こんにちは伏見です。
水曜中2クラスの担当をしています。
本日は生徒さんの人数が少なめで、また皆お疲れのようでした。それでも一生懸命通ってくるのだから偉いですね。
人数が少なかった事に伴い、今回は私もQA100やビンゴ、ウノ、音読、スピードなどに参加させていただきました。
私はいつも通りQA100をやっても生徒さんの半分以下しか出来ませんでした。皆個人差はありますが、生徒さん達を見ていると才能と努力の賜物なんだろうな、と思います。
今回のビンゴは「a」に関する単語を使って行いました。「a」はアルファベットの筆頭のようで一見簡単に見えますが、私は非常に難しい存在だと思っています。同じ「a」であっても、ロングのaとただのaとarでは発音が違います。私も生徒さんも一定の頻度で間違えました。
「a」についてもっと細かく言及すれば、発音も「あ」ではなく、「え」「あ」の間で口角を上げたような音です。基本日常ではあまり使わない口の動きであるため聞き慣れず、他の「あ」の音と判別する事も発音する事も難しいです。皆まだ発音に関しては精度は低いです。根気のいる作業ですし、そこまで極めるかは個人の自由ですが、まだまだ練習しなければいけない事は確かでしょう。
疲れると思いますがめげずに頑張ってほしいです。
1) 筆記体
2) フォニックスビンゴ(arとa(long, short))
この生徒は最近,筆で英語を書くことにはまっています |
arとlong a,short aの区別は,伏見さんの言う通り,かなり難しいようです。
ディスレクシア的には,口をきちんと作り分けることができると,聞き分けることができ,そうすると書き分けることができる・・・はずです。
3) 質問特集
4) AGO
~休憩~
5) 文法 (be going toとwill)
以前の内容ですが・・・文法は例文をカードに書き, サイコロを振って人称を決める,バターンプラクティスにすることが最近は多いです。 |
6) Let's Read
・1文ずつ順に読む
・30秒チャレンジ(30秒でどれだけ読めるか)
7) BBカードで神経衰弱(5分)
8) Let's Readの続き
・ノーミスチャレンジ(間違えずにどこまで読めるか)
9) ハリボーカジノ
Let's Readとビンゴで登場した単語に含まれる音を,ハリボーを使って確認
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ビンゴやLet's Readに今なお苦労していますが,フォニックスに忠実に読むことで,少しずつですが着実に読めるようになっており,大学の授業はなんとかクリアできるほどになったそうです。
「こつこつ続けると,その人なりのペースで読めるようになる」を,彼女もまた体現しています。
もじこ塾では,生徒の人数が少ない時には,助手に生徒になってもらいます。
でないと,順番が回ってきすぎて,生徒がへとへとに疲れてしまいます。
年下の生徒の前で,年齢相応に読めないことをさらけ出すのは,キツイことだと思います。
でも伏見さんは果敢にそれをやってくれます。
その様子はほんとに偉いというか,尊いです(T T)。
生徒にとっては,
「しかるべき方法で地道に続ければ,少しずつ読めるようになる」
「専門分野にとても詳しくても,英語で苦労することがある」
「英語に苦労しても,立派に大学生をやっていける」
・・・といったメッセージになっていることでしょう。
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このクラスは自閉的性質の強い生徒が多く,伏見さんの特性と共鳴する部分が多いようです。
考古学や歴史に関する会話で盛り上がってます(@@)。
そういった会話のあとは,生徒もちょっと心の鎧が外れるというか,読むことの苦労に向き合いやすくなるようです。