2018年8月12日日曜日

フォニックス講座の感想

先日のフォニックス講座に来られた大学生(ディスレクシア)の方に,感想を頂きました:


成田さん、助手の笠野さん、先日はお忙しい中、訪問させていただきありがとうございました。2年ほど前から、ブログを通して、もじこ塾に興味・関心を持っていたため、今回実際にお尋ねすることができ、とても嬉しかったです。

私が訪問した8月5日の日曜日には、フォニックス講座、大まかには筆記体練習から始まり、英語発音の基礎を学習していく内容となっていました。恥ずかしながら、私はイギリスの大学を卒業した身でありながら、筆記体を書くこと、読むことには、未だに苦手意識があり、今までずっと避けて通ってきました。また、中学時代には発音の規則をあまり理解しないまま、遠回りにもただひたすらネイティブの発音を見よう見まねて学習してきたので、成田さんが何度も丁寧に一人一人の生徒に教えていく授業のスタイルは、大変羨ましく(私も中学生のときにこのような塾に行きたかったなぁ。)と思いながら見学させていただきました。ゲームを使った学習方法や、休憩をこまめにとって集中力を維持するなど大変考えられた学習スタイルで面白かったです。私は、21歳という少々遅れた時期に自身をディスレクシアと認識したため、このように中学生の時から自分にあった勉強方法で学べることは大変素晴らしいことだと思います。

また、授業内容とは別に記憶に残っていることは、成田さんが生徒一人一人の個性、性格に合わせて授業をしたいと願われていることです。私もディスレクシアなので良く考えることなのですが、ディスレクシアの類の中にも、いろいろな個性を持った人々がたくさんいて、一つの授業の中でも多様なやり方を提案される姿は大変興味深く感じました。

ありがとうございました。

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この方,突破口を求めて大学はイギリスに進学し,そこで初めてディスレクシアだと指摘を受けたそうです。
「生徒のみなさんに一言ごあいさつを」との求めに対し
「自分の特性を早くから理解できているのは,とても恵まれていると思います」
と語りかけていたのが印象的でした。