今回は暗記と計算ミスの減らし方と言うテーマをいただいたのでそれについて書きたいと思います。
暗記:単純な暗記は基本的に苦手なので使ってるうちに覚えるよう思い出すまでの誘導ともいえる過程をストーリーとして覚えるようにしていました。
ただしこれができないもの(例えば古典の暗唱など)はICレコーダーのシャドーイング機能をつかって覚えていました。
計算ミス:数学をやっていれば必ずあるのが計算ミスですが自分の場合は計算の工夫でなるべく楽にすることはもちろん検算を常にし続け数字を書くたびに確認しているので印象に残っているのが、相当汚く書いても数字の読み間違いをしていない要因の一つかもしれません。
彼が私に直接話した内容は、もっと超絶でした。再現できないのが残念です:
・すべての定理を覚えることはできないので、一番基本的なものだけしっかり覚えて、あとはその場で導出する
・書くと間違う可能性があるので、計算は頭のなかで簡略化してから、答案に書く
(もっと具体的に話してくれましたが、ついていけず)
英単語を覚えることにも、相当苦労しています。
be likely to~(~の可能性が高い)、improve(改善する)あたりがなかなか定着しません。
こちらからは例文を示したり、語源の話をしたり、エピソード記憶に働きかけようと思っているのですが……この手の丸暗記に特効薬はない気がします。
反面、和文英訳では、日本語を徹底的にシンプルに言い換えてから訳すというプロセスを身につけつつあります(「精一杯りっぱに振る舞おうとする」をtry to do our bestとか)。
実務翻訳者から見ると、こういうシンプルでストレートな表現は、エンジニアの英語ですね。
時雨くんは、構文の概念がしっかりしているので、模試の和訳や英訳では比較的点が取れます。
ディスレクシア的には、長文問題とは全部読む(読める)ものではなく、下線部とその前の文くらいしか読めません。だからこそ、読む部分はしっかり構文をとって、内容の推測はせず、緻密に正確に文を解釈することが不可欠です。
模試が近いので久しぶりにセンター試験の形式の問題を読んでみたところ、ちょっとずつですが、持続時間・デコーディング力・スピードとも、前より確実に向上しています。
毎回、地道に音読訓練を続けたかいあってです。
調子がいいときも悪いときも、淡々と訓練を続ける・・・ディスレクシアが読めるようになる秘訣とは、それに尽きるようです。