2019年11月3日日曜日

191008-22 高1クラス/すばる君

高1(水)クラスの助手をしながら,TOEFLリスニングの短期集中対策を行っている,すばる君より:

10/8
TOEFL対策の授業ではリスニングをして、聞こえなかった単語を探して、聞き直すことをしています。そして聞き取れなかった単語は発音練習をしています。もじこ先生の考えでは発音できれば聞き取れるそうなのでアプリで発音を確かめています。しかし、聞き取れないものを発音するのは難しくて、自分で少しずつ発音の仕方を変えながらうまくいった時と失敗したときを比較するようにしています。この練習はリスニングができるようになって、スピーキングの発音も改善するので一石二鳥です。
※たしかに・・・単語を正しく発音できる(つまり会話の場で想定通りの反応が返ってくる)と,だんだん聞き取れるようになると,私は信じているのですが,「聞き取れないものを発音するのは難しい」というすばる君の指摘も一理あります。

すばる君にしても他の生徒にしても,基本的に難しいのは母音です。(beganとbegun,walkとwoke,alongとaloneの違いは,母音の違いしかありません。)
口の形を見てもらい,真似してもらってダメ出しをしたり,スマホの音声認識機能を使ったりして,発音練習をしています。
「一石二鳥」と言ってもらえると,ほっとします。「急がば回れ」でもありますね。

10/15
水曜日への授業に助手として入りはじめて4回目にしてようやくアクセントの位置や発音の違いがわかってきた気がします。ただ時々、全く違いがわからない単語が出てくるのも不思議です。これらの聞き取れない一部の単語がわからなくてリスニングの問題が解けなくなっていたのかもしれません。
※このときは,「trouble」の母音が何か,わからないようでした。



高1クラスでは読み物の「ノーミスチャレンジ」(ミスなく読むことを競う)をしています。
最初の頃,すばる君は数行でつまづいていました。話の意味は黙読でわかるし完璧に訳せるのですが,正しく音読するのは難しいようでした。
しかし,数回でめきめきと力をつけ,この週ついにノーミス完走に成功。
単語とその意味を知っている状態だと,ノーミスチャレンジの成長が速いように感じます。
(ここから,ノーミスチャレンジは易しめの課題を使うのが[使うのも]効果的とわかりました。)

10/22
今回はTOEFL対策の授業についてです。TOEFLのリスニングテストは場面がだいたい決まっていて、授業を受けたりチューターに相談しに行ったり図書館で友達と会話するなどの大学での一場面だけが登場します。前回は保健室に具合の悪い学生が行く場面だったのですが、これは聞きとりやすかったです。一方で授業は内容が複雑で難しい傾向にあります。フォニックスで単語の聞き間違いや聞き逃しを減らしていきたいと思っています。

もじこも噂に聞くTOEFLを受けてきました(ちょうど100点でした)。
ディスレクシア的には,スピーキングにこそ伸びしろがあると感じました。
スピーキング(やライティングでは)俯瞰思考を生かして骨組みをがんばって表現することで,点数が残るかもしれません。

一方で,TOEFLはリスニングの比重がとても高い試験であることも知りました。
リスニングだけでなく,スピーキングにもライティングにも,リスニングの要素が含まれている試験です。
となると,すばる君の言う通り,フォニックスで地道に正しい音を体得することは,全般的な点数アップに役立つはずです。