える。より多くの質問に答えることのできた人から強い手札でAGOができる。
5)文法問題(テーマ:動名詞)

動名詞を使って英作文してもらいました。



6)英文音読
 ①前の人が読んだ英文を次の人が和訳
 ②最後の1文をオチ踏まえて和訳
 ③1人1文音読
 ④ノーミスチャレンジ
 ⑤速読み:30秒でどこまで読めるかチャレンジ

7)ハリボーチャレンジ
 part1 (6)の英文音読やフォニックスビンゴの単語をハリボーで表現
 part2 最初の単語から音を操作していき最後にできた単語を答える

ハリボーチャレンジは、ディスレクシア教育の本場であるアメリカでも、まだ数年の歴史しかありません。
単語に含まれるオト(音韻)をハリボーで表現し、そこに文字をあてていきます。
そもそもハリボーが並べられない場合、それは音韻認識が弱いと言えます。
あるいは、cheapの最初と最後をひっくり返す(peachになります)ができない場合、音韻の短期記憶や操作が困難と言えます。
これらは、"英語だけできない"タイプのディスレクシアの、中核的症状と言われています。

授業風景:
今回は見学の生徒さんがいらっしゃったので、久々に自己紹介をしました。自己紹介5文というとなかなか日本語でも最後の方は何を言おうかな?と悩む量ですが、今回の自己紹介ではかなりスラスラと自分のことを話している印象でした。
QA100などで3文や4文で答えているとこういった自己紹介の時にもスッと言葉が出てくるのかなと思いました。
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新しい生徒さんが入りました。もじこ塾の生徒のなかには、「賢いのに読めない」ではなく「ある種の賢さに伴い、文字のような二次元的なものの操作が困難」という境地なのかも…と感じさせる生徒がいますが、そんな生徒がまた一人増えました。これからハリボーチャレンジやフォニックスに大いに苦しんでもらい、脳に回路を作ってもらいます。
中学生クラスは少人数のため、1人新しい生徒が加わるだけで、クラス内の雰囲気ががらりと変わります。このクラスもこれから大いに変わる予感・・・