2019年5月31日金曜日

190524/31 中1クラス(文法のパターンプラクティス)

今週は助手も生徒も,体調を崩している人が多くみられます。気候のせいか、疲れが出ているようです。みなさん,休めるときはしっかり休みましょう。

木・金と助手なしで授業を行いました。てんてこまいです。


教室では百合の花が咲き誇ってます!ありがとうございます
中1クラスは,もじこ塾では珍しく,女子比率の高いクラスです。
上の学年同様,筆記体,フォニックス,文法,音韻認識の練習の4本柱で授業を行っています。

1) 筆記体

純粋書字訓練
2) フォニックスビンゴ
今日のテーマは「さまざまなlong a」。
ai,ayを含む単語を読んでもらいました。
とても聡明な生徒たちですが,デコーディング※には全員が苦労しています。
(※単語を構成する文字を1つずつ音にし,すばやくつなげることで1つの単語を読むこと)

3) 質問特集
簡単な質問をたくさんしていき,1分間でいくつ答えられるかを競います。
条件反射的に「Yes, I do」「Yes, I am」が言えるようになると,書くためのハードルがだいぶ下がります。

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1)~3)について,紺さんより:
女の子の多い金曜中1クラス。
質問特集の全員のこなす数が多くてびっくりです。
中1でこんなに言えるとは。すごい!書くスピードも速い子は速いです。
書字苦労の指に力を感じないタイプは、ほぼ男子生徒というのが私のイメージですが
(塾の女子生徒で見たことがない気がするんですよね)
女子は髪の毛を結ったり、指を使う仕草が多く
指の筋肉もつきやすいのから?なんて妄想してしまいます。

フォニックスビンゴやハリボーカジノで、音韻認識を確認・訓練していますが
「 t / th 」、「 n  / m 」子音の聞き分けも難しいですよね。
子音は一瞬で、他の音に埋もれやすい?ためか、私も聞き取りに苦労します。
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4) AGO
フォニックスや英語の質問に答えながら,UNOをします。クラスの緊張をほぐす効果があります。

5) 文法

4月には複数形を学びました
文法では,教えるべき文法項目を短冊に書いています。
このほうが,どこを見るべきか,わかりやすいと考えてのことです。

きょうはdon'tとdoesn'tを教えました。
こうした小さな違いは,ディスレクシア的には苦労する分野です。

ピンクはdon't,白はdoesn'tを加えると,否定文になります
文法説明を行ったあとは,パターンプラクティス。
それも,ディスレクシア的には,まずは正しく言える・読めるのが大前提。正しく言えるものしか正しく書けません(それどころか、正しく言えても、スペルで本当に苦労します)。

ですので、正しく言うためのパターンプラクティスを行い、これができて初めて,鉛筆を持って書いてもらいます。

ディスレクシアの生徒は「言う・聞く→読む→書く」の順に能力が高いです。
パターンプラクティスもこの順番が原則です。
理想は,「1)考えずに言えるまで反復練習を繰り返す」→「2)言える(なんとなく読める)ようになってから書く」ことです。
いきなり「考えながらプリントの問題を解かせる(書かせる)」べきではありません。



書くのは,言えるようになってから
このあと,同じ内容を,プリントで取り組んでもらいました。

6) BBカードで神経衰弱
あてた人は,絵札を見て,This is ...またはHe/She has ...の文をつくる
文法が疲れるので、脳の違う部分を使い、クールダウンします。


7) ハリボーカジノ
本日登場した単語を,ハリボーで表現。
英語の音を正しく認識しているかどうかを確認します。最後の山場。

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いま,筆記体練習帳・もじこ塾バージョンの制作を進めています。
きょうは初めて,このクラスの生徒たちに取り組んでもらいました。乞ご期待!