2年間続いたこのクラス。本日でいったん卒業となりました。
紺さんより:
金曜中3クラスは、今回で終了。
みんな一貫校で高校受験もなく、大きな区切りの時期という印象なのかな?
もじこ先生から
・クラスのみんなに一言
・高校生活を迎えるにあたっての抱負
とお題を出され、助手も含め、ひとりずつコメントしましたね。
みんなそれぞれの言葉が、それぞれの口から出ていることが、頼もしかったです。
目標や自分の納得感が大事ですよ。
漠然と座学を頑張ることは、とても難しいですからね。
(非ディスレクシアはそれができる)
私からは
「(普通の勉強にも脳を酷使する)ディスレクシアは学生のころから燃え尽き症候群と隣り合わせ。
私(紺)は高校生活の勉強に必死でしがみついて結果、心身壊して高校中退しているので…。
だから本当、健康には気をつけてね。」
と伝えました。
みんなとは、世代のだいぶ違う頃の、いち当事者の話ですけども。
二次障害は何としても回避してほしいです。
遊びではしっかり遊んで発散して、栄養も睡眠もしっかりとるんだよ〜。
生徒さんたちが、みんなでまとまって教室を出て帰っていく姿を見送りながら
胸がいっぱいになりました。
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ピノコより:
最後の授業では、生徒さんたちが一人一人これからのことと他のクラスメイトに対して一言ずつスピーチをしました。
生徒さん達の将来への想いを聞いていると、過去を懐かしむことはできても、もう戻ることはできないのだなと感じました。
ですが、それは戻れないことを惜しむ気持ちではなく、これから発展していくことへの期待からの感想です。
上から目線な言い方になってしまいますが、生徒さん達のこれからの成長を本当に楽しみにしています。
そして、クラス自体は無くなってしまいますが、向いてる方向が違っても自分と同じ様に頑張ってる人がいることを知っていることは、きっとこれから生徒さん達の財産になるのではないかと思います。
…というようなことを私のスピーチの時に言えればよかった訳ですが、なにぶん極度の恥ずかしがり屋でスピーチとなると途端に元気をなくして、もにょってしまうのでこの場合をお借りして挨拶とさせて下さい。
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厳戒態勢のなか、持ち寄りパーティーを開いて、最終回となりました。
この続きは、今の時点では、
もじこ塾が「純粋ディスレクシア」と定義する人達のうち、一般受験を希望する人が一定数以上集まれば、大学受験を見据えた集団指導講座を開設し、
推薦入試を目指すのであれば、小論文(日本語)を勉強すべきで、
推薦入試の小論文を希望する人も、似た志向やレベルの人が一定数に達したら、集団講座を開設することも考える・・・という方針になりつつあります。
高校入学を目前に控えた生徒に「高校卒業後の進路を決めなさい、今すぐが望ましいけど、無理なら高1の冬くらいまでには」と言うのはなかなか酷なことですが、紙の上での戦いが圧倒的に不利なディスレクシアにとっては、そのくらい早く進路を決めるのは大切です。
引き続きもじこ塾に来る生徒は、一緒に頑張りましょう。
いったん離れる生徒さんのことも、高校卒業後の次のステップまでは、ずっと気にかけてまいります。