フォニックス講座では、英語の44の音がどの文字に主に対応するかを学びます。
この「文字と音の対応」のことをフォニックスと呼びます。
2日間で、上の表のsからthまで進みます。
フォニックス講座では、この表が全部終わらないうちから、フォニックスを使って単語を読む練習をします。
これこそが、講座のメインイベントです。
シンセティック・フォニックスの利点に、3つほどの文字を学んだら、すぐにブレンディングの練習に進められるという点があります。
フォニックス講座では、1列目が終わったところで「フォニックスの使い方」としてブレンディングの例を示します(「n-e-tをつなげて読むとnetになるよ」)。
2列目が終わったところでフォニックスビンゴをして、25個の単語を読んでもらいます。
ほとんどの生徒は、フォニックス表を覚えることにはそれほど苦労しませんが、フォニックスを使って単語を読むことには、程度の差はあれ苦労します。ブレンディング(n、e、s、tの4つの文字をつなげて読むこと)やデコーディング(dropという単語を「ドロップ」と読み上げること)に苦労しています。
授業内容
1. ブロック体(Let's Practice Handwriting)
2. s~lまで教える
3. フォニックスビンゴ(s~lからなる単語のみ構成
4. AGO phonics(フォニックスをからめたUNO)
5. Long a~uまで教える
6. magic eを教える
7. フォニックスビンゴ(magic e)
8. ハリボーを使い、フォニックスビンゴに登場した単語をハリボーで表現してもらう
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今回、新たにコタくんが助手デビューしました。
ごあいさつがてら、日誌に初登場です!
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助手見習いとして二日間参加させていただきました。コタです!
軽く自分について説明すると、4月からもじこ塾に通い始め、AO で大学を決めたという感じです!
小学校教員を目指しているのでもじこ塾の助手をさせてもらうことになっています!
よろしくお願いします。
初めて助手として、また初めて中学生のクラスを見たのでとても色々な発見があり勉強になりました。
その中でも一番強く感じたことは、同じディスレクシアを持っていても色々なタイプがいるなと改めて感じました。
自分と初対面なのにすぐに打ち解けてくれる子、逆になかなか殻が硬いタイプの子、英語が嫌いな子や好きな子、様々なタイプの子がいて一人一人違うということを強く感じました。
もうひとつ、不思議だなと思ったのは、授業前の遊びで神経衰弱をしたのですが、3人で行って取れたのが2ペアだけだったことにとても驚きました。
もじこ先生に聞くと、ワーキングメモリーが小さいことが原因なのではないかと言っていたので、自分とは違うタイプでとても興味深いなと思いました。
以前自分が読んだ本の中に、ワーキングメモリーを鍛える様な「コグトレ」と呼ばれるものがあったことを思い出したのでそれについても少し調べてみようかなと思いました!
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多動の子、こだわりが強そうな子、多動もこだわりもなさそうな子。神経衰弱ひとつとっても、すごくできる子ととても苦手な子がいますし、いざ読んでもらうと意外と読める子、とても苦労する子がいます。コタくんの言う通り、一口に「英語が読めない」と言っても本当にさまざまです。
きっと同じ感想を、生徒のみなさんも持ったのではないかと思います。
さまざまな特性持ちに接することを通じて、自己理解を深めてほしいと願っています。